2022/08/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/三角公園」にビョルンさんが現れました。
ビョルン > ────ひと雨来れば涼しくなるのに。

そんなことを誰しも思う夕方。
枝ぶりのいい樹の下に座ってスラムを眺めていた。
夏はどうにも土埃っぽさを強く感じさせる、簡素な住まいのみっしり並んだ地区の角地。

夕涼みの人がぽつぽつと。
道路に椅子とテーブルを出して賭けカードを始めたグループも見える。

暇を持て余せば、猫のように欠伸ばかりしている。

ビョルン > どこかの家の台所の窓から煮炊きした晩菜の匂いが漂う。
格別美味そうにもないが、どことなく郷愁を覚えて胃の腑がきゅうと鳴いた。

己は己の、晩餐を求めてこの場所を出た。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/三角公園」からビョルンさんが去りました。