2021/01/07 のログ
■アシュタロッテ > (眠らない街王都マグメール。あちらこちらの様々な店が雑多に立ち並び光を落とすことなく喧騒を発しながらがやがやと賑やかな有様。
その一角をシスターの少女は歩いていた。片手には紙袋の大荷物を抱え、空いた片手には地図を持ちそれを眺めながら歩く様子は最近この辺りに越してきた様子を感じさせるだろう。傍に同じシスター服をまとった少女が二人程付き従っている様子からそれなりに立場ある人間であることも感じさせるか。
なんでこんな時間までうろうろしているかというと最近この辺りに拠点を移したので、色々と物入りでその結果こんな時間まで色々と買い漁る羽目になっているのだけれど。)
必要経費とはいえ・・・頭が痛いです・・・。
(食料、家具、雑貨・・・etcどれも必要なものというのは分かっている。分かってはいるけれど飛んでいった資金を考えると頭が痛い。この引越は必要なものであったし、買い込んだものも必要なもの。それは分かっているけれどうちの教団はそれ程財政に余裕がある訳ではない。飛んでいった経費とこれからを考えるとまぁ色々と頭が痛い。 るー・・・と心の涙を流しつつももう少しまだ必要なものはある。
地図を眺めつつ、あと必要なものは・・・、と少しばかりあるきながら思案をして。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > マグメールの夜。貧民地区といえど、いまだ賑やかだ。
少年はそんな雑踏の中を慣れた様子で歩いていた。
今宵の宿を探しているか、または食事にありつこうとしてるのか。傍から見れば判別はつかないだろう。
目深にかぶったフードのせいで、人混みに紛れて目立つこともない。
そんな少年とは対象的に…人混みの中に目立つ影が3つ。
遠目から見ればシスターのようだが…こんなところに?3人も?
炊き出しでもやっているなら珍しくはないだろうが、そうでもないのに3人のシスターが
こんなところを無防備に歩いている。こんな時間にだ。
「…襲われてぇのか?こいつら…」
ミレーであることを考えれば、教会関係者と関わるのはよくはないだろう…だが…
「おい、あんたら。こんなトコで何やってんだよ。食われちまうぞ」
おせっかいというかなんというか…つい、放っておけず声をかけてしまった。
■アシュタロッテ > (まずその声に反応したのは中央に立っていた桃色の髪のシスターだ。見つめていた地図から視線を外し、紙袋を抱えながらゆらりと声の主へと振り返る。それに続くように二人のシスターも声の主の方へ振り返る。
問を投げられればよいしょ、と紙袋を抱え直して)
買い物です。最近この辺りに越してきまして、色々と入用なので。 出費がひどくて泣けてきますね・・・。
(お節介から声をかけた少年に返した声はのほほんとしたマイペースな返事。襲われるだとか、食われるだとか彼が心配しているようなことはまるで心配していないような、そんな空気。それは桃色の髪のシスターが特別のほほんとしていてマイペース、という訳でもなく周囲のシスター達もそんな様子であって、夜の街を女だけで歩く。その行為に対してなんら危険とは思っていない様子を見せる。)
■ブレイド > 近寄ってみれば、ふわふわとした桃色の髪、そしてシスターの服といっても、なんだか普通のシスターとはまた違うような。
しいていってしまえば、深くスリットが入っており、ふとももが見え隠れしている。
それに、のんびりとした返事までおまけについてくると来たものだ。言ってしまえば警戒心0。
しかも3人揃って。
流石に訝しげに眉根を寄せる。
「買い物ね…まぁ、気にしねぇってなら別にいいんだけどよ。
この辺に教会なんざあったか?ノーシス主教のおえらいさんも精が出るな」
顔を見れば、少し童顔だが美人といえる。
体つきも多くの男が好みそうな感じだ。
こんなシスターが3人もいるような教会がこんなところに建ってみろ。
3日もせず3人とも行方知れずだ。
■アシュタロッテ > (彼が普通のシスター服とは違う、と感じたのは当然の事だろう。事実、この国の一般的な宗教であるノーシス主教とは違う宗教であり、纏う服も似通っているところはあるとはいえど違うデザインの服なのだから。)
えぇ、この間越してきたんです。 ・・・ノーシスさんのところとうちは違う宗教なのですよ。
(こそっと囁くように彼に伝えるのは自分たちがノーシス主教とは違う宗教を信仰するシスターであること。それをこっそりと伝えるのはやはり国教であるノーシス主教に適う程勢力は強くなく、今はまだ地盤を固め、勢力を強化する段階であるからか。す、と指先を唇にあてて、ウインクをしてみせ、くすりと微笑んで。
今はまだ名もなき異教でしかない。そう、今はまだ。)
■ブレイド > 「違う宗教…?」
よくよく見れば、いや、気づいてはいたが、まさか彼女らの着ているシスター服…
これが正装なのだろうか?ならば3人揃ってこのような際どいデザインなのもうなずけるが。
ノーシス主教が幅を利かせ、原住民であるミレーの信仰…ミレーそのものを踏みつけにしてきたこの国に?
