2022/11/05 のログ
■ホウセン > 当人には不本意甚だしいものの、近道に使った裏路地から出て、不健全な賑わいに満ちた繁華街へと辿り着き――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミリヤさんが現れました。
■ミリヤ > 人気のない貧民地区の路地。
艷めく金髪を揺らしながら白いワンピースの少女が揺蕩うように歩いている。
宝石のように輝く碧目は今宵の精気を養う獲物を探るようにあちこちを見回しており、その歩みは夜が深まるほど足軽に、楽しそうな足音を打ち鳴らす。
「…流石にこんなに夜更けじゃ人なんて歩いてないかなぁ?」
ふわふわと、体を揺らしながらあっちに行ったりこっちに行ったりを繰り返す。
まあ、まだまだ夜も浅い。
気長に獲物が現れてくれるのを待てばいい。
そんなことを考えながら、少女は路地を奥へ奥へと進んでいく。
■ミリヤ > 日付の変わる少し前。
少女は人の気配を感じたのか、路地から外れて大通りの方へと爪先を向ける。
浮かれた足並みのまま、夜の闇の向こうへと少女は消えていき──。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミリヤさんが去りました。