2023/03/06 のログ
ご案内:「冒険者ギルド 午後の訓練場」にティカさんが現れました。
ティカ > 「(くっそ……なんだよこれ。どーしちまったってんだ、あたしは……っ)」

ぶんぶんと頭を振って、湧き上がる雑念を珠汗と共に周囲に散らす。
改めて練習用の木剣を振り始めた少女戦士の剣先が、緩く吹いた風に乗り漂ってくる汗臭い体臭にぶれた。

視界の端に映り込む休憩中の雑談に興じる一団は、男冒険者ならではのデリカシーの無さで上衣を脱ぎ捨て半裸を晒していた。
中には下着姿で井戸水を被っている奴までいる。
古傷の刻まれた筋骨の膨らみは否応もなくオスを意識させ、それが多量の汗でぬめ光る様子は酷くティカの意識を引いた。

振るい続ける木剣は程なく、気の入っていない惰性の剣筋を描き始める。
猫を思わせるティカの紅眼は、あろうことか濡れた下着が浮き上がらせる太蛇のシルエットにまで盗み見の横目を向ける有様。

「ッ、~~~~~くあぁぁあぁああ、畜生っ! クソッ! クソッ! クッソぉお!!」

そんな自分にハッと気付いて、天に轟く罵声と共に苛立ちを隠しもしない力任せで乱雑に木剣を振り回す。

ご案内:「冒険者ギルド 午後の訓練場」にクライシュさんが現れました。
クライシュ > たまに派遣を振って感覚を確かめておくかと思い、
クライシュは冒険者ギルドの訓練場へとやってきた。

どうせ誰もいないだろうと思い、
軽く素振りや打ち込みをできればいいか程度にしか考えていなかったが、
どうやらそこには先客がいたようだ。
響き渡る怒声と、打ち込んでいる音を聞き、軽く笑みを浮かべる。

だがその打ち込みの音、どうにも力が入っていない気がする。
確かに音は派手だし、勢いはあるが、腰が入っていない。
件事態に力が入り切っていないようなそれに、見えないところで苦笑した。

「おいおい、荒れてんなあ…。
どうしたぃ、お嬢ちゃん。そんなに怒鳴っても剣は強くならねえぞ?」

などと、半ば茶化したかのような声をかけてみようか。

ティカ > 思春期フェロモンの甘く香る珠汗を、小躯に見合わぬ豊乳の谷間に伝い落し、細腕でぐいっと額を拭う仕草には半袖から無毛の腋の柔肉が拉げる様を見せつける。
通気と動きやすさを優先させたショートパンツは、むちっと肉付いた太腿の健康美のみならず、双臀の丸みに下着のラインまで薄っすらと浮き上がらせて周囲の男達の欲情を煽っていた。
にもかかわらず、遠間から視線を向けるばかりで誰一人として声を掛けなかったのは

「――――あ"ァ!?」

若干のからかいの色こそ覗くものの敵対の意思も無い声掛けに返すこの対応が原因だった。
凹みだらけの鎧人形を力任せにぶっ叩いていた少女戦士は勢いよく振り返り、低位置からぎろりと睨み上げるかの紅眼を巨躯に向けた。
殺気すら滲むその視線は、下手に手を出せば食い千切られかねぬ危険性を感じさせる物。
とはいえ、その実力は見目相応の駆け出しレベル。
膂力においても街娘にさえ負けそうな小躯となれば、迫力不足は否めまい。

クライシュ > 「ひょえぇ、怖い怖い…。」

その気迫に驚くようなそぶりをしつつ、
その実はそこまで怯えている様子は一切なかった。
そればかりか、掌を上にあげ、おどけたような表情でかわす始末。
彰隆に小ばかにしているような態度が、手に取るようにわかるだろう。

その巨体に背負っているバスタードソードを預かってもらい、
貸し出されている木刀の中でも、かなりのナガモノを一本受け取る。
ゆっくりと、その殺気がむき出しになっている、汗まみれの”少女”の前に立って見せた。

