2021/04/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
ゲーゲン・アングリフ > 「……これで、よし、と」

貧民地区のとある酒場にて。
男が、笑顔を浮かべて満足そうに頷いていた。
男の視線の先には、真新しい掲示板……クエストボードがあった。

「さて、依頼を張って、と……」

そのクエストボードに、男は書類を張っていく。
今までは、ただまとめて管理していた冒険者ギルドからの依頼。
それを次々に張っていき……そして、張り終えれば。

「……おぉ~……」

まさしく。冒険者の宿には付き物の。
冒険者たちが依頼を受けるためのクエストボードが完成した。

「これで、少しはお客さんも入るといいんですけど」

それはどうかな、と。男自身思いつつも。
ようやっと「らしく」なった店内に満足し。
男はカウンターに戻り、イスに腰掛ける。
そのまま、いつものように男は読書をはじめ……。

ゲーゲン・アングリフ > 「……うぅ、冷えますね」

そうして読書に集中していた男は、ぶるり、と体を震わせる。
気づけば、だいぶ寒さが増しているが。
男は、防寒の準備もしていない。

「……なにか。暖かいものでも食べますか」

そういって、スープを温め始める男。
どうやら、今日もこの酒場は閑古鳥が鳴いているようで……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。