2022/06/05 のログ
■クレイ >
「んなことわかってるっての。だからこそ全力なんだよ、まだ甘ちゃんだったときにそれで痛い目にあわされてな。ガキの魔族に数日捕まった時は色々大変だったわ」
子供だと思って油断した結果やられたという過去があった。逆に言えばその経験のお陰で今のように大人から子供まで全力というスタンスになったわけだが。
さて、話をすれば事実ではあったのだが、別に本人が気にしていない事等から別に大事にはならずに済むだろう。次タダで遊んだら今度こそマジでさっきの傭兵に依頼してアンタを懲らしめに行かせるからねなんて言うが、お金も支払われればママは納得するだろう。
そうして話が終われば外で男は言った通り待っていた。
「で、結果はどっちだったよ。どっちにせよ店は変えるわけだし。歩きながら結果は話してくれよ。それともこの店で遊んでくか? それなら飯とかは後日でも構わねぇけど」
その時に俺の金があるか生きてるかわからねぇけどなんて冗談を言い放って。どうするよと首を傾げる。
流石に顔なじみもいる上に知り合いのママの店で遊ぶのは少し気が引けるので彼はこの店で遊ぶつもりは無いらしい。
■タマモ > 楽しみにしていた結果、それは…
結局、顔に見覚えがあったみたいで。
遊んだ時は、大体は、己に懐いたりする事が多い。
何だかんだと、そうした時は、相手に合わせた行為をするのだから、そうなるものだろう。
特に、これと言った事もなく問題解決、となり。
色々と済ませ、外に戻って行ったならば。
「ふむ…そうじゃな、忘れる事もないが、さっさと済ませるに限る。
遊ぶのは次にして、次の案内、頼むぞ?」
遊ぶのもあり、ではあったものの。
そろそろ、小腹の空いてくる頃合。
ついでに、何か軽く食べていこうと、男に次の案内を求めるのだった。
まぁ、結果は己の奢りだし、好きに食べさせてやるとしよう。
どこぞの大喰らいみたいな事、にはならないのだろうから。
■クレイ >
「お、俺の案内で良いのか。じゃあこの辺りで1番良い店を紹介してやる。隠れた名店って奴だ。意外に良い酒も仕入れててな。まぁ大体は偽物だが、味は変わらねぇし」
所謂製造過程で出たまがい物の酒等である。
とはいえ味は変わらないし、それはそれでいいだろうと。
「お前にオススメがあるなら違う店でもいいけど。俺の中では個人的にこの町ならあそこが1番オススメだからな。さっさと行こうぜ」
こっちだこっちと機嫌よく案内していくことだろう。
そうして店につけばきっと多く飲み色々な話をしたのだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にフォールさんが現れました。
■フォール > 偶には馬車も使わずに街を歩いてみたが、気づけば周囲はすっかりと寂れ、街の者達でいう貧民地区へと足を踏み入れてしまった。
見慣れぬ男にからもうとする輩もいたが、近づけばその男の巨躯の体に口笛なんぞを吹いたり、突如ゴミ箱に自ら突っ込んでいき避けられる。
まぁそれはそれで見ていて滑稽なので男は愉しげに笑いつつ、さらにゆったりとした足取りで奥へ奥へと進んでいく。
拐された者や、罠に追い込まれた者でも居れば助けるのも一興と。
自分からあえてチンピラの様に絡みに行くことはないとも思うが、まぁそれは相手次第であろう。
空を見上げれば分厚い雲によって翳り、空気は湿度を孕みややじっとりと重たく、路地裏の饐えた匂いを際立たせている。
それでも男が平然としていられるのは魔法を使い、巨躯の男の周りの空気を回し、浄化している為、風だけはカラッと爽やかで匂いも無く、快適そのもの。
■フォール > 気付けば大分深くまで来たが、それでも男にとってはある意味無人の野。
わざわざ絡みに来る者もいないし此方に視線を向けられた瞬間殺気を向ければ相手の気持ちがくじけたのか、再び平和なものになる。
トラブルの香りがしたのでこちらに来てみたが、未だにかち合えなければため息一つ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフォールさんが去りました。