なるほど、桃色の髪のシスターが声をひそめるのも納得だ。
「へぇ…そういうことなら安心だ。少なくともオレはな」
ミレーである自分にとっては、彼女らは警戒すべきではないとわかり、肩の力が抜ける。
「ノーシスのシスターじゃねぇってならオレも気兼ねなく話ができるってもんだ
オレはこのへんで冒険者をやってるもんなんだが、なんか手伝えることがあったらいってくれよ?」
■アシュタロッテ > まぁ、冒険者。へぇ、まぁ。こんなにかわいらしいのに随分と頑張ってらっしゃるんですね。へぇ。
(にこにことほほえみながらかわいいかわいいと口付さみながら相手を褒めて。決して体格には恵まれてはいない。筋肉がむきむきしている訳ではない。魔力も飛び抜けて高い訳ではない。だというのに冒険者として頑張ってる、なんて聞けば可愛いのにがんばってるなぁ、なんて感想になってかまってみせて。)
なら・・・少しお願いしましょう。うちの教会に時々遊びに来てくださいませ。冒険者でしたら、祝福とか解呪でしたら是非うちを。少し献金は頂きますけれど、あなたの道行きを祈り、母の愛を授けましょう。
それから・・・うちの子達が街で困っていたらどうか助けてあげてくださいな。まだこの街に皆慣れていないものですから。
それから最後に。 ・・・お買い物、手伝ってくださいませんか?やはり男手があると私達も助かるので。お礼は夜食と、決まってないのであれば今晩の宿とかいかがでしょう?
(それらの全ては依頼ではなく、ただのお願いだ。彼にそれを守る義務はないし、守らなかったからといって彼を罰っするつもりも毛頭ない。ただ、もし彼にその気があるのなら。なにか私達の手助けになってくれるのなら、そういう形で私達を手伝ってくれると嬉しいな、と口にした。)
■ブレイド > 「か、かわいらしいって……そりゃ、厳つくはねぇだろうが…」
冒険者として荒事も含め仕事をいくつも一人でこなしてきたわけなのだから、かわいいと言われると少し抵抗はある。
だが、表情や声の調子、言葉からも…このシスターに他意はなく、純粋に褒めてくれているのがわかる。
バカにされていれば、声を荒げて怒る事もできるのだが、冒険者としてやってきたおかげで
そうでない事が洞察力でわかってしまう。そのため表情は少し微妙だ。
「なるほどな。ま、金は少しでも必要だろうしな。それくらいだったら構わねーぜ。
どれもそんなに難しいことじゃねぇしな」
シスターの言葉には頷いて応える。
依頼ともいえないし、お願いにしてもそこまで自分に面倒がかかるものでもない。
「買い物ね。何がほしいんだ?道案内でも荷物持ちでも、好きに使ってくれりゃいいさ。
これも縁だ。宿にもありつけるってならうけない理由もねぇ」
友好的なシスターたちの申し出。断る理由もない。
そもそも、おせっかいで声をかけるくらいなのだ。放っておくよりも手を貸す方が
少年にとっては気持ちが楽だった。
