2020/05/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/郊外の墓場」にソムヌスさんが現れました。
ソムヌス >  貧民地区郊外の墓場。時間帯は、闇の帳が兆しを見せる頃合か。
 墓場で乾いた音が響いている。
 カリカリカリカリカリ――――。
 その音はどうやら墓場のとある墓石の下から響いているようで。

 突如、土から手が生えた。真っ白い手だった。その手はもう一本生えてきたではないか。
 まるで死人が蘇ったかのようだった。

ソムヌス >  その手は、必死に、土を掻き分けている。
 死人が蘇った。事実そうなのかもしれない。
 手は、とにかく必死にもがいて土をどけようと奮闘していた。死人と言うには瑞々しい肌であり、まだ成人を迎えてはおらぬ若い腕である。
 普通人を埋葬するときは、ある程度の土を被せるものだ。そしてその土の厚みは、死人が蘇る際の障壁になるのだった。
 腕が土をわしわしとかき乱す。土を柔らかくしようとしている。

ソムヌス >  腕だけしか見えていないが、意図はわかるであろう。そう、出ることだ。
 腕は土がある程度柔らかくなったことを察したのだろう、ぐっと、淵に手をかけた。

「……」

 そして、土塗れの頭が出てきた。
 どっしりとしたクマのかかった赤い目。絹のような銀色の髪の毛。表情は無表情を通り越した虚無。
 死体(?)は辺りを見回すと、幽鬼のように立ち上がった。

「ぁ………ぁ………」

 呼吸の仕方を忘れたような吐息を漏らし、酔っ払いかくやおぼつかない足取りで墓場から出てくる。
 真っ白い死に装束を纏っている辺り、なるほど、つい今しがたまで死んでいたのであろう。蘇っただけで。
 装束は少女の背丈を遥かに越えるサイズであり、だぶだぶであった。
 そして少女はなれた動きで土をせっせと元に戻し始めた。

ソムヌス > 「土葬は…………楽。火葬は熱い」

 殺し屋という職業がある。
 逆もある。殺され屋である。ある意味不死をもっとも有効活用していると言えるのではないか。少女の仕事は殺されて埋葬されることである。そうすることで、“殺された”人間は透明人間同然になれるのだ。
 故に、土葬などしょっちゅうなことだった。慣れた手つきで穴の中の棺おけに蓋をして、それから土を戻していく。
 見られたらそれはそれである。墓荒らしをしていると弁明すればよいのだ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/郊外の墓場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 驚くべきものをみた。
こんなところでなにをしているかと言えば、依頼があったのだ。
最近墓荒らしが頻発しており、犯人を捕まえてほしいと。
そして、こんな人気のない墓地にしばらく張っていたのだが…まさか、ゾンビのたぐいとは思わなかった。
しかも腐ってない。
銀髪も美しく、肌は白いものの腐りただれてはいない…ように見える。
中身はどうだかはしらない。

「うごくな」

とりあえず背後から声をかける。墓荒らしにせよ、ゾンビにせよ、タダ墓穴に体を埋めるのが趣味な変態であったとしても
意思疎通できるかの確認は大事だ。

ソムヌス > 「あ」

 人気のない時間帯を狙って這い出てみたのだが、目撃されていたようだった。
 土をパンパン叩いて慣らしている真っ最中に背後から声をかけられ、振り返った。
 男らしい。見ていたらしい。思わず短く声を上げてしまった。

「………」

 動くなと言われたので、その四つんばいのままで身動きを止めて、相手のことを凝視する。

「なにか、用?」

 と、間の抜けた質問を返すのだった。

ブレイド > どうやら返事ができる程度の知能はある。
つまり、脳みそが腐っているわけではないようだ。今のところは。
そう言えば食屍鬼なんてのもいたかとおもいつつ、間抜けな返事をする女に向けて
ランタンの灯りを向ける。

