2022/12/17 のログ
ご案内:「貧民地区の薬屋」にタレイアさんが現れました。
タレイア > 貧民窟の、好んで店を構える者も多い、人の流入激しい場所。

そこに位置する薬屋兼雑貨屋、めいた風貌の二階建て。
向けて吹き込むのは、緩やかな風の流れ、止まることなく。
普段ならば出ようはずもない霧がその日は濃く立ち込めており、
魔力に聡い者であれば自然のモノでないとも気づいただろうか。

どうあれ、誘われるものは自然と、其の店の扉をくぐることになる。
曰くどんな薬でも売りつけてくれるような店である、だとか。
入り込んだ者がそのまま戻ってこないことがある、だとか。
都市伝説めいた噂のひとつやふたつを、客は聞いたことがあるかもしれない。

「――いらっしゃいませ……何がご入用でしょう。」

踏み入れれば、接客用の落ち着いた声が奥より響く。
抜けた入り口から見えるのは奥のカウンター席とその背面の薬品棚。
そこまでの道には様々、装飾品やら小物展示された背の低い長机。
全体的に薄暗くはあるが、品揃え自体は豊富だと映るだろう。