2023/03/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
 とある娼館。男が来ていた、客としてではない。

「ん、いつも悪いな……てか、別に姉さんなら金なんて良いんだぞ?」

 と言いながらも出された金は懐にしまった。
 ここは知り合いの娼館。小さい時に世話になっていた場所。よく飯などを食べさせてもらっていた。
 今は時々自分が見回りして警備をしているし、一応魔道具で直通の連絡手段を渡してある数少ない店。
 その代わりこうして月に少ないながらも報酬を受け取っているというわけだ。
 さて、お金を要らないのにといえば、じゃあ1晩位遊んでいけと言われて。

「あー、そう来るか……まぁ良いけど。今いる子どんな子よ」

 仕事でお金をもらいに来た状態から客にクラスチェンジ。
 ちょっと待ってななんて言われて待合室で待つ。リストを持ってくるのか女の子を連れてくるのか。

クレイ >  
 しばらくして姉さんと呼ばれていた人が帰ってくる。女の子を連れてきた、だが。

「いやいやいやいや! それは無理だろ」

 と笑いだす。小さい時に世話になった人が数人ゾロゾロと。
 そう言う相手は無理だろうと、小さい時のイメージが強すぎた。ただ飯奢られに来たといえば。

「わっかりやすいなぁ。了解、じゃあ出前取ってやるから好きなだけ食え」

 と、店に持ってきてもらうように注文かけて、自分は宿へと帰って行った。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイさんが去りました。