2020/04/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > 「ほんと、何時もながら湿気た上に物騒なとこだ…。」
娼館の主に客でも取ってこい、と放り出されたのがつい先程。
適当にふらついていたらやってきてしまったのは、犯罪の残り香すら濃厚な貧民区の路地裏…しまった、何も考えてなかったせいで、何時も通る道を適当に通ってしまった。
手塩にかけて教育してきただろうに、この扱いは無いんじゃないかと思わなくもないが、片腕なくしてからは大体この通りだ。
まあ仕方ない、童顔で多少は若くみえるとはいえ、トウが立った五体不満足な男なぞ、男娼としても奴隷としても微妙なことこの上なかろう。
一応は高級男娼でしかも歌唄いだというのに、立ちんぼ同然の扱いだ…悔しいのが半分。気楽なのが半分…さて、まあそれは良いのだ。問題は……。

「……どうするかなぁ。」
歓楽街でも歩けばよかったな、なぞと今更思いながらも…伸びやか声で鼻歌なぞ唄いながら、プラプラと路地裏を進んでいく…。