■アシュタロッテ > えぇ、まぁ・・・私達もお金が必要なので・・・。
(生きていくためにも、教団を運営する為にも何をするのだってお金がいる。そういうものを介さずしたいようにできれば一番良いのだけれどそういう訳にもいかない。気に入った子にはお金をもらわずとも祝福を授けてあげたいし、その道行きを祈り護符を授けてあげたい気持ちもある。ある、けれどそれをやってしまっては生きていけないのもあって。世の中って・・・世知辛いですよね・・・。)
えぇ、あと必要なのは・・・。
(少年の言葉に応じ、必要なものを口にするだろう。主なものは食料と雑貨。彼を連れてあちらこちらと店を見て回り、時には脱線しそうになるだろう。なにせシスター達にとっては新しい街。見慣れない店なども多く、キラキラと目を輝かせて目的ではない店を見て回りたい、と強請ったりして。それを止めるか諦めるかは彼次第となる。
紆余曲折ありながらも買い物を終えれば彼と共に教会へとたどり着くだろう。最近建設したとあって外装はなかなかに綺麗。内装も少々散らかって入るものの新品の家具が多く汚れている、という感想をいだきにくいだろう。
桃色の髪のシスターが先に扉へと向かって、きぃ、と扉を開けば)
どうぞ、入ってくださいな。例え信仰などなくとも母なる神は生きとし生けるものすべてを愛し、受け入れてくださいますから。
■ブレイド > 「そりゃそうだ。わかってるから気にしなくていいぜ」
お金が必要。それは誰でもそうだ。
神の教えを広めるのだって金がなければ不可能だし、シスターたちも金がなければ飢えて死ぬ。
聖職者である彼女らがそれを口にしたところで、何も思うところはない。
むしろ、金も無いのにこんな所まで来て大変だなと思うくらいだ。
そんな世知辛い世の中、彼女たちに連れられていく買い物は彼女らの要望もあってかなり遠回りになった。
どうやら、越して来たばかりというのは本当らしく、様々な店を案内して回る羽目になったのだ。
流石に想定外で出会ったためか、少し疲れたが…
「ああ、わりぃな。邪魔するぜ。あんたらの神様にも感謝しなきゃな」
案内されたそこは、貧民地区のものでありながらなかなかに綺麗な教会だ。
下手な宿に泊まるより、ここで寝たほうが快適だろう。
彼女たちの代わりに抱えた荷物を、桃色の髪のシスターの指示にしたがって下ろし、大きく伸びをした。
「でもいいのか?あんたら女だけだってのに、オレなんざ泊めちまって」
■アシュタロッテ > (――彼が扉を通り、その後に続いて二人のシスターが扉をくぐったのならばその扉はぱたむ、と音を立てて閉まるだろう。それは伏魔殿の扉が閉まる音。彼は知らぬだろう。穏やかな笑みを携えるシスターの彼女達が何の神を信仰しているのか、など。彼女達の属する教団というのはどのような宗教なのか、と。温厚で穏やかな彼女達。されどその内面は淫猥に妖しく輝いて。)
みんなー!私が帰りましたよー!お客様もいらっしゃいますよー!
