2021/05/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシスター・シェリーさんが現れました。
シスター・シェリー > 「ったく、私も信心深くはねーけど、ここはマジで酷いな。」

大立ち回り。
ここを根城にしていた男3人を追っ払って、一息つく修道服姿の女。
荒事は得意というわけではないが、それでも最低限は学んでいる。見様見真似の部分も多いが。

それでも、男に数発良いパンチをもらった。
苦痛に顔を歪めながらも長椅子に腰を下ろして、ため息一つ。

「聖職者の住処で薬持ち出してヤッてんじゃねーよ。」

どうやら男たちは、この古びた修道院を根城にしていたらしい。
まさか持ち主の指示で修復に冒険者兼シスターが来るとは思っていなかったのだろう。

シスター・シェリー > 「………しかしまあ、冷静に考えると。 応援の一つでも呼ぶべきだったかな。」

ふー、っと白い煙を吐き出しながら目を閉じる。
酩酊するほどでもない薬は、鎮痛作用くらいはある。
腹を思い切り殴られた。もうちょっと当たりどころが悪かったらノックアウトされて、先程逃げ出した女性と同じ目に遭っていたかもしれない。

「でも、あの状況で慌てて逃げ帰っても、めんどくせーよなぁ。
 人助けをせずに見捨てて帰ってきたのですか、とかさー。」

白い煙をもう一度吐き出す。身体の回復にはもうちょっと時間がかかりそうだ。

シスター・シェリー > 古びた修道院は、淫行と薬物の匂いが染み付いて、どうにも落ち着かない。
全部取っ替えた方がいいだろ、とは思うが、きっと掃除しろって言うんだろうなあ、と遠い目になる。
そういや、他のシスターもなんだかんだ個別ではぼやいてたな、なんて思い出して。

長椅子に横になれば、かちゃり、と首輪が音を鳴らして大きな胸が揺れた。

「……窓も割れてるし、こいつは掃除に手間がかかるな。
 もうぶっ壊れてたことにしちまってもいいかなー。」

はー、っとため息一つ。寝タバコをするシスターが一人。不良である。

シスター・シェリー > ぷかぁ、とひときわ大きな煙を吐き出して。

「………しゃーねえ、遭ったことを話して、ちょいと怪我したとでも言っとくか。」

ふー、っと一息。
それでも仕事は降ってくるんだろうな、と肩をすくめて。
不良シスターはその場所を後にする。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシスター・シェリーさんが去りました。