2019/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にネコさんが現れました。
ネコ > 『……』

貧民地区の通りで、退屈そうにボーッ、と呆けている少女が一人。
行き交う人の波を眺めてこそいるものの、何をするでもなく。
商店で買った、棒付きの飴を舐めながら、少女は目を細める。

『……ロクな仕事ぁ無ぇし。最近は買ってすらもらえねぇ。
 これじゃあマジでヤヴェぞ……』

首のチョーカーを撫でながら、ため息を吐く少女。
まだまだ自身を縛っている借金は膨大な額。
なんとかして稼がねば、本当に人生終了なのである。
少女は、貧民地区に漂う金の匂いをかぎ分けようと。
視線を周囲に向けるが……おいしい儲け話、なんてものはなかなか無く。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 「――――ぃよっこいせっと」

貧民地区の通りの隅、ぽつんと一人座り込んだメイド少女の猫耳に脳天気な声音が響いたのは、その背筋にむにぅんっと蠱惑的な柔らかさが押し付けられたのとほぼ同時。次いでするりと華奢な肩口から控えめな膨らみを有する胸元へと回り込んだ革ジャケットの細腕は、何気ない所作に見えても完全に少女の挙動を抑えるツボを押さえており、立ち上がる事さえ許さない。
それでいて真冬の夜気に冷やされた小躯を包み込むのは早朝の毛布の中の如く心地よい人肌の体温と、柑橘を思わせる甘酸っぱい体臭ばかりで、力任せに締め付けるような圧迫は欠片もない。

「どないしたんネコちゃん、こないなトコで座り込んで。悪い連中にとっ捕まって売り払われてまうで?」

ホットパンツとニーハイソックスの合間に覗く褐色の太腿をがばっと広げて座り込み、道端にしゃがみ込んでいたメイド少女を己の股の間にすっぽりと抱え込むような格好で捕らえた黒猫は、その旋毛に顎先を乗せ、持ち上げた双手にてこりこりふにふにと彼女の猫耳を弄び始める。
次いでするすると蠢く猫尾がメイドスカートの裾の内側に入り込み、細足の付け根付近を撫で始める辺りが変態猫の変態猫たる所以と言えよう。

ネコ > 『んぉぉっ!?』

意識を自身の前方に送っていたからだろう。
軽やかな声と柔らかな感触に、少女はヘンな声を上げてしまう。
ちら、と。少女が視線だけで見上げれば。
そこには、自分の『ご主人様』がいて。

『……キルシュナお姉さま!』

思わず、まさしくの猫なで声を上げてしまう少女であるが。
相手に抱きしめられ、体を撫ぜられたりすれば。
ごろごろごろっ、と喉を鳴らし。

『んや~。最近実入りの良い仕事が無くってさー。
 この間お姉さまからもらったお金で、利息と元金、ちょっと減らせたけど。
 まだまだ稼がないといけないからさー』

何か儲け話無いかと思ってボーッとしてたのー。
などといいつつ。相手の愛撫じみた行為に、少女の息が少しずつ荒くなっていく。

キルシュナ > 「にっひっひっひっひ❤ いやぁ、ネコちゃんはいつも可愛らし反応してくれるから、ついつい悪戯してまいたくなるんよねぇ♪」

暗殺者としてのスキルだけでなく、姿隠しの幻術までも使って忍び寄り、ぽけーっとしていたメイド少女の背後に突然現れその肢体を拘束して抱きすくめた悪戯猫は、彼女から狙い通りの反応を引き出すことが出来て機嫌良さげに相好を緩ませた。

「まぁ、あれだけで安定する様なはした金やったら、そもそも腕なんて斬られへんやろしなぁ」

先日の淫行で彼女に支払ったのは、高級娼婦が一晩掛けて稼ぐのと変わらぬ結構な額ではあったが、恐らく少女の負債はそれを何年も続ける事でようやく支払う事の出来る物なのだろう。
キルシュナであればそれだけの額を一括であっさり支払う事も出来、そしてそれを然程の負担とも思えぬだけの蓄えがあるのだが、妙に律儀な所のあるこの子猫は恐らくそれを喜びはしないだろう。
いざという時には彼女が喜ぼうが喜ぶまいが勝手に支払いを済ませるつもりではあるし、恐らく、先日出会った彼女の主とて似たような事を考えているだろうが、それは最後の手段として考えるべきである。

「にしても、この国の連中は随分と目ぇが肥えとるよねぇ。普通やったらネコちゃんくらい美味しそうな素材がウリしとったら、とっかえひっかえ休む暇もないくらいの大人気でまわされまくる思うんやけどなぁ」

猫耳にオーバル型の爪先も美しい繊指を突っ込んで、こしょこしょとその耳孔を弄ぶ。脳へと繋がる敏感な部位の、腰砕けとなる性感帯を的確に捕らえた耳愛撫。
その悦楽を更に強めるのは、さわさわと微妙な力加減でショーツに包み込まれた肉の小丘を擽る黒色の猫尾。

