2021/09/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタレイアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/」にティナさんが現れました。
■ティナ > 「これとこれ、後はこれをお願いね」
貧民地区の細い路地の一つで頼んでいた物を受け取る。
平民地区では購入で出来ない物、もしくは滅多に扱っていない物を探すにはこちらがうってつけ。
最初は知らずに平民地区の店を駆け巡ったが運よく知り合えた情報通のお陰でこうして比較的簡単に買えるようになって。
「後は……あれとこれなんだ。あるかな…」
パーティーメンバーが欲しがっている品は殆ど手に入ったが後幾つかが足りず。
売っていないなら採取依頼か何でも屋に頼む方がいいのか。
自分も冒険者なのに誰かに頼むという変な感覚に笑みを零し、路地を抜け出してこの辺りの酒場へと足を向けて。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 近くの酒場に行くと、以前知り合った冒険者が一人テーブル席で飲んでいる。
机に立てかけた大きな盾の様な武具が特徴的で判りやすい相手だった。
「ん……おーい、ティナの嬢ちゃんじゃないか、どうした一人でこんな所で?」
机の上には酒のつまみなのか、皿に乗った炒った豆がおかれ、何時もの様にジョッキで酒を飲んでいる様子。
まだ飲み始めなのかはわからないが以前PTメンバーと一緒にあったときは、かなり飲んでいても顔色や言動に変化が見られなかったのだ。
此方もこのあたりで買い物でもしていたのか、机には大きな袋がでんと置かれているのも目に入る。
■ティナ > 通りを歩き酒場へと到着すれば慣れたように扉を開き中へ。
時折に変わった物の用意を頼んだりする何でも屋的同僚がいないかと視線を巡らせれば声を掛けられ。
「あ、こんばんわ、クレイグさん。
今日は私が買い出しの当番なんですよ」
誰だろうと思えばそこに居たのは知り合いの先輩。
前に会った時はかなり飲んでいたはずだが見た感じ判らず、今も飲み始めているようには見えるがどうかは分からず。
「買い物帰りだったりします?だったらちょっと聞きたいんですけど」
男性のテーブルに酒やつまみ以外に袋を目にすると買い物だろうと考え。
もしかしたら探しものを見ていないかとテーブルに近寄っていき。
■クレイグ > 確か4人PTのメンバーで、斥候役立ったなと思い出しつつ。
「ん、冒険での注意とか、手ごろな依頼とか、そんな話か?」
聞きたい事と言われ少し考えてから、ちょっと的外れな答えを返しながら、豆をぽいっと口に放る。
「まぁ、何にしても良かったら座ってくれ、男一人で飲むよりは可愛い子が近くにいたほうが気分がいい」
そう言って席を袋を避けながら正面の席を進めてくる。
■ティナ > 「違いますよ。注意は今更ですし、依頼は間に合ってますから」
男性の言葉に笑みと共に違うときっぱりと返し。
進められた正面の席に腰を下ろして豆を一つ失敬し。
「うちの魔法使いが魔法媒体に使うとかであの青い花の種を探してるんですよ。
滅多に見かけないんだけど売ってる場所知らないかと思って」
尋ねたい事、よく判らない珍しい花の種を探している事を告げて。
男性なら売っている店を知っていそうだという期待の目を向けて。
■クレイグ > 「ふむ、魔法媒体の種…んー」
考えながらジョッキを煽って酒を飲み、ぷはぁっとおっさんらしく息を吐き出し。
「多分そうじゃないかってのを売ってるのを見た覚えはあるな」
そう言ってから、机に肘を置き、ジョッキを指に引っ掛けて、ティナの目の前で振りながら。
「そうだな、これか…こっちか、どっちかで」
目の前で振られるジョッキと、もう片手が他から見えづらい袋の影で、何かを掴んで揉むような動きをしているのを。
それぞれ視線でティナに示す。
■ティナ > 「変な魔法を覚えたらしいんですよ」
役に立つらしいが媒体の用意が大変な魔法。
今はどう見てもお酒を楽しむおじさんにしか見えない先輩なら何か知っていそうと期待の目を向け。
「本当?その店でいいよね。教えて欲しいな」
見た覚えと聞くと食いつくように身を乗り出し教えて欲しいと視線を向け。
