2022/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
場所が場所だけに、その治安は間違いなく、良いとは言えない。
ほぼ毎日か、何かしらの事件が起こったり、密事が行われているだろう。
そんな貧民地区での、事件と扱われるような、事柄の一つ。
人気の無い場所を一人で歩く者、そして、何かしら悪さを企む者達。
それらを対象とした、脱衣事件が起こっていた。
前者に対しては、逃げ回っても、なぜか一枚ずつ、着衣が脱がされてしまう。
不思議と、それを抑えようとしても、それをすり抜ける、との話である。
まぁ、それらが失せて終えられる事はなく、最終的には逃げた先に、散らばっていたとの事。
後者に対しては…気付いたら、全裸になっていた。
こちらの場合は、それらが一切戻る事はなく、奪われ損で終わったらしい。
もっとも、そちらに関しては、普段の行いが悪いとの事で、そのまま何の救いもなく終わる、と。
その悪戯?内容から、犯人は、ある程度の断定はされているのだが…
その事件の解決に関しては、ほぼ放置となっている。
理由は、どうあっても、捕らえられない、との事だ。
挑み、その達成がもしなされたならば、多額の報酬は支払われる事となるものの。
反撃を受け、前者としての犠牲が増えるだけだろう、と囁かれていた。
「………あぁ、今日は、なかなかに大漁じゃのぅ。
この、畏怖に駆れる感情もまた、美味なものじゃ、うむ。
さてさて、後一人二人…楽しめそうな相手は、居らんかったが、これはこれで良し」
そんな貧民地区の、どこか、建物の屋根の上。
その犯人である一人の少女が、そこに立ち、眼下に広がる街並みを眺めていた。
狐を模した耳に、複数の尻尾、異国風の着物を着込んだ姿は、初見は変わったミレー族、と見られるだろう。
楽しげな笑みを浮かべながら、視線を、人通りの少ない、そんな路地等へと向けられている。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にネロテアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からネロテアさんが去りました。
■タマモ > そんな視線が、ある場所へと向けられる。
それがどこなのかは、少女にしか分からない。
しかし、その少女も。
次の瞬間には、その姿を消していた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。