2020/03/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「……ふぅ」
貧民地区の酒場にて、テーブルに大量の書類を広げていた男。
一息ついて、書類を片付け始める。
……この時期、この男は非常に忙しい。
一年分の仕事の収入や、支出をまとめて、計算し。
ギルドに提出しているのである。
「あ~、疲れた」
これは単純に税金対策というか……。
まぁ冒険者などというのは基本自由業に近いのであるが。
一応王都に家を持っている以上、税金が襲い掛かってくるのである。
なので、男はギルドに経費を払って、その辺の金銭系の手続きを任せているので。
今は、その書類整理をがんばったところであり。
「……さて、と」
書類を片付け終えると、男は別の紙に視線を向ける。
それは……この酒場の近くの娼館のチラシであった。
「あ~……どっかの娼婦ちゃんと遊ぶかねぇ」
スタンダード系、人妻専門店、ミレー専門店、その他諸々。
どこかの店にでも行くかねぇ、なんて考えてはいるものの。
どうにも、ピンと来ない様子で。男は酒を静かに飲む。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 夜も遅くなりかける頃にギルドから受けた依頼は、ギルドに盗みを働いたメンバーを捕まえてくれというもの。
難なくそれをこなし、犯人引き渡しも終えたその帰り。
通りかかった貧民地区の酒場は普段利用しない場所だった。
宿にまっすぐ帰る前に寄り道していこうとくぐる小さな扉。
カウンターについてあたたかいミルクでも注文しようかと思っていれば、横のテーブルでひとり酒にいそしむ男の人の姿。
その横顔に見覚えがある知己、久しぶりに見えた顔つきに嬉しくなって。いそいそと近づいていき。
「――セインー!久しぶり!
ひとりでお酒?僕が付き合うよ――……、って、
わ……っ。……青林檎の宿……熟れ肉の雅亭……ケモミミアイランド……」
横からひらひらと手を揺らして顔を覗き込み。
にこやかな笑顔の目が少し驚いたように丸められた。
並んだチラシはどう見ても娼館の響きが認められる。
まじまじと彼を見て、ふにっ、と悪戯っぽく笑いかけ。
「つかれてる?……たまってるの、セイン……?」
囁くように問いかけ。
■セイン=ディバン > 「ん……おぉ、タピオカじゃん。
久しぶりだなぁ」
どうしよっかな~、なんて考えていれば。
声をかけられ、振り返り。
そこには、男の顔馴染みの遊牧民少女がいた。
「……あ~、いや、これは違うんですよ?
いや、違わないけど」
挨拶してにこにこと笑うも束の間。
テーブルに広げていたチラシを見られれば、男はそれを慌てて片付けるのだが。
相手の笑顔を見れば。
「……あ~、まぁ、なんだな。
疲れてはいるし、溜まってもいるが……」
まいったなぁ、と頭を掻く男。
少し、バツが悪そうである。
「いや、ほら。久しぶりに会ったのにさ。
タピオカにいきなりそういうことを求めるってのも、なぁ?」
なぁ? なんて。どんな同意を得るつもりなのかも分からない疑問符。
■タピオカ > 「あはっ!隠さなくてもいいよー?
セインは紳士だし、女の子に酷いことはしないのはわかってるし。でもその前に男の人だもの。
そういう気分になることぐらい、知ってるよ」
そそくさと仕舞われていくチラシ類の行方を見送りつつ。
自分は彼じゃないからわからないけれど、男女差はあるかもしれないけれど。肉欲があるのはきっと同じ。
身体を重ねるのは初めてというわけでもないのだから、気まずいことなんてないよ、とばかりに笑み緩め。
「ふふ。いきなりそういうこと……かあ。
……セインにいきなりそういうこと、……求められてみたいなあ。って、……僕は、そう思ってるよ……」
まっすぐ上に上がらない疑問符の語尾にくすくす肩を揺らし。隣の席に腰をかけると、まわりから見られないテーブルの下にてそっと手先を伸ばす。
そこはカマーベストの下。スラックスの股間の膨らみ。
その存在感のある丸みへ揃えた中指と薬指を添わせると衣服上からほんのわずかに押しこもうとし。
どこか艶めいた声で、上目遣いになって。
■セイン=ディバン > 「やめて! 理解ある言葉は逆にオッサンの心を傷つけるの!」
優しすぎる相手の言葉に、男は顔を被い赤面を隠す。
男自身の性欲旺盛さ加減は相手も知るところだろうが。
だからといって、赤裸々に娼館のチラシを見ているところを披露したいとも思わないのである。
「……いやぁぁぁ……タピオカ、なんか。
ちょっと雰囲気変わってないか……?」
前までも積極的ではあったが。
こうまでも淫靡であったか? と。
男は視線を逸らしつつ。
「その、だなタピオカ。
……するんなら、上、行こう」
つい、と指差すは二階、宿泊用の部屋。
さすがに、いきなり酒場の中でそういうことは出来ず。
でも、したいという思いはあり。
そんな誘い方になってしまう。
■タピオカ > 「あれ。そうかな?
僕は遠回しよりもストレートのほうが好きだよ。
セインも知っての通り。
えっちなことするって、素敵なことだと思わない……?
気持ちよくて、仲良くなれる素敵なこと……」
自分では変わっていないつもりだけれども、彼と会わない間にそんな自分自身も少しずつ変わっていったかもしれない。
軽く小首を傾げつつも、それてく視線追いかけるようにじっと彼のことを見上げ。
もっともらしい事を言いつつも、まさぐりまわす手は止まらず。肉棒の竿の形を指でなぞりあげたり、手のひらで陰嚢をきゅ、と軽く持ち上げてみせたり。
「うん……!一緒に上、行くー……!
僕今日、ここに泊まっていっちゃおうー。
――セイン……。ふふっ。……やっぱりセインのここって、おっきいね……。始めはおしゃぶり、……したげるね……?」
嬉しそうにこく!と頷けば今晩のベッドはここに据えよう。
きっと何かの縁だ。
うきうきと宿帳に記入を澄ませば、2階の部屋まで伴っていき。
――部屋に入れば、ベッドに腰掛けてもらい。その足元で両膝をつく。両手で股座を撫で回しながら微笑むと、スラックスのファスナーを下げおろし。下着をも下げていくと巨根を外気に触れさせようと。