「何をそんなに気が立ってんのかは知らねえけどよ。
そんな色気むんむんさしてちゃ、迫力もなんもねえな。
おらっ、かかってこいよ。喧嘩でも夜でも、ちと相手してやんぜ?」」

そういって、男は木刀を構えた。
構えた、と言っても力がまるで入っていない。
切っ先をティカに向け、片手は腰に手を当てているだけ。
明らかに手を抜いているような構えで、彼女を見据えていた。

「それとも…、打ち負かされてから”相手”されてえか?」

ティカ > 「(くそぉ……男ってのはどいつもこいつも、なんでこんなにデカくて分厚い身体してんだよ……)」

普段は理不尽な妬心ばかりが滲むその視線も、今はそれ以外の色が滲んでいた。
すなわち、己を組み伏せ、生臭くてぬるぬるの白濁を否応もなく浴びせかけ、注ぎ込む事の叶う肉体の逞しさを眼前にした雌の色彩。
思わずきゅんっと疼いた子宮が、汗濡れて張り付くショートパンツの股座に薄く刻まれた縦すじを収縮させた。
汗のせいではっきりとは分からないけれど、多分既に濡れている。
着替えの際にはどうしようもなく自己嫌悪を誘う発情の蜜臭を嗅ぐ事になるだろう。
そんな思考の最中に向けられる軽口。

「―――んっ、ンなもんむんむんさせてねぇッ! ふざけたやがって、後悔させてやる!!」

紅潮していた頬がぼっとその炎熱を広げたのは、からかいに対する怒りなのか、はたまた『色気』『夜』といった言葉への羞恥からか。
どちらにせよ一瞬で激した少女は弾かれた様に訓練場の地面を蹴って間合いを詰めると、何の工夫も無い力任せの袈裟懸けを巨躯の肩口に叩き込む。
力み過ぎの身体は斬撃から速度を奪い、力の伝達があちこちで途切れた動きはただでさえ脆弱な少女の攻撃力を更にしょぼくれた物にする。
完全な素人やゴブリンといった雑魚であればいざ知らず、多少なり心得があれば昨日今日冒険者になったばかりのルーキーですらあっさりといなす事の適うだろう問題だらけの攻撃だった。

クライシュ > やはりというべきか、勢いはある。
踏み込みの速度はそれなりに早いし、鍛え上げれば女性剣士の中でも
まあまあの実力になれるのではないだろうか。

そうはいっても、今はまだ駆け出しの冒険者。
これでも、クライシュは傭兵としてのキャリアも、冒険者としてのキャリアも
さすがにルーキーに比べればかなりのものだという自負がある。

すなわち、その程度の踏み込みなら―――。

「――――――そいよっ。」

軽く横にステップを踏んで、足を引っかけるだけでいい。
剣も、凝った体術も、ましてや流派を感じさせるような、達人のそれもない。
ただただ、横に避けて足を引っかけるように突き出すだけである。

「…ははっ、すげぇ汗の匂いだぜ、お嬢ちゃん。
ベッドに行く前に、先に水浴びで匂いでも落とすか?ん?
ま、オレは別にそのままでもいいんだけどよ?
汗にまみれながら獣みたいにヤんのも、なかなかいいもんだしなぁ?」

明らかに夜を連想させるような言葉が並ぶ。
しかし、それは決して”メス”を呼び起こす意味はなく、
単純に、からかっているだけなのではあるが。

ティカ > 「―――ぬぁあッ!?」

受け身らしい受け身も取れず、少女は無様にすっ転ぶ。
流石に顔から地面に突っ込む程ではないにせよ、振るった剣に身体を流された結果の横臥では転倒の勢いを活かして起き上がるなんて芸当は行えない。
そんな小躯に変わらぬ高みから浴びせられる揶揄いは、ティカを抱く事が決まり切っているかのセリフを紡ぐ。
『汗にまみれながら獣みたいにヤる』
その言葉が脳の隙間に浮かばせたのは、汗だくで巨躯に組み敷かれ、滅茶苦茶に犯され喘ぎ鳴く己の姿。

