2022/11/02 のログ
タマモ > さて、何かが見付かる事の期待、それをしていても仕方無い。
と言う訳で、とりあえず、悪戯に思案を巡らせる事にする。

人気の疎らな路地、歩き慣れているなら良いが、そうでないなら迷いそうな入り組み具合。
薄暗く、見通しは悪い。
そもそも、地区が地区だけに、この路地を抜けた先が、必ずしも安全な場所でもない。

「ふむ…いっそ、本当に真っ暗にして、追い回し、弄ぶのも…」

そんな思考を、呟きで駄々漏れにしながらも。
よし、決めた、とばかりに、ぽむっ、と手を打った。

「さて、となると、後は誰か居るかどうか…
…そちらの方が、問題っぽそうじゃがのぅ」

ふっ、と遠い目をするも。
こうしよう、そう決めれば、ぴこん、と耳を立て、意識を周囲の音に向ける。
主に聞き取るのは、足音、呼吸音、後は呟きの言葉。
とりあえず、誰かを見付ける事が、悪戯をする上で必須の事なのだ。

タマモ > ぴくん、耳が揺れる。
何かを聞き取ったか、視線が少し横にずれた。

「………よし、こっちじゃな」

その視線の方向へと、体の向ければ。
ゆらゆらと、足音を立てぬ忍び足で、そちらへと向かう。
それに合わせ、ゆっくりと、周囲が闇夜よりも深く、闇へと染まり。
その中へと、少女の姿も消えて行くのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロスさんが現れました。
クロス > (暗く淀んだ空気が漂う街、貧民地区
無法と暴力、欲望のみがこの街を支配しており、常に血の匂いが漂うようなおぞましい所である。
そんな町にひとつの怒鳴り声が聞こえ、大勢の足音と走る1人の足音が街に響き渡る)

「…あぁ、クッソ…」

(咄嗟に裏路地の角に身を隠した男、クロス。
現在は複数の黒服に追われていた。
いつも通り、客からの借金の回収に向かっていた所、また別の闇金企業者とぶつかってしまったのだ。
どうやらグルと勘違いされたらしく、敵メンバーの1人に背後から横っ腹を刺され負傷してしまった。)

「チッ…!面倒だ…。
こっちも…別件って言うのによ…」

(怪我を負いながらも戦闘に入れば人数差で不利になる。
いつもなら平気だが、ここは逃げる方が勝ちであった。
黒い服装が不幸中の幸いで影に溶け込むことができ、なんとか身を隠せた。
一先ず、手当優先になんとか闇医者の所まで行こうと裏路地を徘徊する。)

「頼むから…面倒事だけはやめてくれよ…?」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロスさんが去りました。