2023/02/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「ふむ…まぁ、運が悪かった、と思えば良い。
いやはや、偶然と言うのは、怖いものじゃのぅ」
王都マグメール、貧民地区。
大通りから、少し外れた路地の中、佇む少女は言葉を紡ぐ。
やれやれ、と呆れているのか、困っているのか、肩を竦めながら、その視線を路地の先へと向けていた。
薄暗い路地の奥、目を凝らそうと、もう見えないのだが。
今ちょうど、かなり先にあった曲がり角へと、誰かが去って行ったのが見えている。
それは、ここで何かしら争いを起こそうとしていた、何者か。
はっきりとしないのは、正直、相手に興味が無いだけだ。
散歩中、着地した路地で起こっていた、小競り合い…なのか、絡まれていたのか、細かくは知らない。
関わるのも面倒なので、さっさと去ろうとしたら、いきなり現れた己に矛先が向いた、と言った感じで。
仕方無いので相手をして、代わりに、相手に立ち去って貰った訳だ。
さて、最初に絡まれていた誰かは、まだ居るのだろうか?
今回は、己のうっかりミスでもあった為か、元々誰が居たのか分かっていない。
怖がって逃げてしまったか、何らかあって動けずに留まっているのか。
どちらにしても、参った参った、なんて感じに溜息を一つと、ぐーっと伸びをしてみせた。