2020/05/21 のログ
アイリース > この相手にはこの相手の悩みや考えがあるのだろう。
そもそも、部下……というか、家来というか。
とにかく、外様として雇われている私には、恐らく分からない悩みなどなのだろう。

「そう。楽しそうに。
 すま~いる♪」

相手の顔を見上げながら。
私は、満面の笑みを見せる。
のだが、相手が視線を逸らしてしまい。
オマケに、一言逆襲されてしまう。

「……別に、そうでもないけど。
 どっちかっていうと、忍というよりは、女の処世術、なんじゃない?」

私はそれだけ言うと、相手の腕に抱きつく。
そのまま、相手に密着するようにして。

「……ふふっ。今日は案内してくれてありがとうございんす」

お礼を言いつつ、私は相手の促すまま。
一緒に、帰り道を歩いていく。
もちろん、腕は離さないまま、だ。

ビョルン > 今は、掴まれているのが腕で良かった。

「女は怖い生き物だ」

胸に刻むように呟いて、今日は同じ家へと帰るだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からビョルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアイリースさんが去りました。