2021/05/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
少女がこの場所に居る事に、理由はない。
あえて言うならば、あれだ、暇潰しだろうか?
見方によって、ミレー族にも見える姿。
それでも、平然とこの場所を彷徨うのは。
よっぽどの自信があるか、あえてそうした事を狙っているか、迷っているのか。
または、何も考えていないか、等々、あるだろう。
まぁ、少女の場合、どれにも当て嵌まる事がある訳だが。
その辺り、相手がどう取るかは、相手次第である。
ともあれ、そんな少女は、この貧民地区の中、ふらふらと散歩をしていた。
今日は、屋根伝いではない、ちゃんと道を歩いている。
その視線は、何か面白いもの、楽しめそうなものはないかと、隙無く巡らされているが。
■タマモ > 右へ左へ、視線を向ける少女ではあるが。
ちらほらと見掛ける、通行人からの視線は己へと向けられる訳で。
まぁ、それは当然だろう。
こんな貧民地区には、見合わない姿なのだから。
己が、そうした事を狙っているように。
もしかしたら、そうした事を目論む相手も、また居るのかもしれない。
もっとも、下手を打てば、思いっ切り跳ね返ってくる訳だが、それは知る由もない。
「ふぅむ…」
軽く腕を組み、思案する。
あれだ、たまには、相手を選ばず、目に付いたら愉しむのも良いかもしれない。
そんな、禄でも無い考えを浮かべている事も、また誰も知らない訳で。
一度、軽く空を見上げれば。
改めて、その視線を周囲へと向け直すのだった。
■タマモ > そんな調子で、少女は歩き続ける訳だが。
そう考え直した先で、果たして、思った通りの出会いがあったのか?
それとも、何か面白い事でも見付けたのか?
それは、少女のみぞ知る事である。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。