2023/01/29 のログ
■クレイ >
他に休めそうな場所があるだろうか。娼館? ……いや、無理だ。金がかかりすぎる。1日泊まるとか尋常じゃない金がかかる。
となると誰か個人の家に転がり込む。しかも知り合いじゃないの人の……この地区でそれを許してくれる人などいるわけがない。
「あれ、詰んでねこれ」
考えれば考えるほど泊まれる場所が無い。
もう神とか無視して教会にでも行くべきだろうかと思ったが……この地区にある教会とか嫌な予感しかしない。下手に権力がある分貴族より怖い連中が多いイメージだ。
うーむと考えて。
「まぁなるようになるか」
なんとかなるだろと歩いている。
最悪集会現場に乗り込んで朝まで飲んでいれば良い。簡単だ。
■クレイ > 「……おお?」
宿を見つける。今までつかった事のないような宿だ。
店の中を見る。別に変な事はなさそうだ。ボッタクリなどではない。
ではなぜ見落としてたか、新しい宿らしい。
「いいじゃん」
これはこれでありだと。
この近辺の宿は大体覚えてしまったが故、こうした経験は少し新鮮だ
扉を開く。
「宿、まだ空いてるかい?」
そうして彼の泊まる場所が一つ増えるのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイさんが去りました。