2022/05/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレフさんが現れました。
レフ > 小休止を挟んだ後、雨は止み──

少年は、相変わらず仕事を続けていた。
日付が変わったら、自分の分のノルマは達成……という事になる。
これくらいの時間になると、少し早く切り上げても糾弾されはしないのだが、
律義にパトロールを続けているのは、もはや性格というしかない。
いや、業か……
と言うと大仰かもしれないが、自分ではどうにも出来ない点は同じだ、と少年は思う。

何やら深遠な思考を頭の片隅で繰り広げながら、ゆっくり歩く。
こういう時に早く歩いても、見るべきものを見落とすだけでろくなことになりはしない。