「い、いつまでもふざけた事言ってンじゃねぇッ!!」

そんなあさましい反応を誤魔化すかの様に身を起こし、いい気になって油断しているように見える大男の脛に痛烈な一撃を加えようと木剣を薙ぐ。
汗濡れた布地を土埃で汚すシャツが、高所から見下ろす男の視線にオーバルネックの切れ込みが覗かせる豊乳の丸みと、横薙ぎの動きに合わせて蠱惑的に揺れ弾む弾力を見せつける。
実力差も明らかな男に少女の一撃が当たるとすれば、そんな双乳の挙動に思わず視線を奪われた結果くらいの物だろう。

クライシュ > やはり、思い切り転んでしまうだろう。
砂埃を巻き上げながら転がっていく小柄な肉体を眺めながら、
御いとこは軽くステップを踏んでみせる。
ボクシングのフットワークを思い浮かべるそれは、巨体でありながらも
身軽さを感じさせるには十分だろう。

「―――――ひゅうっ♪」

だが、小柄であってもその体の、たわわに実っている双丘は見事なものだ。
トランジスタグラマ、と言うやつなのだろう。
怒りに任せ、横なぎにされるその木刀を、今回は初めて自身の木刀で受け止める。

カァンッ!という木材特有の甲高い音が響き、
拮抗する程度に力を込める。

その間に―――ぱんっと、横に振るわれた平手打ちが、少女の胸に――。
軽いセクハラ程度で、さして痛みはないだろうが、さて。

ティカ > 「ッぐ! く、ぬ、ぬぬぬぬぬぬぬぅぅう……ッ!」

軽薄な口笛と共に下ろされた木剣が、ティカの横薙ぎを受け止めた。
そのまま手首の力だけでぎりぎりと押し返してくる剣圧に、屈してなるものかとばかりこちらも全身で対抗する。
括れた腰を大いに捩じり、膝立ちの小躯を傾け、開いた身体は、悪戯をもくろむ大男からすればおあつらえ向きと言えるだろう。

「――――ひぁんっ!?♥」

下肢の汚れを払うかの様な所作で振るわれた平手に見事柔肉を叩かれて、少女戦士の唇から先ほどまでの悪態とはまるで異なる可愛らしい悲鳴が漏れる。
本来ならば軽い痛みと羞恥たっぷりの屈辱を味わう程度で済んだだろう衝撃は、ぐつぐつと煮え立つ性欲を下腹に抱えた今のティカにはたっぷりの甘悦を溜め込んだスポンジをぐじゅりと握り潰されたかの快感として感じられた。
思わずびくんっと跳ねた小躯は、ぎりぎりの所で保たれていた力の拮抗をあっけなく手放ししまう。
ティカは再び訓練場の土を舐め、その手からは木剣が跳ね飛ばされた。

クライシュ > 「………あん?」

クライシュにしてみれば、それはただ単なるいたずら程度のものだった。
痛みもないだろうし、ちょっと恥ずかしがらせてやろうというような、その程度のもの。

だが、その予想に反して小娘の反応は、明らかに色気を帯びていた。
叩いた柔らかい胸肉は太分をはずんだ、まではよかったが、
その体から一気に力抜け、そのまま崩れ落ちてしまう。
軽くバックステップを踏み、距離を離すと、男は親指をぺろりと舐め、
少し厭らしい笑みを浮かべていた。

「おいおい、何だよ今の反応。
もしかして…感じたとか言わねえだろうな?」

崩れ落ちた体を起こすことはしない。
しかし、もし次にかかってきたときには……。

「そのデカチチ、触られたときにどんな反応すんのかねぇ…?
ほら、かかってこいよお嬢ちゃん。…ちったぁ楽しませろや?」

胸が好みな男にとって、その反応は致命的だっただろう。
元々性欲の強いこともあり、少女の反応は男の性欲書き立てるには、十分すぎるものだった。