2020/11/14 のログ
■セイン=ディバン > 「普通気にするっつー。
冒険者にとっちゃあ、風評、ってのは大事だぞ?」
腕っ節だけだの、ハッタリだけだの。
そういったスキルだけで食っていけるほど、冒険者は甘くない。
そう相手に指導しつつも、相手の柔らかな体の感触に。
男は、思わず興奮してしまうが。
ここでがっついては、格好もつかぬ、と。
気合を入れ、ガマンの姿勢。
「おぅ。食え食え。
たんと食えばたんと強くなる。
胃の強さは、冒険者としての強さだ」
相手の注文に男は大きく笑いつつ。
男自身も、肉を主軸に、麦酒をがぶがぶと流し込んだり。
そうして、楽しい食事の時間が終われば。
「ま、酔いつぶれん程度に飲みなれておくといい。
酒に強くなれば、下手なチンピラにレイプされることもなくなるしな」
などと、物騒なことを言いつつ。
男は相手と、宿の部屋へと移動していた。
ベッドに寝転ぶ相手の無防備な姿。
その、ちら、と見えた下着や太ももを見れば。
男は、つばを飲み込みつつ、相手にゆっくり覆いかぶさり。
「……それじゃあ。
メインディッシュをいただこうかね」
そう、相手の耳元で囁き。
相手の体へと、手を伸ばし……。
男らしからぬ。優しい行為でもって。
相手の肉体を、味わうのであった……。
■ティカ > ルーキーの見せた食欲は、コンパクトな体躯にしてはあっぱれな物ではあったが、元々の胃袋のサイズが小さいのか常識的なレベルに落ち着いた。
それでも分厚いステーキをしっかり食べきり、ジョッキのエールもきっちりと飲み干して、今は少し膨らんだお腹を満足げな表情で撫でている。
きちんと洗濯されたシーツの上、狼の毛皮を背に敷いた仰向けの小躯が酒精に上気した童顔の少し眠たそうにも見える猫目で、じっと男の様子を観察していた。
彼の瞳が己の下肢をみてゴクリと唾を呑み込む様にもしっかりと気付いている。
山賊共に無理矢理に処女を散らされ、その後には散々に弄ばれて、変態的な行為も受け入れてきた。それでも、こうしてまともな相手と合意の上で一夜を共にするのは初めての経験で、ティカも流石にドキドキしている。
「――――あ……っ、んんぅ……ッ♥ す、好きにしろよ……っは、あぁ…ッ♥」
少女に比べれば余程に大柄な細身が覆いかぶさってくる。
貫頭衣の下、重力に拉げた双乳が彼の胸板に押しつぶされて、寂寥感を伴う息苦しさで少女の唇から甘やかな吐息を零させた。
麻布に覆われていない脇腹や、捲れた裾から露出した太腿が男の手指に撫でられる度、自分でも恥ずかしくなるようなメスの声が漏れてしまう。
ぞくぞくと背筋を走る性感が、悩まし気に擦り合わせる太腿の奥、恥部に食い込む下帯ににゅるりと生温かな感触を染み広げていく。
この夜、冒険者らしからぬ善意を証明してみせた中年男が、最後まで紳士らしさを貫き通せたのか、それともティカがからかったように変態的な行為にまで及んでしまったのか。それを知るのは二人だけ――――と、言いたい所ではあるが、壁も床も天井も薄いギルドの安宿での行為である。
恐らくは他の冒険者にも筒抜けで、娼婦を買えるだけの稼ぎの無かった冒険者に一夜のおかずとして食されてしまったのではないだろうか。
ご案内:「貧民地区の冒険者ギルド」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「貧民地区の冒険者ギルド」からティカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
■ボブ > (貧民地区にありながら料理の腕が凄い親父が居る酒場でほろ酔い程度に酒を入れた男が
もう少し親父の料理と酒を楽しみたいと一旦会計をし、夜の貧民地区の通りに出て、酔い覚ましの散歩をしている男)
「はあぁぁ~~、もうすっかり吐く息も白くなってきたな。
雪が降ってくるのもそう遠くない日といったところか」
(コートのポケットに両手を突っ込み、自分の目の前に浮き上がる自分の吐息の白さで季節の移り変わりを感じながら
夜の貧民地区という危険地帯を男としては散歩気分で出歩いていた)