(そう高々に宣言し、にっこにこの笑顔を携えて桃色の髪のシスターは教会へと凱旋する。そうしてみればわらわらと奥から数人のシスターが現れて外の買い物から帰った少女たちとお客様である少年を迎えるだろう。 疲れたでしょう、と声をかけ少年の手荷物を受取る者。おかえりー!と元気よく走り込んで来る者。シスターから食材を受け取って奥のキッチンへと消える者。そう数は多くないが総勢で10人程であろうか。
教会、といえば厳粛な雰囲気であるかもしれないが、中に住まうそのシスター達の雰囲気は穏やかでそして自由。内装こそ厳かであったかもしれないがその空気は教会、というよりかは孤児院のような雰囲気であることだろう。
他に一つ特徴をあげるとすればその教会に住まう者は全て女性であって男は一人もいなかったことか。それと在籍する女性のレベルは高く、そのまま夜の店へと姿を変えたとしても全然通用しそうなレベルであったことが特徴であろう。
そのお客人が大きく伸びをしながら問をかければ、くすりと少女は微笑みを浮かべて)
構いませんよ。私達の教会はすべてのものを受け入れる教会です。言ったでしょう?我らの神は生きとし生ける者全てを愛し受け入れる、懐の深い神である、と。男だから、なんて理由で差別なんてありません。えぇ、どうぞ気を楽にしてゆっくりしていってくださいな。
(にこにこと微笑む姿はあいも変わらず。男をこの女所帯の教会に迎え入れることになんら恐怖も忌避感も覚えていないようである。ここまで来るとなんなら神が見守ってくれているからそういうことは起きない、と信じ切っているようにも見えるだろう。事実の程は、さておき。)
ところで――。ご飯にします?それとも先に寝床にご案内いたしましょうか。
■ブレイド > 桃色髪のシスターが声をかければ、小綺麗な教会の奥からでてきたのは美しいシスターたち。
和やかかつ丁寧に迎えられれば少し恐縮してしまう。優しげに荷物を受け取ってくれるものがいれば
少しぎこちなく、照れた様子で どうも、と頭を軽く下げて。
「…なんか、教会ってよりも…いや、わるかねぇか…」
教会らしからぬ空気ではあるが、少年にとってはなんとなく心地の良い
気やすい空気が漂っている。シスターが美女、美少女揃いなのは少しばかり落ち着かないが。
シスターたちが慌ただしくする中、流石に室内。
しかも、ノーシス主教以外の宗教の教会だ。フード付きマントを脱いだとしても問題はないだろうと
ねこのような耳と尻尾を顕にして、笑みを浮かべるシスターの方に向き直れば
「そりゃありがてぇ。ま、こんなに人数がいるってなら少しは安心か」
彼女たちが何を信仰しているかはしらない。その内情も。
だが、彼女らの穏やかな空気もあってか、そこまで追求することもなく
「ああ、荷物置きてぇから寝床の方に案内してもらっていいか?流石にそのまま寝たりはしねぇけどよ」
それにしても大所帯。そんなに部屋があるのだろうか?シスターの部屋に泊まれとは言うまいが…さすがに。
■アシュタロッテ > ・・・!まぁ。まぁまぁまぁ!お顔が赤いですねぇ・・・?誰か気になる子でもいらっしゃいました?
(少年の顔が赤い事に気がつけばにやりといたずらっぽく笑う。それはまるで玩具を見つけた子供のようにによによと楽しそうに笑い、囁くように手で扉を作るようにしながら少年に語りかけて。元来、桃色の髪のシスターは悪戯好きであるからして、こういう反応を見せたのならつい可愛らしくて弄り倒したくなってしまう性格である。)
まぁ、ミレーの方だったんですね。
(確かに魔力がちょっぴり一般の人よりは大きいとは思った。ただし、少年がフードを取ったからと言って特に変わりはなく。それは桃髪のシスター以外の少女も同じである。例えば背が高い低いだとか、筋肉がついているとかそうではないとか。彼女らの反応はそういうレベルでミレーだからといって差別することはまるでなく。彼女らにとってはミレーもそれ以外も愛すべき隣人であることは変わりない。この教団はそういう教えである。 ――もしかしなくてもその猫のような耳と尻尾を見てさわらせて!さわらせて!と主張する子供がいたけれど。 桃髪のシスターの名誉の為に言わせてもらうけれど決して彼女ではなく。笑顔が愛らしい幼女からの主張である。)