ネコ > 『ん~。キルシュナお姉さまにだったら、悪戯されてもオールオッケーだよ』

クスクスと笑いつつ、相手にそんなことを言う少女。

『いやぁ、まったくもってその通り』

まいったまいった、と笑いつつも、正直少女も辟易状態。
とにかく、金を稼いで稼いで稼ぎまくるしかないのだが。
それが現在上手くいってないのだから、気も抜けようというものだ。

『あ~。ほら。アタシ、腕がこれじゃん?
 さすがに、片腕無ぇ女ってのは、あんまり買い手付かないよね……。
 んぅぅぅぅっ♪ お姉さま、だ~めだってばぁ……♪』

自身が買われていない理由についての推測を語る少女であったが。
相手の愛撫が明らかに本域に入ったのを察知し、言葉だけは拒絶をし。

『アタシ、お金稼ぎしなきゃなんだからぁ……』

キルシュナ > 「んふっ❤ ネコちゃんはウチにやったら何されても許してまいそうな無防備さがあるよねぇ❤ まぁ、そういうトコも可愛らし思うんやけども❤」

あっけらかんとした声音に返すのは礼代わりの旋毛への口付け。
んちゅ❤ と軽いリップノイズを響かせた大口は、続いてヒョイと顔を横向け間近にヒクつく猫耳をぱくりと食んで、そのままかみかみと八重歯による甘噛みの刺激を送り込む。

「はぁ……全く、どいつもこいつも分かっとらん。腕の一本二本無いくらいどないやっちゅうねん。可愛かったら何も問題あれへんのにねぇ。ウチやったら両手両足切り落とされただるまなネコちゃんかてがっつりオナホとして愛したるっちゅうのになぁ」

ふ~、やれやれ…とばかりに首を振る変態猫が、縁起でもない戯言を口にしつつ

「…………………………」

不意に表情を消してじぃぃぃぃ…と子猫の小躯を見下ろした。縦割の瞳孔をキュッと細めた金瞳が闇夜に光る肉食獣の如き輝きを灯す。真剣に思索に耽る表情は、普段は軽薄な笑みに隠された壮絶なまでの美貌を際立たせた。
そして、その美貌が不意ににゅいっと大口の端を釣り上げて作る不穏な笑み。

「――――なぁ、ネコちゃん。いっぺん試してみぃひん?❤」

明らかに良からぬ事を考えていそうな表情。
その間も猫耳責めは続いており、八重歯の甘噛みと指先での孔穿り、そして下肢をくする猫尾の繊毛責めが、絶妙に絡み合って子猫を嬲る。

「ん~~~~せやなぁ、かなぁり特殊なプレイになるしぃ……こんなもんでどやろ?」

そういって少女の眼前にてぴょこんと立てる指3本。
それは、大商人や貴族が大口での取引でしか用いることの無い白金貨3枚を報酬として支払うという意味合いの物。王族の火遊びに付き合う最高級の娼婦とて、ただの一晩では決して稼げぬだろう桁外れの報酬である。

ネコ > 『んふふふふ~♪ 本当に何でも許しちゃうかも』

相手とイチャイチャしつつ、朗らかに笑う少女。
傍から見たら、わりとうらやましい光景かもしれない。

『まぁ、普通はそうでしょ……。
 それに、アタシ貧民地区出身だからね。
 ここに住んでるやつ等にしたら、食い飽きた味なんでしょ』

貧民地区の人間であれば、貧民地区以外の人間を求める。
自分の住む地域の異性というのは、つまるところ、安値でなければ、魅力を感じにくいのかもしれない。

『……?』

相手が見つめてくるので、少女も首を傾げ。
相手の笑みに、少女は、何か気配が変わったことを感じ取り。

『……試す、って、何を?』

相手の愛撫に、体をぴく、と奮わせつつ。
相手が何を提案してくるのか。期待半分、不安半分。

『……んぅっ……。
 え~……♪ どうしようかなぁ……♪
 お姉さまになら、買われるのは、まぁ、うん……』

相手が自身を買おうとするのを察せば、少女は表情を蕩けさせる。
プレイの内容こそまだ不明だが。この相手との行為は、少女にとってはとても大切なもので。
相手に身も心も捧げているからこそ、少女としてはどんなプレイでも受け入れる覚悟はあった。

キルシュナ > 「にひひひひっ、あっさりとろっとろになってもうて、ネコちゃんてばホンマ感じやすいエロ子ちゃんやねぇ?❤」

街灯など存在しない、星空さえも無計画に建て増しされたバラックに圧迫された貧民地区の裏通り。そんな暗がりの中でさえ、見目麗しい二匹の猫の友人同士のスキンシップを明らかに越えた触れ合いは人目を惹く。
気付けば対面の細路地の隙間で寝転がっていた浮浪者達が身を起こし、猫娘達のレズプレイをおかずにボロ布の股間部分に差し込んだ手を忙しなく動かしていた。傍らを通り過ぎようとしていた数人のチンピラもまた猫娘の前で足を止め、ニヤニヤ笑いもはっきりと視姦の凝視を向けていた。
そんな周囲の反応に当然気付いているはずの黒猫は、彼らに一瞥も向けずに困惑の問いかけを投げてくる少女の耳孔に唇を寄せて言う。