「そりゃこっちのセリフだ。
こんな時間にこんなところになんかようかい?
墓参りってわけでもねぇだろ」

墓参りにしたって一回土の中に潜ってからまた埋め直すなどというやり方は聞いたことがない。
そんなやり方をするようであれば、邪教扱いされてもしかたない。
ネクロマンシーの一環ですと言われたほうがまだ納得できる。
納得できたからと言ってしょっぴくのは変わらないが。

ソムヌス > 「………」

 だんまりが通用するような手合いでもなさそうである。
 少女は地面にぺたんと座り込むと、相手のことをじっと上目遣いで観察した。
 冒険者のような装いをしている。
 いちいち質問してくる辺り、問答無用で捕縛しようとしているような感じではない。場合によっては見逃して貰えるかもしれない。
 少女は姿勢を低くしたまま、じりじりと相手のほうに身を寄せていく。

「お墓をね、掘ってたの。墓荒らし? ってやつ。
 もし、黙っててくれたら、えっちなこと、してあげてもいいよ」

 話術スキルは持ち合わせていないので、少女は渾身の媚を売る攻撃を放ったのだった。

ブレイド > 「……」

座り込み、様子を見てくる。
顔色をうかがっているような。
その動きに少しばかり難色を示していると、這うように近づいてくる。
その姿はまさに墓から這い出たばかりのアンデッドといった風情。
実際そうなのだが…
しかし、飛びかかってくる様子もないので少し様子見。

「は?」

からの、思わぬ告白。いや、自白、自供。
犯人自ら名乗り出たというやつだ。いちおう黙っていてほしいとのことだが…

「ちょうどその墓荒らしを捕まえる依頼だったんだが…
なんか理由でもあんのか?つか、お前は何なんだよ。
しゃぶらせてそのまま噛みちぎられたらたまったもんじゃねぇ」

相手の身の上を気にしつつも、少し警戒を強める。
即ごまかそうとしてくるあたり、なにか後ろ暗い理由がありそうだ。

ソムヌス > 「………」

 こうか は いまひとつのようだ!
 図らずしも自白になってしまったので、少女は押し黙る。
 逃げようか。相手のほうが速そうだ。
 戦おうか。相手のほうが強そうだ。
 死ぬことしか特技が無い少女にとって、相手は強敵であった。

「私は死ねないの。だから、死んで蘇って、それをお仕事にしてるの」

 仕方が無いので己のことを説明し始める。
 信じて貰えるかどうかはともかくとして、この場を切り抜けるにはこうするほかになかった。
 腕力もなければ、武器もなく、魔術の類もてんでだめなのだ、こうなれば説得である。

「いまさっき、蘇ったの。これでいい?」

 見逃して欲しいというオーラを前面に出しつつ、しかし無表情で言う。

ブレイド > 少しの沈黙。
相手の出方を見る。
逃げるようならば追いかけて捉えなければならない。
襲いかかってくるようであれば応戦しなければならない。
緊張感をもって相対するも、でてきた言葉は更に意外なもの。

「は?」

二度目。だが、そういう声を上げざるを得ない。
死なず蘇る…文字通りのUNDEAD。不死人。
しかも、その死ぬことを仕事としているという…妙な話だ。
ほら話にしたってこの状況で言えるものじゃない。
試してやると斬り殺されたら笑ってもいられないのだから。
見逃してほしそう…ではあるが…

「よし、まぁ…なんだ。それを信用して見逃すってのはまあいい。
だが、依頼主には相応の説明ってやつが必要だ。つまり、納得してもらう材料ってのだ。
そして、アンタの言葉はただのほら話と笑われてもしかたがねぇレベルだ」

多少きついかもしれないが、どうしようもない事実だし
見ず知らずの彼女のために自分の信用を地に落とすような真似をするのもどうか。冒険者として。

ソムヌス >  やはりというか、信じては貰えない様子。
 不死人でも眉唾なのに、それをお仕事にしていますは流石に信頼性に欠ける話か。
 少女は気だるそうに立ち上がる。相手と比べると一回りは小さかった。

