2021/08/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」にレベッカさんが現れました。
■レベッカ > 貧民地区の入り組んだ路地。
そこをシスター服に身を包んだ人影が歩く。
服の裾を気にしてはいるがその足取りは歩きなれた住人とさほど変わらない足取りで歩き。
「前に来た時はこのあたりだった気がしますけど…」
幾つかの角を曲がり足を止めれば何かを探すようにして呟き。
以前はこの辺りに探している店があった気がするのだが今一記憶がはっきりしないので自信はなく。
見回してなければ別の路地だったかと思い出すように別の脇道に入り路地を歩いて行く。
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」にネイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」にカルムさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」からカルムさんが去りました。
■ネイス > 路地の向こうから、大柄な男がやってくる。
その男の方は、通りから路地に入った時点で相手に気付いたようだった。
何せ貧民地区で目立つシスターの姿。そうでなくても、見覚えのある背格好。
煙草を燻らせ、視線は前に。
いつ気づくだろうか、ぼんやりと楽しみに路地の向こうを眺めて歩く。
視線がかち合った時点で、右手を振り上げ気安い仕草で挨拶を向ける。
「よう、腹の調子はどうだい?」
あげた右手が、ちょいちょいと少女を近寄れとばかり手招き。
煙草を摘んだ手で自分の腹を撫でて、大きな肩を揺らし、少女の腹部に視線を落とす。
■レベッカ > 慣れてはいるがよく来るかと問われると答えは否。
そんな場所なので記憶を頼りに歩いてもたどり着けるはずもなく仕方がないので戻ろう振り返るといつの間にか人がいる事に気が付き。
しかもその相手は知っていて大変な目に合わされたのを思い出せば眉間に皺が寄り。
「お陰様で大変な目に合いました。
約束は果たしていただけますね?」
見かければ殴ってやりたいと思っていた男に手招きをされると不機嫌な顔で歩み寄り。
男が腹を撫で肩を揺らす姿、そして視線が落とされた腹部はぺたんとしていて。
■ネイス > 眉間にシワを寄せながらも、歩み寄ってくるだけ上々。
その相手にしてみれば、脱兎の如く踵を返す少女を捕まえる想定までしていたのだから。
手の届くところまで来る前に、煙は他所に吐いて煙草そのものも足元に放って消してしまう。
「はっは!ンなこと言って、……てのはまァ野暮かな。
お疲れサン、……てェことは、元気に育ったワケだ?」
男から更に距離を詰めて近づいて、ぺたんとした腹部に触れる。
指の背中と手の甲で、空になっているらしい女の部分を労るつもりで愛撫する。
コトの顛末を、改めて少女の口から聞こうと。
■レベッカ > 「殴りますよ。野暮よりもデリカシーが足りませんね。
えぇ、凄く元気です。お疲れで済むような事ではなかったです…」
煙草を消し男から寄ってくれば腹部に触られ、反射的に拳を振り上げ殴りかかり。
男の指。手の甲が愛撫をするように動けばそれだけでむず痒いような感覚を覚えてしまい。
「あの後……直ぐに大きくなって…一人で…でした。
貴方にあの苦労が判りますか……?死ぬかと思いましたよ。
ですけど私には育てれませんから引き取ってください」
完全に恨んでいるという目つきに睨みつけ、あの後の苦しい思いを告げ。
育てれないので約束通りに引き取ってと告げてその手を取って。
■ネイス > 振り上げられた拳を視界に捉えながら、避けること無く肩で受け止める。
その代わりに、腹部へと触れる手は手首を返して手のひらまで使っての愛撫を施す。
繰り返し、お疲れ様、と女の身体をいっそ褒め称え。
「あの後すぐ儲け話が入って暫く留守にしちまったからなぁ……。
だからお疲れさん、って言ってるじゃんかよ。
わかったわかった……それも、約束だからな」
てっきりどこになりとも協力を求めたろうかと思えば、一人でこなしたのだという。
大きな手のひらを金の短い髪に無遠慮に被せて、クシャクシャと乱す。男なりの謝罪の気持ち。
取られた手を振り解くことはせず、少女の手を掴んで返す。
男の方から持ちかける手間が省けた。
「それじゃあ、連れてけよ」
その身体に宿しているのでもなく、腕に抱いているのでもなく。
となれば、宿にでも寝かせているのか。
ともかく少女手ずから案内してくれるというのだから。
はやく、と急かして腕を引き、勢いのまま肩に担ぎ上げて小走りに駆け出そうという有様。
■レベッカ > 避けられる事もなく殴れはするが全く堪えた様子はなく。
それどころか腹部を掌で魔で撫でまわされてしまい。
お疲れと繰り返されるもその原因の男に言われてもムッとするだけで。
「それはよかったですね、本当に。
私は誰かのお陰で仕事もろくにできませんでしたよ。
それがお疲れ程度で済むと思いますか?
これで断られたらその辺りの教会ですね」
協力を求めなかったではなく求める余裕もなかったのだがそれは心の内。
髪を無遠慮にクシャクシャに乱されると嫌そうにして髪を整え。
男の手を摑まえるが、さらに掴まれては驚きを見せ。
「…わかりました。宿は今は平民地区と貧民地区の境に借りていますから」
今も探し物で来ていたが流石に連れてくることが出来る訳もなく宿に居ると。
急かして腕を引く男に宿の場所を告げては歩き出すがどうしても歩幅で男に勝てるはずはなく。
小走りになりながらに案内して先を歩いていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」からネイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地/路地」からレベッカさんが去りました。