2020/09/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にカルムさんが現れました。
カルム > 「もう、迷子になるんじゃねーぞー。」

小さな子供が迷子になっていたから、家が判るという所まで連れて来た、子供が嬉しそうに笑って礼を言い、去っていくのを見る。
依頼ではないけれど、一つの冒険が終わったと言うべきだ。
貧民地区に足を踏み入れて、此処にいる子供らの強かな事、元気な事だ。変な関心をしながらも男は子供を見送る。
そして、ぐるりと見まわせば、夜もいい時間なので、冒険者としても警戒しなきゃなと思う。
この周囲は危険区域、ならず者が跳梁跋扈するような場所に時間帯だ。
左手に掲げた魔導式カンテラを持ち上げ、少しでも光源で、周囲を明るく照らしながら、男は進むことにする。
右手に持つはバトルアクス、農家の時から斧を使っていたから、武器としてバトルアクスを選んだが、凄く手に馴染むぐらいに使っている。
そんな相棒を片手に、貧民地区を進もう。

「さて………」

貧民地区に、幾つかの気配があり自分を見ているのだろう。警戒しているのか、それとも襲う為の値踏みか。
どれでも構いはしない、来るならその時に対応すればいいのだ。
とりあえず、安全な場所に行くことにしようか、人の集まる酒場か、若しくは、平民地区など、此処よりも安全な場所へ。