「………つまり証拠が必要と?
 わかった。見てて」

 どうやら信じさせないといけないらしい。
 少女は頷くと、おもむろに己が這い出てきた土を素手で掘り返し、中に手を突っ込んだ。副葬品のナイフ。それを首に宛がう。

「じゃ」

 そして掻き切る。大量の血液が噴出し、その場に崩れ落ちる。
 虚ろな瞳。止まった呼吸。動かぬ心臓。
 大量出血死した少女がその場で一つ完成した。

ブレイド > 「え」

けだるげに立ち上がる彼女。
そして言葉少なに頷けば、そこからの一連の動きはまさに熟練。
死になれた者のにしかできない流れるような自殺。

「えぇ……」

血溜まりに倒れる少女を見下ろす。
ドン引きである。
しかし、それはそれとして…これでは話半分だ。
彼女の話では、ここから更に蘇るらしいが…。
とりあえず、血溜まりに寝かせておくのもあれなので、そこらの木陰に運んで様子を見ることにする。
彼女の体…死体をだきあげるが…そのまえに胸元に手を当てれば心臓は止まっている。
唇に手を当てれば呼吸もない。
本当に死んでいる。
このまま死んでそのままだったら流石に寝覚めが悪い。

ソムヌス >  死ぬことが仕事なので、死ぬことに対して躊躇いはない。
 血の海に倒れた少女は、呼吸はなく、心臓も動いておらず、死んでしまっている。
 運ばれる際もピクリとも動かないであろう。
 木陰に運ばれ、相手が調査をしても身動き一つしない。
 やや時間を置き、少女が突然息を吹き返した。切断された首の皮膚があっという間に繋がっていき、傷一つない状態にまで復元される。
 そしてぱちりと目を開くと、上半身をゆっくりと起き上がらせた。

「ただいま。
 信じた?」

 なんとも短い言葉であった。
 これで信じてくれなかったら、もう一度死ぬか。
 まあ捕縛されて牢屋に入っても自殺すれば出られるので、大した危機でもなかったりするのだが。

ブレイド > 「……おかえり。いや、お帰りじゃねぇが…」

傷まで治るとはご丁寧なことだ。
しかし血はどうか。
血溜まりはそのままだし、顔色も…いや、顔色は元からこうだったか。
それはそうとして、信じるほかないようだ。
しかし、他人に説明するには物的証拠が必要なわけで、かと言って依頼人の前でもう一回死なせるというわけにもいかない。

「とりあえず、すまねぇな。
これ使え」

水袋を差し出す。
喉を切ったのだ、血までもとに戻るというわけでないのであれば、洗い流したほうがいいだろう。

ソムヌス >  失った血液までは完全には復元しないのか、白い肌は白を通り越して真っ青になってしまっている。唇も青に近い。
 立ちくらみがするのか、目元を押さえてふらふらと前後に揺れている。

「ありがとう」

 水袋を受け取ると、一口飲んで、それから真っ赤な体液を吐き出す。もう一口飲むと、水袋を返す。

「報告されるとめんどくさいことになるから、しないでもらえるとありがたい。
 報酬としてえっちなこと、してもいいよ」

 と、ほかにあげるものがないからと、己を売り込み始める始末であった。

ブレイド > やはり血は戻らぬようで、血溜まりに倒れ込んだりすれば服も血でベタベタだろうし
みるからに貧血の症状がでている。
返された水袋をしまえば、少しばかり考える。

彼女の言うことに嘘はなかった。
それに、そういう商売をしているのなら…
まぁ、めんどくさいだろう。バレてしまえば色々と。
理解は出来る、理解は出来るが…

「まぁ、事情はわかった。ごまかしといてやるよ…。
つか、さっきから体を軽率に売ってくなよ…
いや、死んでも治るくらいだからそれくらいってのはあるかもしれねぇが…」

死んだときに触れた彼女の胸元はそれなりに豊かなものだったが…
その時は驚きのほうが勝っていた。
しかし、いまはそうではない。つまるところ、いまになって少し意識してしまうわけで。

