2021/04/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
ゲーゲン・アングリフ > 「……ん~……」

貧民地区、商店の並ぶ通り。
男が、商品を見て考え込む素振りを繰り返していた。

「……では、これとこれをいただきましょうか」

熟考の後、購入するものを決め、代金を支払う男。
自身が店主を務める店の営業のための買出しに来たのだが。
そもそもが流行っていない店なので、予算も潤沢とは言えない様で。
商品購入も、どこか小規模なものが続く。

「さて、これくらいでいいでしょうかね」

買った商品は店に届けてもらうように頼み込み。
男は、ふぅっ、と息を吐く。
ほとんど道楽営業のような状態の店だが。
男にとっては、大事な大事な城とも言える店。
なので、買出しで手を抜くことはできない。

「そろそろ店に戻りましょうか」

予想より時間がかかったことに疲労を覚えつつ。
男は、店への道を歩き始めるのだが。
その道中、また興味を惹かれるものを見つけては、足を止めたりしてしまう。

ゲーゲン・アングリフ > 結局、道中男はいろいろと追加で買い物をしてしまい。

「……う~ん。
 これは、ちょっと、買いすぎたような……」

すっかり軽くなった財布の中を見ながら。
男は、困ったような笑みを浮かべる。

「でもまぁ、これも必要経費ということで……」

誰に聞かせるでもない言い訳を口にしつつ。
男は、通りを後にした……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。