わかりました。では、ついてきてくださいまし。
(そう告げれば先行して彼の寝所へと案内しよう。彼には告げていないが・・・この教会では時折宴を開くことさえある。今は時期でもないし、資金も足りてないからやっていないけれど、そういう事もするから、客人用の部屋はいくつかある。そのうちの一つへと彼を案内して。)
こちらです。どうぞ。
(そして、扉を開ければそこそこの広さの部屋に新品と思わしきベッドが用意された部屋へと彼を通す。新品は越してきたばかりの為だけれど。部屋のレベルとしてはそこらの宿以上の質を感じさせるだろう。)
■ブレイド > 「なっ!?いや、そういうんじゃなくて…あーその…
あんたも、だけど…美人っつーか、可愛い子が多いんだなぁってさ…ちょっと思っただけで…」
指摘されてしまえば、少し慌てたように声を上げながら、さらに顔を赤くしてしまう。
楽しげにいたずらっぽく笑う桃髪のシスターに困ったように答えるが
結果的には、『気になる』という点では間違っていないということをごまかしきれてはいなかった。
「ノーシス主教の教会だとこうはいかねぇからな。
さっき安心って言ったのはこういうこった。この辺にアイツラがいつくと動き連れぇったらねぇ」
桃髪のシスターには頷いてから、触りたがる子供のために身をかがめる。
多くのシスターが集う。しかも、見目麗しい女性揃いで。
しかも子供までいるのだから、少し心配になってしまうが…。
少し、少女と戯れてから、声をかけられれば寝所へと案内される。
思った以上に広い教会、そして、上等なベッドと部屋…金も必要になるわけだ。
「ああ、ありがとよ。てかすげぇな…ベッドも広いしキレイだしよ。
ここが宿ならしばらく滞在してぇところだ」
などと冗談めかしつつ、自分の荷物を傍らにおろしてベッドに腰掛けてみたり。
■アシュタロッテ > まぁ、まぁ、まぁ・・・嬉しいこと言ってくださいますねぇ・・・?
(にやにやと微笑む顔はあいも変わらず。その笑みは小悪魔の如し。かわいいとか、そういうお世辞を言われたことは数多くあれど、彼のような純粋な子から言われると真に迫っていて少しばかりこそばゆさもありますね・・・。)
私達は外から来た者ですから。あちらの教えとかそういうのは詳しくありませんが。困ったことがあればうちの教会にお越しくださいな。懺悔くらいなら聞きますし、いざという時の避難所にもなりますからね。
(彼が身をかがめてやればその幼女はふさふさー!とかきもちいいー!と楽しそうにわしゃわしゃと少年の尻尾と耳を触れるだろう。それは子供特有の純粋なものでその手に攻撃の意思は全く感じさせないだろう。)
(そして、彼を寝床に案内してベッドに座れば、桃髪のシスターはぱたん、とその扉を閉める。そう、その寝室の中にいたままに。そのまま歩みを進め、彼の隣。それこそ肩が触れ合いそうな程まで近くに寄り添えばギシリ、と音を立ててベッドに腰掛けて。)
えぇ、最近購入したばかりですからね。それにお客様用のベッドですから、どうしてもそれなりの質の良いものになります。
(その手を、身体を振り払うならば今の内。いいえ。もはや手遅れかもしれず。紫水晶の瞳が見つめるのは貴方の目。じっと見つめるその目は先程の小悪魔のように笑い、見つめ、それは妖艶に歪む。そのまま相手が逃げなければ、いいえ、逃さないけれど。その両手を相手の頬へと伸ばし、捉えれば。ぎゅむっ、とその豊かに育った双丘を少年へ押し付けつつ、ちゅっ、と唇を奪おうとして。)
今日はお手伝いありがとうございました。とっても、助かりました。
(そのままなんでもないかのように世間話を始める。その接吻がなんでもないかのように。 口づけは愛の証。そのまま気を楽にして。母なる神の代行者として、愛を与えましょう。愛しましょう。人、魔族、ミレー。その全てに差別なく、区別なく。生きとし生けるもの全てに愛を。 それは目の前の少年も例外ではなく。)
