2021/06/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「ぅぇー……」

めんどくさげに貧民地区の通りを歩く人影。
時間帯は昼間で、ゴロツキや荒くれ者はなりを潜めている時間。
くるりくるりと視線を巡らせ探すのは治療院。
ギルドで仕事を探している際に、疲れを覚えていることをヒーラーの冒険者に伝えたところ
ダメージや疲れがたまっているのだという。
ポーションなどで一時的には回復はしているものの、そのようなものでは芯まで回復しきらないらしい。
それで、病院やら治療院やら…専門家に癒やしてもらうのがいいのだという。
しかし自分はミレー。平民地区やらそこらで体を見せるわけにはいかない。
それで貧民地区に来たわけなのだが…それでもミレーをみてくれるようなばしょがあるとはあまり思えない。
少なくとも、足元はみられそうだ。

とはいえ、冒険者は体が資本だ。
機会があるうちになんとかしておきたいというのもある。

ブレイド > 可能性はあるにしたって…貧民地区であったとしても所詮王都。
ミレーであることをきやすくあかせるような場所はそうあるわけではない。
治療を勧めてくれたヒーラーも、本来であれば自分がやろうかと申し出てくれたのだが
それを断ってこのような場所をうろついているのもそのせいだ。
まったく、生きづらいと言ったら無い。

もう少し奥の方…それこそ治安がよろしくない場所。
いつか行った不法建築を繰り返した迷路のような住宅群にすまう闇ヒーラーなどでなければ
少しばかり不安がつきまとう。
いや、それはそれで不安はあるか…。

「どうしたもんか…」

このあたりのどの街に行ったとしてもそれは代わるまい。
いっそしばらく休むのも悪くはないか。
だが、蓄えをすり減らすというのも気持ちいいものではない。