2020/08/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区のどこか」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは王都マグメール、貧民地区。
今日も今日とて茹だるような暑い日で、そんな日だからこそ、陽光の当たる場所なんて居られない。
少女は、小さな公園の一角に寝転がっている。
もちろん、木の影になるような、そんな場所だ。
本当はベンチの上にでも、と思っていたのだが、都合よいベンチがなく。
仕方無しに、適当な芝生の上ではあるが。

「………」

ぐったりとしたまま、適当に視線を巡らせる。
この暑さ、振り払えるような何かでも、起こらないだろうか?
もしくは、何か起こせるような相手でも目に付かないだろうか?
そう言うのがなくとも、この暑さがどうにかなれば、それでも良い。
とにもかくにも、暑いのだ。

しかし、それを口にする事はない。
口にすれば、余計に感じてしまうからだ。
…もちろん、誰かが口にするのも許せない。
もし聞こえたら、どついてやる。