■ブレイド > 少し照れくさい思いをしながら、子どもたちと戯れたどりついた部屋。
幼いシスターの純粋さにも触れ、このように綺麗で温かいベッドまであって
住まうシスターたちも穏やかで…いい場所だなと感じるのもまた自然なこと。
ベッドに座って食事まで一息つこうなどと…思っていたのだが……
「え、と?案内はここまで…じゃ、ないのか?」
扉が閉まる、それはいい。だが、室内にはひとりじゃない。
桃髪のシスターが室内に残っていた。なにか用があるのだろうか?少し不思議そうに声をかけるが
彼女は自然な振る舞いで自分の隣…ベッドに座る。
「お、え…?ああ、そうみてぇだ…」
金色の目が彼女に捕らえられると、照れくさくて慌てて目をそらそうとするが…
良いベッド、たしかに。だが、彼女の言葉に返事を返すことはできなかった。
その前に彼女に唇を奪われていた。豊かな胸の感触を感じながら、突然のことに目を白黒させている。
「…は!?えっ…まっ、て…いまっ、なにっ…!?」
平然と話すシスターに対して、こちらは真っ赤になってオロオロとしている。
女性経験がないわけじゃないが、不意打ちには弱い。思ってもいない出来事に混乱している。
だが、シスターの口づけも、胸の柔らかさも感じてしまっている。
それを理解すれば、状況がわからなかったとしても体は反応してしまって。
■アシュタロッテ > ふふ、動揺しちゃって。かわいい。
(きょろきょろと辺りを見渡すように、その動揺を隠しきれない様子が愛らしい。可愛らしい。神の教えがなかったとしても、個人的に食べてしまいたい、くらい。
ぺろり、と舌舐めずりをしながらも少年の頬に手を添えればもう一度口づけを。今度は先程の触れるだけの優しいキスではなく、少年の口内に舌を入り込ませて、唾液を混ぜ合わせる、深い、深い大人のキスを。
その最中、空いた片手は少年の股間部へと。さわさわと服越しに少年の股間部をまさぐり、肉棒の場所を探り当てればこしこしと圧をかけながら刺激をして、ある程度刺激をして、熱と硬さを持ってきたことを感じればそのベルトをかちゃかちゃと外して外へ少年の魔羅を開放しようとして。)
――なに、っておわかりになりませんか?セックス、するんです。私と、貴方で。夜の寝室で男女で二人。することは決まっているでしょう?母なる神の代行者として。生きとし生けるもの、全ての母であり妻である我らが神の代行者として。全ての愛し子達に私達の愛を捧げるのです。さぁ、気を楽に。私が快楽の向こう側に連れて行ってあげますからね・・・❤
(ようやく、彼もここがどんな場所であるか感づいただろうか。ここは邪教を信仰する異教の民が住まう場所。殺しこそ決してしないものの母なる神に愛を捧げる、と謳い夜な夜な身体を重ねる淫猥なる伏魔殿。そこに足を踏み入れたからにはその精嚢の中身、空になるまで吐き出して神にささげてもらわなければ。
――さて。日が登る頃恐らく彼は開放されているであろうがそれはどのような状態か。一方的に少女に搾り取られたか、あるいは上手いこと主導権を握り返す事ができたであろうか。
そのどちらであったとしても、きっと彼は少女たちから一つの催眠・暗示をかけられるだろう。
――ここではなにもなかった。そうですね? と。
少女たちはこれが良いことだ、と信じ切っているがそれが世界ではまだ受け入れられていないことも知っている。だからこそ、暗示をかけて今晩の記憶を封印する。
そして、朝を迎えればこの部屋に入る前と同じように愛らしい笑顔を浮かべてこう伝えるのだ。
――おはようございます。昨夜はよく眠れましたか? と。
・・・余談であるが。もし、起き上がれない程衰弱したのならば、回復するまで献身的に介護をしただろう。ここはそういう場所である。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアシュタロッテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からブレイドさんが去りました。