2020/11/12 のログ
■ロブーム > ――そして、彼らの内美しい女性が一人、行方不明になったという
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 炊き出し」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイリースさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にビョルンさんが現れました。
■ビョルン > 己の為に作られた料理をたらふくになるまで胃の腑に収め、腹がこなれるまでとうっかり横になりまたうっかりと目を閉じてしまった。
口と、身体が猛烈な渇きを訴えて目を覚ます。
寝覚めの瞬間は己の置かれた状況が飲み込めない、それは女が持ち込んで設えた暖房具のせいだった。
「──水、」
寝ぼけ眼擦って卓上に水差しを探す。まだ夜は浅い。
■アイリース > 「……」
目の前で寝ていた人物が眼を覚ますのを見て。
私は、軽くため息を吐く。
いや、もちろん。それは予想できていたことなのだけれども。
「……はい、どうぞ」
小さな声に反応し、相手に水を差し出す。
なんというか。どんな国の人間であれ。
この暖房器具の魔力には勝てない、ということだろうか。
「まぁ、そういう意味では。
拵えて正解でしたかね」
相手に水を渡し終えたので。
私もその暖房器具……。
いわゆる、『炬燵』と呼ばれるものに体を滑り込ませる。
■ビョルン > 短い時間なれど、思ったよりぐっすり眠っていたらしい。
女の差し出した水にごくごくと喉を鳴らしてからふっと息をついた。
女の続けた言葉を受けて、少しばかりの思案。
のちにこくり、と頷いて。
「足はぬくいが肩が寒い──この机に入るなら、綿入れの上っ張りを羽織れば快適だろう。
それで、富豪の様に景気よく炭を焚いて氷ミカンを食べたいんだ」
相手も座れば妙にきっぱりとそう返した。
いい案だろうと言いたげにどこか誇らしげでもあるかもしれない。
■アイリース > 「あら、わかってますね。
ただ、『それ』を好んで味わう人もいるんですよ」
水を飲んで落ち着いたのだろう。
ゆらゆらと語る相手に、私は返事をしつつ。
肩に触れるジェスチャーをしてみたり。
「氷ミカン、ですか。
ま、いつか用意してみましょうか」
うんうん、と頷きつつ。
私は、相手のほうを見て笑う。
それは、快活な笑みではなく。
まぁ……そういった意味をこめての笑み、だけど。
■ビョルン > 「敢えての不都合を楽しむとは、酔狂だ」
ただ、自分は十分潜り込んで寝ていたからか頬にばら色の血色が差していることだろう。
飲み干した水のグラスを頬に当てる。
汗ばむくらいにしっかり寝入っていたせいか、じきに背へ冷えを感じて卓上に肘を上げて背を丸めて。
「……何さ」
女の意味深な笑みを受けて、ニタと笑う。
そうしながら炬燵のやぐらに中では己と相手を結ぶ線上から、木枠で囲まれた小さな火鉢を足で避ける。素知らぬ顔で。
■アイリース > 「酔狂……。
そうかもしれないですね。
ただ、その。『暖』と『寒』。両方を味わいたいのかもしれません」
ふむ、と。私は相手の指摘について考える。
確かに。不都合を楽しむ、っていうのは。
酔狂と言えるかもしれない。
「いえ。ハッキリ言いますと。
ちょっと、えっちぃことしたいなぁ、と」
相手が素知らぬ顔をしているの。
思いっきり真っ向から物を言ってみる。
というか、女性サイドからこういうことを言う、っていうのは。
ちょっとばかり、恥ずかしいんですけれども。
■ビョルン > 「まぁ、それを含めての冬なのは異論ない──」
暖かい中では降り積もる雪景色は眺められないし、もしそんな術があったとして居心地のよい座敷で雪景色の幻影を楽しむことは『冬の楽しみ』とは言えない。
互いに一理あると頷き合ってから、女の言葉に。
にんまりと、機嫌よさげに上がる唇。
女から求められて喜ばない男は居らぬだろう。
「そォかい──、
だったら、その気にさせてもらおうぢゃァない」
にんまり笑む顔、より背を丸めて炬燵の上で相手へ近づけ。
■アイリース > 「ですね」
相手の言葉に、私は頷く。
寒いのは……正直、ちょっといやだけど。
それはそれで、趣があるのはたしかなのだから。
「あ、そういうこと言います?
