2020/09/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリチェットさんが現れました。
リチェット > 貧民地区の通りの片隅に、露店がひとつ。
治安の悪さだけで言えば、国内でも有名な場所が此処。
そんな道端に露店など開けば、襲ってくださいと言うようなもの。
しかも、店番は年端も行かない少女がひとりきりという有様で。
周囲には護衛らしき人影は見られない。

唯一、襲う側からのマイナス評価が入るとするなら、
広げられた絨毯の上に置かれているのが、どう見てもガラクタにしか見えないという点だろう。
金属の筒や、歯車、変な文様が刻まれた板など。
それにしたとして鋳つぶせば多少の金にはなるし、何より一番値が付くのは店番の少女本人だろう。

そんな少女が何をしているとかというと、真剣な表情で何やら小さなパーツを組み上げているところ。
傍らには1mを超える大きな工具が立てかけられているほかは、武器らしきものも見当たらず。
不用心なことこの上ない状況で。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキルシュナさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタン・フィールさんが現れました。
キルシュナ > そんな危険地域の片隅で作業に没頭する少女に与えられるのは、理不尽極まる細脚の暴力。脚甲に包まれた硬い足裏による前蹴りが、その無防備な背中を押して地面に蹴倒そうとする。そうしてそれが叶ったならば、お尻を突き出す形でつぶれた四つん這いに覆いかぶさる長躯が尖った爪先も禍々しいガントレットに包み込まれた手指で手際よく少女の二腕を纏めあげ、もう一方の手で強引にホットパンツを引き下ろし、その瑞々しいお尻の丸みを露出させようと試みる。
完全に強姦魔の犯行なれど、無言のままに「ふー…っ♡ ふー…っ♡」と少女の耳元に噴き掛ける興奮の熱息は妙にトーンが高く、ふわりと香るのも柑橘の甘い匂い。更には動きの途中途中で少女の背筋を撫でるのも、妙に柔らかな肉鞠の感触というのがただでさえ混乱しているだろう彼女を困惑させるかもしれない。

タン・フィール > 「―――?」

治安の悪いと評判の貧民街を、てちてちと呑気に裸足で歩む音。
環境の悪さに対してというべきか、だからこそと言うべきか、
この辺りの露天にしか売られていない、薬師にとっては垂涎の薬草や魔獣の素材を買い付けた薬師の少年が、
猥雑な通りの片隅で何やら物騒な物音を聞きつけ、ふ、と顔をそちらに向けた。

路地の暗さでその人影のシルエットが明確には認識できなかったが、
どうにも先日、親しくなったひとを想起させるサイドテールが、勢いよく地面に押し倒されたような気がして、
普段ならば君子危うきに近寄らずと足を早めて通り過ぎるはずの足取りが、おそるおそる、
なるべく路地の2人からは死角になるように、猫脚の静けさと慎重さで近づき…。

押し倒される細身と、それよりはいくぶんか肉付きの良い肢体に、一瞬ドキリ、と細首の喉が鳴る。
その組み伏せられた黒髪の人は、まだ顔が見えない…けれども、嫌な予感がしてきて、いつの間にかその場を夢中で、怯えながら盗み見て。

リチェット > 少女とて、好きでこんなところに露店を開いているわけではない。
もちろん、ここでの需要があるのなら、喜んで店を開くのだけれど、やってくるのは十中八九がゴロツキと大差はないだろう。

そして、そんなゴロツキと同じカテゴリーに入れていいのか分からない襲撃者の接近に、来客を示すアラームが鳴る。
こんな場所で露店を開く以上は、少女としても一応の対策をしていたわけだけれど。

「きゃッ!? な、何…ッ!? このッ、退いてッッ!」

ドンと響く背後からの衝撃。備えはしたからどうにか耐えられはしたものの、体格差まではどうしようもない。
そのまま覆い被される形になってしまうと、ビリッと布が裂ける嫌な音が響き渡る。
それとほぼ同時。
少女の手から地面へと何かが零れ落ちる。視界の隅にでも入ったならば、それが小さなビー玉大のガラス玉だと分かるだろう。

地面に落ちた瞬間に、上手く割れれば封じられていた光の魔法が辺りに放たれる疑似的な魔法球
壊れやすく持ち運びに不便なのが難点だけれど、こうして痴漢撃退に使える一品ではある。
問題があるとすれば、既に組伏されているという事態ではあるけれど。

どこか薄暗い路地裏が一瞬だけ真っ白に染まり―――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリチェットさんが去りました。
キルシュナ > 【部屋移動します。】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキルシュナさんが去りました。
タン・フィール > 【同・移動いたします。】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルインさんが現れました。
ルイン > 「この辺りは本当にあれですよね…」

師団に所属したと言っても巡回などという仕事は行わねばならず。
時折にこうしては治安が良いとは言えない場所を見回ったりもする。
ただ自分が所属をする師団は真面目な隊員が多く巡回中に気が付けばいないという事もなく安心できる。
しかし今は一人で行動をしているのは純粋な人手不足であり…。

「こっちは問題なさそうですね」

灯りを片手に路地を覗き込むがこれと言ったものも人影もなく。
問題なしを判断をしてあまり広くはない通りを歩き巡回を続ける。

ルイン > そうしてそのまま巡回を終えて戻っていく事に。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルインさんが去りました。