2022/06/18 のログ
■クレイ >
「ん、フランな了解了解。槍なら俺が前線立った方が良さそうか」
リーチ的にもその方が良いだろうと頭の中で辺りを付ける。
まぁ逆は逆でありではあるが。今回は基本に忠実に行こうと。
「よし、話し合いは終わったな」
終わった。お互いができる手札の開示終了である。
まぁ魔法使いがいない限りこんな物である。脳筋パーティがすぎるという物だが、仕方ない。
「にしても、お前さん別に貧民地区じゃないと受けられないって訳じゃねぇだろ。なんたってこっちのギルドに来たんだよ。ママさんの前でいうのもあれだがギルドとしては平民地区の方が明らかに質良いだろ」
黙ってなと言わんばかりの目線でママさんが睨みつけているが、知らぬ顔。
幼少期からの知り合いなのだ、もう距離感はわかっているつもりである。
■フラン > 「その方がよさそう、槍は近いと振り回せないし」
リーチを考えれば相手が前に立つのは理想的。
逆になればどうしても槍の間合いが邪魔になる事もありそうと考え。
「直ぐに済む話だったでしょ」
お互いに近接職ならば話し合いはこんなもの、本当に簡潔に終わって。
「そんな事は全くない。ギルドを探してたらここを教えられただけ。
そっちに行きたかったけど」
つまりは見事に騙されただけという答え。
マスターが睨んでいる事も特に気にしないずぶとさで。
■クレイ >
「あー、そのタイプか。聞いた奴が悪かったなそりゃ」
態々店をタダで教えたというのも考えにくい。タダで教えるような奴なら平民地区に案内していたはずだ。
という事は何かある。この店に来るまでになんらかで仕掛けようとしたか。もしくは帰り道に仕込んでいるか。
店には変な空気を出している奴はいなかった、つまりは後者か。
少し難しい顔していたが、肩をすくめて。
「ま、結果こうして勉強量は取られる事になるけど傭兵を雇えたんだ。プラスと言えばプラスか……一応帰る時言えよ。宿というか平民地区までは送ってってやる」
ママさんに目線。はぁと溜息をつかれるが。追加の酒と一緒にゴルド袋を持って帰ってくる。
送っていくなら飲みすぎて前後不覚になっている場合ではない。
■フラン > 「見た感じ真面目そうな衛兵だったけど」
聞いた相手が悪いと言われたがその相手は衛兵。
つまりは衛兵が当てにならないということに外ならず。
この店は何というかバカ騒ぎをしている客ばかりなので特に深く考えてはいなかったという顔をみせ。
「損と得の半々……?傭兵を雇えて依頼も受けれたし…帰ろうって考えてる」
元々酒はほとんど飲まない上に現状お金もほとんどない。
それなら依頼が決まれば帰るのが節約になるという考えを伝えて。
■クレイ >
「この地区の衛兵は半分くらいは腐ってるぞ。お友達に金色のお菓子やら都合の良い玩具貰ってる奴ばかりだ」
金やら性的な対象やらをもらってる奴らが多いんだよと。だが直接は言わず隠語のように隠して伝える。
まぁ勿論考えすぎで本当に善意の衛兵だった可能性も十二分にあるわけだが。まず疑ってかかるのは傭兵でありこの地区出身者の性分であった。
帰るつもりだと言われれば目を軽く開いて。
「ずいぶん早いな。マジで何もたのまねぇのか。まぁ良いけど」
今出てきた酒をさっさと飲み干して。その空グラスをママさんに返す。
そして体を伸ばしながら立って。
「じゃ、宿まで散歩と行くか。宿って平民地区の方でいいのか? まさかとは思うがこっちの方に取ってねぇよな?」
それなら色々と面倒な事になるんだがと目線で訴える。
夜中に襲撃仕掛けてこられたら色々と面倒すぎる。流石に同じ部屋に泊まるわけにもいかないし。
■フラン > 「話しには聞いてた。けど実際に会うと困る」
多少の前知識はあったが実際にそれに遭遇すれば何と言っていいかわからず。
今までも多少は気を付けていたが衛兵にも十分に気を付けようと決め。
「宿代と食事代ぐらいしか持ってない。今使うと…後で苦労するから」
この依頼を終わらせれば多少の余裕は出来るが今は下手に使うと宿代も危ない。
何より酒は飲めるが得意ではないので飲もうというつもりは今はなく。
それを説明するのはなんとなく情けないのでお金がない事だけを告げ。
「そっちであってる。宿は…」
貧民地区では取っていないと流石に告げ、ただ告げた宿も平民地区では特に安い分類の宿。
そこまでお願いと軽く頭を下げて。
■クレイ >