ソムヌス >  血を戻すためには食わねばならないが、生憎素寒貧だ。手持ちの食料などあるはずもない。
 水をくれた相手に、ぺこりとお辞儀をする。

「助かる。
 ? 性行為くらい、別に、嫌悪感は無い。
 それとも、私と性行為をするのは、イヤ?」

 倫理観が大抵死んでいるので、このような発言だって当然のごとく飛び出してくる。
 返り血の点々が付着した死に装束は、薄手であり、彼女の線の細さと胸元の大きさを浮き彫りにするにはもってこいだ。
 相手の視線がそれとなく胸元に行ったのをみると、ふむとうなって、胸元を腕で持ち上げるように強調する。

「したければ、してもいいよ」

 などという、表情は相変わらずの無表情である。

ブレイド > あっさりとした様子の少女。
死を売り物にしてるだけあって、ドライもいいところだ。
少女の顔をよくよく見れば
分厚いくまはあるし、血色は悪いが…整っていないとはいえない。

「イヤってわけじゃねぇが…」

胸元だけにとどまらず、体つきは肉感的というか…
出るところはでているのに線は細いといったアンバランスさ。
だが、男に好かれるような体型であることはたしか。
彼女が胸を持ち上げれば、おもわずたじろいでしまう。

「オレも男だし、したくねえってわけじゃねぇが…
お前、なんも感じねーとかじゃねぇよな?」

相手はドライではあるが…こちらは、そう割り切れるものではないようで。
だが、確認するように、手を強調された胸元へと伸ばす。

ソムヌス >  死にたてほやほやなので、体温は少々低いかもしれない。
 不死者ではあるが、死人そのものではないので、腐臭が漂ってくることもなかろう。
 墓地と言う環境で男を誘うというあたりが、少女の感性が一般的なものからは離れていることを示すだろうか。

「感じないって、ああ、感覚が無いってこと?
 脊髄やられると、感じないけど、今はちゃんとついてるから、感覚はある」

 そういうことじゃないという突込みが入りそうなことを言ってのける。
 胸元を強調してみると、相手の手がするりと伸びてきて胸元に触れる。
 ふよんと柔らかい感覚が走る。相手の指先が胸元に埋まり、呼吸に合わせて上下する肉の感覚を覚えることだろう。

「んっ……………もっと触らなくていいの?」

 などといいつつ、胸元を寄せて、手を挟み込み始める。

ブレイド > 血の巡りが悪いせいか、血の付着した薄い装束越しにも体温をあまり感じない。
そもそも、その血液すら今多量に失ったところだ。しかたなのないところだ。

「そういうことならまぁ…安心か。
オレだけ良くなって終わりってじゃつまらねーし。
あと、お前、名前なんてーんだよ。オレはブレイド…あー、わかってると思うけど冒険者な」

胸に触れたあとで名乗るというのも少しばかり間抜けだ。
だが触れた胸は柔らかく、服越しであってもその弾力は素晴らしいものであることが伺える。
豊かな胸であることはわかっていたが、手を挟み込まれると
その大きさが感覚的にも伝わってくる。

「おう、そうだな…」

挟まれた手を動かし、少し強めに胸に指を食い込ませてみる。
前戯と言うにはまだ拙いが…気持ちを盛り上げるには十分だ。

ソムヌス > 「ソムヌス……いいにくければ、ソムで構わない」

 居眠りを意味する単語が名前であると主張する少女。
 胸に手をあてて自己紹介ならぬ、胸に手を挟みこんで自己紹介である。
 ふにふにとした弾力のある胸元で、手を弄んでいく。

「んっ、ふぅ………」

 胸元に指が食い込んで、声を上げてしまう。
 まだその気になってくれていないと判断したのか、相手の見ている目の前で、するりと服を脱ぐ。元々男物の大きい下着を着せられていた関係上、下着の一切は棺おけにおいてきている。
 つまりノーパンであった。
 毛一つ無いつるりとした体を曝け出して、相手にもたれかかっていく。

