2021/10/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にコルボさんが現れました。
コルボ > 貧民地区の通りに響く喧噪。
数人のごろつきに取り囲まれる男が一人。

「なー、よせってー、もー。ほらー、ほらー」

貧民にたむろするならず者の一団。最近流れ込んできて幅を利かせていた井の中の蛙達。

先日彼等に輪姦された娘が最近のお気に入りだったので、少し遊んでしまおうかと。

けだるげに、やる気なく、男はナイフ一つ半身に構えることさえ忘れて激昂するごろつき達をいなし、ぶつけ合わせ、自滅させていく。

「なー、ちょっと詫び入れるだけでいいんだって。
 そしたら周りにも話つけてやるからさ」

 娘に詫びること。迷惑料を払うこと。どこかの勢力の傘下に下ること。
 どれを取ってもいい気分だった矢先に出鼻をくじかれた彼等にとって面子を潰される要求。

……男自身にとって、それは慈悲だった。
貧民地区に潜む勢力や異端に目をつけられて原型を留めなくなるよりはいいだろうと。

コルボ > 結局、降伏勧告は聞き入れられず。

残った一人は突貫をかわして後ろから手近な朽ちた木箱へ蹴り込み、
先に倒れ込み、復帰しようとした一人の顎を蹴り上げた挙句側頭部を蹴り飛ばし、
呻く一人のこめかみを蹴り込みのたうち回るところへ、追い打ちに腹部を執拗に蹴り続ける。

「後三年すりゃあ今よりもっとイイ女になるのになあ、キズモノにしやがってよ。
 傷がついてハクがつくってな男の理屈なんだよボケがっ。
 マグロになったらどうしてくれんだアァ!?」

 本心で最初は穏便にすませるつもりだったが、一回は抱いた娘の顔が頭をよぎって、
 じっくり開発してやるつもりが、目の前の男達にキズモノにされて、
 
三穴責めで犯されて。

 後ろの穴は丁寧に性感帯に育てるつもりが。

「で? どいつがどの穴使って楽しんだだ? えぇ?
 大当たりは俺が面倒見てやる。他の二人は引き渡してやる。

 どっちがマシかは手前等で考えろよクソがっ」

 木箱に埋もれていた男の髪を掴んで引き上げ、廃屋の壁に顔面を押し付けたまま木くずが突き刺さるのも構わず引き回して。

コルボ > ならず者達が呻くだけで動かなくなるまで憂さ晴らしは続き。
ようやく、一息ついた頃。

「……おせえよ。こっちは俺の役目じゃねえだろうが。

 ……いや聞けよ。そっちはもう少し待ってろよ。
 ああ、誰がナニしたか聞いといてくれねえか?
 んでケツの方ヤッた奴ぁ廃教会に放り込んどいてくれや。

 そしたら今度の”束”はタダでいいや。」

 現れた瞳の澱んだ男達。その先頭に立つ男と言葉をかわし、
 後処理を任せて。

「ま、残り二人はサバくなり好きにしろよ。良い晒し者になるんじゃねえの?」

 冬が近くなるに連れて他の都市から排斥され流れ着く、向う見ずなごろつき達への抑止力になるだろうと。
 片手をひらひらさせてその場を去っていく。

 背後から男達の絞り出す潰れたカエルのような声を耳にしながら口笛を吹きつつ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からコルボさんが去りました。