目の前で振られるジョッキに視線が移り。
「…こっちだと何杯…で、そっちは何回…?」
ジョッキが目立ってはいるが袋の影の手の動きに何を求めているかは直ぐに分かり。
今までも何度かそちらで交渉をしているので非難するようなことはせず。
買い物をする必要もあるのでそれぞれの求める量で決めようと問いかけて。
■クレイグ > きちんと此方の意図を理解してくれるティナの斥候としての評価を少し上げつつ。
少し悩んだ感じに首をひねった後で。
「そうだな、こっち的には自分が使えるでもなし、こうと、こうか」
ジョッキを置いてその手をパーの形でティナに振り。
袋の影の手は人差し指一本だけ立てる。
前に聞いたがクレイグ自身は一切魔法が使えないらしい、魔力自体は人並みだがそれを外へ出せないそうだ。
代わりに魔法を受ける瞬間、気合で体内の魔力を活性化させ抵抗するのだとか、実際見ていないので真偽は判らないが。
■ティナ > 男の人が金品以外で求めるものは案外少なく。
しかも経験があれば何を求めているかも直ぐに判るもの。
悩んでいるような姿にどう来るのかと見つめて。
「それって選択がないですよ。そっちで…」
5杯も奢れば店は判るが目的の物を買えないかもしれない。
それなら1回のそちらを選ぶのは色々と当たり前の選択。
男性は魔法が使えないが代わりに変わったことが出来ると聞いてはいたがよくわかっていなく。
魔法を使わないならこちらの探し物は必要なく、それに代価をつけるのは当たり前で、教えて貰うには報酬がいる。
なのであっさりと受諾をして。
■クレイグ > 魔法触媒、しかもあまり使われない魔法ともなればその魔法の効果などはともかく、触媒を売る場所などは少なくなる。
それを探して準備をすることには好感が持てるが、まぁ、そこは勉強代という事で。
「ほいほい、それじゃちと待ってくれ」
机にあった袋から羊皮紙を取り出して、何やら書きつけて、差し出し。
「此処の店の隅にあったはずだ、その時何に使うか聞いたから多分あってると思うぞ
で、こっちとしては間違い教えてお代はって話になると困るから後払いでもいいぞ?」
元々事前準備をしっかりするタイプの男なので、見知らむ物は一度は尋ねるのが当たり前になっていて、そのおかげで良い思いができそうだが。
流石に違ってたら信用問題にもかかわるので相手が違っても先払いで良いとか言わない限り、そこら辺の筋は通す。
違っても先払いで良いとか言ったら、致しながら説教だが。
■ティナ > 「はーい、早くしてね」
男性の言葉に軽く返事を返して豆を摘まみ。
袋から取り出した羊皮紙に書き込むのを待って。
「こんな場所にも店ってあったんだ。近くを通るのに知らなかった。
ちゃんとあったら払うでいいよね?」
男性が言うのだから間違いはないとは思うがそれでも探し物の確認はしたく。
何度か見事に騙されているので確認をするまでは先払いはしない程度には学習していて。
先に買ってくるので待っててと席を立っては酒場の外へと。
その時にこのまま逃げない保証としてギルドの登録証を男性に預けて。
■クレイグ > 「はいはい、行ってらっしゃい」
出ていく姿、尻を見送りながら、店員に酒のお代わりを頼む。
その間に、置いていったギルドの登録証を袋の下に隠して。
「ま、違ってたら探すの手伝ってやるかね」
頼んだ酒が来ると、豆をポリポリと齧りながら、ジョッキをあおる。
足も速いしそれほど遠くもない場所だ、確認と購入してもそこそこ戻るのは早いだろう。
■ティナ > 酒場を出てからは羊皮紙に書かれた店に一直線に走る。
途中に何度かぶつかりそうになりながらもその店に付けば早速中へ。
そしてしばらくして小さな手荷物をもって酒場へと戻ってきては男性がいるテーブル、先ほどの席に座って。
「ちょっと数は少なかったけど無事に買えたよ。
クレイグさん、本当にありがとう。助かったよ」
量は足りていないが用意できたことは嬉しく。
お陰で買えたと軽く頭を下げると残ってる豆に手を伸ばして。
■クレイグ > 「おう、おかえりさん…て、豆なくなっちまったじゃないか」
それに苦笑しながら、別に怒ってる様子はなし。
「そりゃよかった、勘違いだったら手伝う羽目になる所だったからな」
ジョッキをグイっとあおり酒を飲みほして。
袋の下から取り出した登録証を、ティナの前に差し出し。
「さて、どこにするか?」
