2022/06/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリレイさんが現れました。
リレイ > 「…さて、と」

昼から夕方にかけての隙間時間
敢えて、目立つ格好をして貧民地区と呼ばれる区画に立つ男
本当なら、護衛だのなんだのを用意して来るところだと、生きていたころの父親に言われたものだが

(何、危なければ逃げればいいし…、それに、雇うならこういう場所の人の方がやる気がある…と思う!)

そんな根拠もない思いから足を踏み入れれば、暗い雰囲気に少し眉根を寄せる

「…いやいや、俺がひるんでどーする。こんにちはー」

怯える心を奮起させる
今でも、宿屋では共同経営者が頑張っている
それに、他の子を楽にさせるためにも少しでも人手を集めなければならない

もちろん、雇ったからと言って横暴を働く気はないし種族も差別しない
安全に稼ぎたいならウェイターとして
多少危なくても多く稼ぎたいなら娼婦として

どちらも、働く人の意志を尊重する考えだ

(とはいっても…見つからないと意味がないんだけど)

廃材でこけたりしないよう、慎重に。
路地なども見まわりながら、ゆっくり貧民地区を歩いていく

リレイ > 「…ううーん…」

しばらく歩いているのだが、人っ子一人見つからない
今の時間は外に出て稼いでいるのだろうか
やはり自分一人で来るのは無理があったかと腕を組んで一休み

「そろそろ戻らないとか。店の準備も手伝わない、と…?」

と、そこで気づく
適当に歩きすぎて、大体の位置はわかるものの帰り道を一時見失ってしまった

「……………」


さーーーっ、と血の気が引く
多少接客ができる程度の店主が居なかったとしても店自体は回るだろう
けれど、ただでさえお世話になっている人に更に迷惑をかけることになってしまう

「くっ、だ、だれかー。道案内お願いできませんか!」

こうなってはもうなりふり構ってられない
自分でもなんとか道を探しつつ、声をあげて助けを求めよう
貧民地区の真ん中でそんなことをしているとは、間抜けでしかないが。

リレイ > ――結局、大分遅れはしたものの
なんとか、自分で帰り道を見つけて…店に戻っていきました

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
ゲーゲン・アングリフ > 貧民地区の路地裏にある冒険者の宿。
基本的に、暇極まりない店の中。

「……」

店主たる男は、カウンターの中にイスを持ち込み。
それに座って読書をしていた。
接客する気がないかのような様子だが。
当然、暇だからこその振る舞いであり。
ある意味では、ただただのんびり、というところであった。

ゲーゲン・アングリフ > そうして、男の日常は変わりなく。
今日も今日とて、静かに夜は更けていき。
そのうち、男は店を閉めるだろう……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。