「かー、真面目だねぇ。冒険者だって戦闘職。その苦労する後ってのを迎えられるかもわからねぇんだから使いまくればいいのに」
足りなくなりそうならまた命を担保にお金を生み出すのよと傭兵節をぶちまける。
借金しようと死ねばチャラさと冗談紛いに言い放って。
聞いた宿はたしかかなり安い場所だったはず。まぁでも平民地区なら大丈夫かと。
「了解、まぁこっちはサービス代金にしておいてやるよ。今後もクレイをごひいきにってな」
そんな事を言うが、実際は送るだけで金をとるのもどうかと思うので次回以降だろうと別にサービス料金になる。
ドアをバーンと開いて店から出る。道を見る、怪しい人影は現状はない。
「ほら、行くぞ」
と、ドアを開いた所で振り返って彼女を待つだろう。
■フラン > 「今日の宿代に困るなら節約しますよ」
まだ新人故にそこまで稼げるかもわからないので硬く行くと返し。
下手に借金などすれば変な利子で冒険者ではなく娼館に売り飛ばされる可能性まであり。
流石にそんな先は嫌だときっぱりと言い切れて。
「稼げるようになったら、いつかお酒奢ります。
正規料金は払えないので……気が向けば?」
送って貰えることには素直に感謝を見せ、何時になるか不明だが一杯ごちそうすると約束し。
勢いよく扉を開けることにびくっとするも直ぐに落ち着き。
かけられた声に相手に駈け寄っていって。
■クレイ > 「ああ、それは大事だな。流石に今日の宿代まで使い込むのは問題だ。ま、それ以外は大体使い込んじまうけどな」
1回の報酬が多い為流石に残る事も多いが、一般の傭兵に比べるとかなり豪勢な生活を送っている自覚はある。
最も、自分の場合教員という最低限の生活を送れるだけの報酬を約束されている仕事もある為そっちで喰えてしまうというのもあるからだが。
「言ったな、じゃあ早速今回の報酬で1杯奢ってもらおうか。依頼終わった後に飯位食うだろ?」
とニヤリと笑う。文字通り1杯だけだが。奢りは奢りだ。
さて、そうして歩いているが、今の時点では襲われる事はないだろう。元々襲うつもりなどなかったのか、1人じゃなくなったから襲わない方向にシフトしたのか。
「てか、俺も同じ宿取っちまうか。仕事出るならその方が都合が良いし」
そんなことを言いながら宿に向かっての道を歩いていくことだろう。
■フラン > 「宿代と食事代は残します。本当に余裕がないから」
今はこの街に来る前に持ってきた少量のお金しかないので豪遊など夢のまた夢。
先ずは何かで稼がないと本当に宿にも止まれなくなる、それは困ると考え。
「…一杯だけなら。終わったら勿論食べますよ」
依頼を終えれば確かに稼げている、それなら一杯ぐらいは大丈夫かと頷き。
何かを警戒している様子の相手について歩いては周囲を時々に見回して。
「だったら明日の朝出発でいい?その方が早く済みそう」
同じ宿に泊まると聞けば合流の手間も省け、それが良いと話しを進め。
そうする間に遠目に宿が見え始めて。
■クレイ >
「ま、もう少し仕事とか安定して取れるようになったらだな遊ぶのは。俺……は昔っから遊んでたな。というか今よりひどかったな。夜の宿代かけてカジノやったりしてたし」
うーむと思い返して渋い顔。今思うと今まで生きてきたのがある意味凄いのかもしれないなんて思い返して。
まぁ人次第だよなその辺はと自分で納得をして。
そうして見えてきた宿。
「了解、朝な。それなら夕方位には帰ってこれそうか。じゃあまぁ飯とかの買い出しは良いよな。最悪現地採取だ」
最悪現地で飯を取ってそのまま火起こして眠れば良いだけ。どうにでもなる。
そんな話をしながら宿に到着し、そして宿を取ればそのままそれぞれの部屋へと向かっていくのだろう。
もしかしたら夜に酒を追加で飲みに繰り出していたかもしれないが。
■フラン > 「贅沢はそうなってから。飢えて体で稼ぐには堕ちたくない。
宿代だけは絶対に残す」
相手の話を聞けばそう言う事が出来るのは男性の特権だと思い。
女性ではそれは出来ないからと返して。
「出来るだけ早く終わらせるのがいい。評価も上がりそう。
少しだけ保存食はあるし、兎でも狩ってもいい」
採取地に行けば何かしらの動物はいるのでそれを狩るのは賛成と頷き。
それで干し肉を作れば更に節約できるという考えもある。
そうして宿につけばまた明日と告げて分かれる事となり、部屋につけばそのまま眠りについて。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフランさんが去りました。