2021/08/12 のログ
黒須 > (しばらくして1杯の酒を飲み終える。
ため息を吐きカウンターを立ち上がれば支払いを済ませる。)

(満月が浮かぶ空の下を歩く。
タバコの煙が揺らめいでいるその姿を晒しながら貧民地区の影と同化して行くのだった。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夜の貧民地区、と聞くだけでなんとなく危険な空気。
路地裏はもちろんのこと表通りだって、普通は気にして歩くだろう。

もちろんこの大男のように、そんなのさっぱり気にしない、といったのもいるわけだけど――。

「んー………ああ、そう、たしかこっち。」

というか、迷っていた。
……なんでだろうか、このあたり、貧民地区ではよく迷う。
いい加減にぼつぼつ、歩きなれても来たはずなのに。
ランプ灯みたく明るい月を見上げて、はあ、と溜息。
――最終的に奥の方、なんだか、よくわからないとこにやってきた。

「んむ、…こりゃ、まずい。完全に迷った。
 あー……おうい、だれか、いないか。」

もういっそそこらのチンピラでもいい。
表通りも人気の減る時間帯だが、声を掛けた。