2021/07/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (常に灰色の空に覆われている町、貧民地区。
犯罪と暴力が町を動き回り、人々は自身の欲を叶える為に生き続けている。)
「…はぁ」
(そんな中室内でため息を漏らす男がいた。
黒須、貧民地区で闇金業を行っている人物で元喧嘩最強の名を持っていた。
彼の目の前には大量の契約書、全て処理済みとハンコが押してある。)
「今日は面倒だったな…借りたんだから、さっさと返せば良いのによ…。」
(面倒くさそうに苛立ちながら髪を掻く黒須。
今回の契約者はほとんどがかなり性格に面倒な客ばかりであり、長時間の居留守、回りくどい言い訳、挙句の果ては部下を連れてのリンチであった。
相手がそういった行動を取るならば、こちらの相応の対処として解決したが如何せん疲れた)
「頼むから…もう面倒なことは起きるなよ…?」
(作ったウィスキーを1口飲もうとしながらも面倒事が来ないことを祈るばかりであった。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴェルソートさんが現れました。
■ヴェルソート > 「……えぇっと、確かこの辺、だったか?」
渡された地図を頼りにやってきた貧民地区の建物。
抱えた小箱のそれなりの重さに眉根を寄せつつも…地図に示された建物に届け物を…それがちょっとした知り合いから頼まれた事で。
まさか、届け先が闇金で、しかもその知り合いが債務者だとは知りもしないが…とりあえず、たどり着いたのだか、コンコン…とドアを律儀にノックする。
「あー…誰かいませんかー?」
そう中に声をかければ…とりあえずドアに手をかけて……開くなら、中をそぉっと覗いてしまおうか。
小柄で柔い体躯の隻腕が…荷物を小脇にかかえたまま、器用にドアを開けようとしていて。
■黒須 > 「…ふぅ」
(1口飲めば少し気が良くなった。
酒に逃げるのもあまり良い事ではないが、まぁ仕方がないとした。)
「あ…?」
(ドアの開く音がしたためそちらを見る。
中を覗き声が聞こえるのを発見するとドアに近寄り思いっきり開ける。)
「…何か用か?」
(ドアを開けた本人は巨体で全身が黒に染っている服装をしていた。
獣のように伸びた長い髪に睨んでいるつもりは無いが、そう見えるほど鋭くなっている目つきでやってきた男を迎える)
■ヴェルソート > 「……うぉわ!?っと…。」
目の前でバンッ!と扉が音を立てて開き、見上げんばかりの…40cmは上に有る巨躯の顔を見上げ…鋭い目つきに思わず背筋が伸びる。
男にしては丸みのある肢体からはほんのり…雌のような甘い匂い。
「あー…お届け物です? ジェイから。」
多分、債務者の中にあるのだろう名前を出して、差し出す小包。
差し出す小包の中には、借り入れ額には程遠い、かき集めたのだろう銅貨がじゃらじゃらと…そして、中に手紙が一枚。
『足りない分はその雌が体で払います。具合は良いですぜ。』とかなんとか書いてあるが…それはこちらは知らぬこと。
■黒須 > 「ジェイ…?」
(知り合いの名前か、思い出してみるも見つからずに部屋に戻る。
机に散らばった契約書を探っては見つけた1人の名前。
数ヶ月前に借りに来ては全く返済せずに利子が山のように溜まっていた。)
「…やっと返す気になったか。」
(そのまま再度男の元へ近寄り小包を受け取る。
そしてテーブルの上で数えるも全く足りない。
なんのつもりで小包郵送してきたのかと思い1度頭を抱えるも、一通の手紙を見つけて中身を見る。)
「………は?」
(内容を確認し、運んできた男を見ては顔をしかめる。
かなり不機嫌になった様子になり手紙を握り潰してゴミ箱に捨てる。)
「あの野郎…1度殴らねぇとわからねぇか…。」
(帽子を被りづかづかと部屋を出ては送り主のある家へと向かおうとしたのだった。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から黒須さんが去りました。
■ヴェルソート > 「そうそう、今日ここにこれ届けてくれ、俺暫く王都離れるから、って一昨日に。」
そう言いながらうちに来てヘラヘラしながら小包を託してきたのだ。
相変わらず人を食った笑みをしやがるので蹴りを一発入れてやったが。
「だ、大丈夫か…?」
いきなり顔を顰めて不機嫌になった様子に見ず知らずだが少しばかり心配になって声をかければ、入っていたらしい手紙を握りつぶしてゴミ箱に投げ、どこかに行こうとする彼を流石に家の前に置いていかれるのもどうかと思ったのか、後を追いかけて。
■ヴェルソート > (そのまま、おそらく向こうでひと悶着起こったことだろう。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴェルソートさんが去りました。