2021/03/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に黒須さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に黒須さんが現れました。
黒須 > (雨が降り続ける貧民地区。
地面は濡れて、外には人は誰も居なかった。
そんな中、一つの大きな人影だけが存在していた。)

「・・・。」

(黒須である。
空を見上げるようにごみ収集場に大の字に倒れていたのだった。
精気の無い目で空を見上げ続けていた。)

(どうやら街を歩いて居る最中に契約者とであり、その矢先にリンチにあった。
服は破れ、ぼこぼこに殴られた結果、体中は痣塗れである。
その末にここに投げ捨てられた。
何も思うこと無く、ただ廃人の様にその場に居た。)

黒須 > (しばらくしてようやく目に正気を戻した。
ゆっくりと立ち上がり、体にくっつくゴミを払う)

「…何してたんだ…。」

(頭が重く、痛い。
フラフラと立ち上がり、ゆっくりと貧民地区の道を歩く。
まるで亡者の様な精気の無い歩き方で)

黒須 > (今までに感じた事のない苦痛だった。
頭は痛み、体から力は抜け、足も石になったかのように思い)

「ゥッ…!」

(おまけに吐き気もこみあげてきた。
近くの壁に手を当て、胃袋に溜まっていたもの全てが口から流れ出す。)

「ハァ…ハァ…。」

(辛い。
その言葉は初めてだった。
この人生で初めて感じたこの感覚にこの気持ち、理解するのに時間がかかったが、それだと確信を付けるしかなかった。)