ブレイド > 「たしかに、すこしいいにくいな…」

少女の名前を聞けば、少し安心したかのように。
手の動きも大胆さをまして、弄ばれながらも
彼女の胸の感触を楽しめる程度の余裕はでてきた。

「ん…?こんなとこで脱いじまって…
大丈夫か?」

少女のさらされた白い肌。衣服に異様なものを感じていたが、その下には下着すらはいておらず
見た目とは裏腹に幼い少女のように、その秘部は無毛。
そのギャップに、思わず喉を鳴らしてしまう。
服を脱ぎ捨て強調される痩せた体と胸の肉付きの差も、同様に昂ぶらせる要因となって。

もたれかから彼女の体を抱き寄せれば、血の気の薄い唇を奪う。

ソムヌス >  毛こそ生えてはいないが、肉体は女性のそれだ。
 すらりと長い肢体。白い肌と相成って、人形のような作りの精巧さを表現している。
 重力に逆らう胸元を押し付けていけば、唇を奪われる。
 唇にしては温度が低く、血の気が若干混じる口付け。

「ん、んっ、んぅ………あむ、んっ……」

 喉を鳴らしながら唾液を嚥下し、舌を絡めていく。
 口を離せば、ねっとりとした唾液が糸を引く。

「ふぅ……服のこと? 誰も見てないし……べつに、見られても恥ずかしくない」

 普段の暮らしぶりが物乞いのそれなので、全裸に抵抗感が無かったのだった。
 口を離し、ぽつりと呟いて。

ブレイド > 死を生業とする、それにしてはその体は美しく、魅力的なもの。
出会ったばかりではあるが、死なずの少女の…
妙な魅力に吸い寄せられるように。
唇は乾いていたが、絡め合う舌はそうでもない。
少しばかり血の味のする唾液、それを飲み込めば、少し体がほてるのがわかる。
そう言えば、過去…吸血鬼の少女に血を吸われたことがあったか。

「ふ、はぁ…ま、ならいいけどよ。
どっかに移動するって気分でもねぇし…」

墓場にある木陰、灯りはランタンだけの薄暗いそこで行われる情交。

「そんなもんか…結構、大変なんだな。死に屋も」

羞恥心をなくすような目にあっているのか。まぁ、何度も死んでればそうなのかもしれないが…
胸元に挟まれた手を滑らせ、腹から下腹部となでおろしていく。

ソムヌス >  墓地に裸体。組み合わせとしては、酷く不釣合いなもの。
 相手にしがみ付いた白い裸体は、誘うように体をくねらせている。かすかに香る、女性的な香り。墓場の乾いた空気に漂っている。

「宿おごってくれるならいいけど」

 などと現金なことをいいつつも、木陰までついていく。
 なるほど、木陰の茂みであれば誰の目にも触れまい。まるで若いカップル同士が外で体を重ねるような場所にて、二人がまぐわう。

「んひっ♥ ……んう……」

 ぷにぷにの恥丘。指先が滑っていくと、形状を変えていく。
 茂み一つ無いそこは、肌に切れ込みを入れたように、かすかに口を開いていた。湿り気を帯びて、ひくついている。

ブレイド > ソムヌスの体は、目の前で一度死んだとは思えない…だが、生命と死の香りを同時に思わせる…
不思議な感覚。甘やかな女性としての魅力をもちながら、危うさを秘めている。
彼女自身はムードもなにもあったものではないようだが、その無味乾燥さも手伝っているのだろう。

「おごってやってもいいが、それはそれだ
つか、おごるって言ってついてくんのか?」

危機感はまったくない。
死んでも平気だというのだから当然か。倫理観の薄さも相まって、どこか浮世離れしている少女だが
そのような少女との行為は妙に気分が高揚する。

「ちょっと前まで死んでたってわりには…」

反応がいい。柔らかく指に心地よい感触を返す恥丘から、少女の割れ目に指を這わせれば
湿った入り口に触れ、指先でほぐすように撫で。