ま、やってみましょう」
相手が顔を近づけてくるのであれば。
私はゆっくりと顔を近づけて……。
相手の頬に、軽く口付けを。
そのまま、炬燵の中で足を動かして。
相手の太ももをなぞってみたり。
■ビョルン > 「ノリ軽くない」
いっちょやってみるか、とでも言うような女の口ぶりにちらりと笑って口を尖らせてみる。
頬への口づけにはじったると目を細めた。
腿を撫でられるとンフ、と息をついて。
「女シノビの手管は凄いって本当──?」
さながら、世間話のように切り出す。
炬燵の下では好きにさせておく。
■アイリース > 「自室でそ~いったことをする、っていうのに。
必要以上に真剣になっても、ムード台無しでしょう?」
まぁ、正直私もちょっと軽かったかな、とは思うけど。
逆に、それくらい気楽なほうが。何かあったときにも。
笑い話になる、って物で。
「凄いかどうかは、その者の実力によりますけど。
少なくとも、そこいらの街娘よりは。
慣れているのはたしかですよ」
足先、指を使って。
相手の太ももをなぞりつつ。同時に、腕を伸ばして相手に触れてみる。
頭を撫でたり、頬を撫でたり。耳に触れたり。
少しでも、相手がドキドキするように、と。
■ビョルン > 「まぁ、そりゃそうだ」
そのくらいの仲には成った。
炬燵の天板についていた両手の、左手は炬燵へ引き入れて隠す。
そうして聞く、忍者の色事について耳を傾ける。
「──で、どんなものだったのさ。
その自信とか何やかや、──『俺に逢う迄は』ってな、ものだろォけど」
そうして頬に触れられると擽ったそうに表情を和ませる。
「俺の顔面が愛くるしいことに今頃気づいたかい」
右手で相手の手を捕まえ、その指先に唇を落とす。
下半身を焦らそうとしているような足指の捌きには触れず、その手の甲へ頬を寄せて。
■アイリース > 「でしょう?
だから。これくらいがいいんです」
相手の同意を得て、私は笑顔のまま頷く。
どうやら、この人も。
私との付き合い方を心得てきたようだ。
「ん~……どうでしょうね。
実際のところ、里での修行では褒められましたけど。
実戦では『そうなる前に』相手を仕留めることが多いですし」
ただ、こと男性を喜ばせる、という部分に注目して話せば。
まぁ、それなりだとは思うんだけど。
「……」
思わぬ一言に、私は絶句してしまうが。
そのまま、手を掴まれ、指にキスされれば。
少し、ドキリ、としたり。
私は、お返し、とばかりに。
足で、相手の股間をつんつんと刺激したり。なで上げたりしてみる。
■ビョルン > この部屋の中では主と従でもなく、かといって夫と妻というにはまだ遠く。
ただ男と女と表現するしかないような関係性の今只中。
重ねて張り子の虎の様に頷いた。
「どんな所なんだろ、里って。
──あぁ、そうだ……お前、冬の洋服や外套は持ってるのかい?」
不意に思い出して話題が変わった。
話題を逸らした調子なく、さながら久々に日常会話を交わすもののような口ぶりで聞いて。
「──うん、それでそうする?」
着衣越しにでも撫で上げられれば正直に若木の幹は反るほどの硬さを持つ。
悠然と、相手の出方を伺うのを楽しみながら手の甲へと口づける。
■アイリース > 炬燵を使用しているからだろうか。
なんというか、部屋の空気も、どこかのんびりしたものになってしまう。
もちろん、私としては、それは好ましいわけなんだけれども。
「どんなところ、といわれましても。
まぁ、普通の村、って感じですよ。
ただ、外界からは、わりと隔離されているというだけで」
東の国の、ちょっと寂れた村。そんな感じ。
ただ、里全体が、訓練施設という作りにはなっているけれども。
私は、そのまま相手の言葉に、首をかしげる。
「いや、持ってはいないですけど。
多少の寒さなら、耐えられますし」
そういいつつ、相手の股間を刺激し続け。
相手のソコが硬くなったのを感じ取れば。
両足をごそごそと動かして。足の指で、相手の下半身を露出させていく。
まぁ、着衣のまま、でも良かったのだが。
汚したら後が面倒だろうし。
■ビョルン > 一口寝たからその分夜は長い。
そう考えてもどこか気楽だ。
「──普通の、村」
つい先日初めて王都の外へ旅行した己には都、街、村の規模の違いが字義的にしかない。
実感なないまま相手の言葉を繰り返し。
「──俺は背が伸びたようなので幾つか誂え直さないといけないようなんだ。
いつぞやの婦人服店程度の品で良いなら買いに行こう」
相手の片手を捉えたまま口づけたり頬ずったりしていたが、今度は指先をはむりと甘噛みし。
「驚いた、大した足芸だ」
己の自身が炬燵の中の温かな空気に晒された感覚に驚きの息を漏らす。
誤っても己の下腹を蹴ったりしない力加減と仕事の速さには事実、驚嘆したようだ。
■アイリース > 「えぇ。普通の村です」
そんなに人も居なくて。
でも、集落、ってほど寂れてもない。
そんな感じ。と、いっても。
相手には、あまり理解できないかもしれないけれども。
「それは大変ですね。
……でしたら。ぜひ護衛をさせてくださいな」
相手が買い物に行く、というのなら。
護衛として同行するのは当たり前の話だ。
一応、それが私の役目な訳だし。
「まだまだ。
これくらいで驚いてもらっては困ります」
相手が驚くのを見て、少し気分がよくなるが。
私は更に、足をごそごそと動かし。
左足の親指と人差し指で、相手のペニスを扱いていく。
しっかりとした硬さを感じながら、痛くしないように、と。
■ビョルン > この夜の営みは今しばらく続く──。【継続予定】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からビョルンさんが去りました。