2021/02/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」にビョルンさんが現れました。
■ビョルン > 深夜にはまだ少し遠いが、多くを持たぬものが暮らすこの界隈は家々の灯りがほとんど落ちている。
夜更かしする燃料も理由もない、というところだろうか。
その中を暗みに慣れた目で家路へ急ぐ迷いない足取りがひとつあった。
夜なべする家からの灯りが漏れる窓の下、白い息が空へと吸い込まれるように上がるのが見える。
■ビョルン > 歩き続けて、はたと足が止まる。
ひゅっと細く息をのむ音。
「──忘れてた、」
今日中にまとめるべき書類のあることを思い出し、足を速めた。
帰路へ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」からビョルンさんが去りました。