報酬の受け渡し場所を訪ねてきているのだと判る、以前も似たような状況で同じ風に尋ねられた。
大体は言ってる本人が定宿にしている宿屋な事が多い。
連れ込みも普通にあるので防音もそこそこ。
なにより、月単位で宿の契約をしているので、余計な金が掛からない。
■ティナ > 「稼いでるから大丈夫だよね?」
苦笑をしている姿にひょとんとしてまだ豆に手を伸ばして。
このぐらいでは怒らないのは判っているので遠慮はせず。
「手伝ってくれる心算だったの?」
もし無くても報酬がないだけなのに律儀だと見つめ。
登録証を受け取りしまい込んでジョッキを飲み干すのを見る。
「私の宿は駄目だよ。相部屋なんだから」
何処で報酬をという問いかけには自分の宿は駄目と先に伝えておく。
自分と神官、剣士と魔法使いがそれぞれ相部屋で借りているのでそう言うのは無理だと。
それ以外ならばよほどな場所でない限りは男性のいう場所で良いと返して。
■クレイグ > 「まぁ新人のお前さんよりはな」
基本ソロで動いているし、自分の限界を知っているのである程度金になりつつも危険度が低い依頼をしっかりと選んでいるので余裕があるのは確かだ。
「間違った情報で無駄に時間遣わしたら気にするからな、こっちが…
あぁ、それは前も聞いた、そんじゃ、まぁ俺の部屋にするか、ティナ嬢ちゃんには露出趣味とかなかったろ」
まぁ、この問答も毎回の流れだ、趣味があるって言ったら多分そういう事が出来る店か、路上とかでされそうだが。
■ティナ > 「クレイグさんはやっぱりすごいね」
自分たちは4人でとりあえずは困らない程度に稼げる程度。
一人で余裕があるほどに稼げるのは凄いとちょっとだけ尊敬の目で見て。
「普通は知らないっていう人が多いからね。
うん、そこでいいよ。そんな趣味はないから、外でって時はあるけどないから」
時度にパーティーのどちらかにそんな事はあるが趣味はないと顔を赤くして。
行くなら早く行こうと恥ずかしさを誤魔化すように急かして。
■クレイグ > 「お前さんらの倍は生きてる上に、戦いの経験だけで言えばお前さんらの年齢以上だぞ、一応」
机の上にお代を置いて、袋を掴んで立ち上がる。
「ま、男女PTだと色々あるだろうしな、戦い…特にやばい戦いの後は昂るし」
野外で舌と言う話に、くっくと口の中で笑いながら。
「そんじゃいくか、ちなみに確認だが…一晩、だよな?」
酒場を出ながらそんなことを聞いてくる。
■ティナ > もっともな理由に納得してしまい。
自分たちも経験を積んでいけば男性のようになれるかなと思えばみんなで頑張ろうと意気込め。
「それはノーコメントでいいかな?いいよね」
男性のいう通りや思春期的衝動など色々な理由があるが、一つでも言い当てられると恥ずかしくて仕方なく。
「はいはーい、……え?ええ?!」
てっきり一回だと思っていただけに驚きの声を上げてしまって。
■クレイグ > その声に、再びクックと笑いながら。
「ダメだろう、こんな簡単な引っ掛けに引っかかっちゃ」
確かに、指を一本立てていただけだった、なので、一回、一晩、一時間。
そんな一の後に言葉をつければ幾らでも意味は変わる。
「最低限単位は先に確認しておかないとな、同じ手口を金の関係とかでされたら困るだろう?」
そう言いつつ笑いをこらえてる感じで。
「ま、一回で良いよ、こっちも後出しで言ったしな、ただこれを教訓に気を付けろよ」
掌をひらひらさながらティナの前を歩いていく。
■ティナ > 「でも、あの確認は卑怯だと思うけど」
ジョッキと一緒だったのでてっきり回数だと思ってしまい。
男性のいう事はもっともなのだが誘導だと非難して。
「お金だときっちりと確認してるよ。今日のはクレイグさんがずるかっただけ」
笑いを堪えている姿に約束反故で帰ろうかとも考えたがそれはそれで問題と考え直し。
次から男性との交渉は一層気をつけようと誓い。
「次はちゃんとする。もう……」
一回になった事にほっとしつつ次は絶対に騙されないと告げ。
前を歩く男性の後をついて歩いて。
■クレイグ > 「だからちゃんと後出しだって言ったろう
あぁ、斥候とか魔術師がここら辺の言葉遊び系は憶えとくと良いぞ」
してやったりと言う感じで、後ろにティナを連れ歩いていく。
一回にもいろいろ有るのも教えたほうがいいかね、そんな事を考えながら、