「――――ダ・ル・マ・プ・レ・イ❤」

ウィスパーボイスの掠息が、猫耳の内側を覆う繊毛をぞわぞわっと撫で擽る。
媚毒めいて甘やかな声音とは裏腹に、そのセリフが示すプレイはこんな軽い提案によってなされて良いような物ではない。
それこそプレイ前の準備段階で命を落とす可能性さえある、変態趣味にどっぷりと浸かりきった貴族共が最終的に手を出す様な常識外れの猟奇プレイ。
無論、変態猫とて鬼畜ではない。
憎からず思う子猫の手足を実際にぶった切ろうという訳ではない。
空間魔術と淫術を用いての擬似的な行為を提唱しているつもりである。
あえてその詳細を明かさぬのは、そんな信じがたい提案を口にするキルシュナに、捕らえた子猫がどういった反応を返すのか見てみたいという悪戯心。
そして、キルシュナの気質などまるで知らぬチンピラ達は、かすかに聞こえたその提案に
『――――ヒィッ!?』『い、いかれてやがる……』『や、やべェよ、こいつ』『い、行こうぜ……』
と性根の曲がっていそうな悪相を青褪めさせて、足早に二人の元から離れていった。猫娘の囁きなど聞こえていない乞食達は一層激しく逸物を擦りたて、フィニッシュの瞬間を伺っている。

ネコ > 『んにゃあぁ♪ お姉さま相手だからだもん……♪』

揶揄するような相手の言葉に、蕩けたまま答える少女。
しかして、実際体が悦んでしまっているのだから、あまり説得力は無いかもしれない。
近くにいた浮浪者たちのことなど意にも介さず。
少女は、相手に身を委ねきる。

『……お姉さま、そういうの好きなの?』

さすがに予想していなかった言葉に、少女は困惑の声を上げる。
少女とて、実際右腕を失っているのだから。もはや今更、ではあるのだが。
それでも、ちょっと引いてしまうような提案であった。
だがしかし、相手への信頼と愛情は相当なものなのか。
少々思案した後に、少女は相手を見上げ。

『……い~よ。お姉さまがしたいなら……♪』

そう、快諾するように言う少女。
そこで、ようやっと自分たちを見ている浮浪者に気づいたのか。
自慰しながら、自分たちを見ているその男たちに。
少女は、嫌悪の視線を向ける。二人の逢瀬を邪魔されるのが相当イヤらしい。

キルシュナ > 「――――んにゃ、案外そーでもないかな。ただ、最近買ぅたワンコがそういうプレイ好きらしくてな、その影響でじわじわっと侵食されとるっぽいんよね。腹パンやとか首絞めとかの軽めの奴は元々興味あってんけど、ダルマプレイなんにまで興味出てきたんは間違いなくその子の影響やな」

苦笑いと共に肩を竦め、己とて行き過ぎた猟奇プレイはむしろ苦手であると告げる。無論、暗殺者としての仕事中には、そうした嫌悪感も一切捨てて、どこまでも淡々と一寸刻みの拷問で情報を引き出すなんて事もしてきたのだけれど。
少なくとも、残った四肢を斬断されて泣き叫ぶネコの姿などは見たいとは思わない。――――が、四肢を失い、拘束プレイ以上に抵抗力を奪われ、完全な無力を晒す猫少女を可愛がってみたいという欲求はある。

「――――おわっ!? な、なんやネコちゃんのウチに対する信頼度半端ないなぁ……白金貨3枚言うたらかなりの大金やけど、それでも残った手足全部斬り取られる対価としたら流石に足りひんやろ……」

フェイクの嗜虐に細めた双眸を驚きに丸くして瞬かせ、幾らか呆れた様な声音で少女に告げる。が、驚きの表情はすぐにふにゃりと綻んで

「ま、安心してえぇよ。ウチとのプレイは痛い事なんなぁんもあれへんし、一晩経ったらちゃんと手足も戻したるしな。ネコちゃんはウチに身を任せて変態プレイ愉しんどればええ❤」

言いながら折りたたんでいた長脚を伸ばし、少女の両脇に差し込んだ手で座り込んでいたメイド姿も立ち上がらせる。そうして改めて少女の小さな手指を褐色の繊手にて包み込み

「ほなら行こか。ちょいと特殊なプレイやし、今日はウチの家でヤろ❤」

そういってスラムの奥へと歩を進める後ろ姿がこれみよがしにホットパンツに包まれた尻肉を振ってみせたのは、続きを見ることの叶わなかった浮浪者達へのせめてものサービスなのだろう。

ネコ > 『……むぅ~』

相手の言葉をきけば、少女は頬を膨らませる。
別段、相手と恋人というわけでもないのだが。
それでも、自分以外で、性癖に影響を与えるような存在がいる、と知れば。
ちょっとヤキモチ、なのであった。

『……ん~ん。い~の。
 だって、アタシはお姉さまの精液処理専用便女だもん♪』

少女の主人は雇用主たる冒険者であるが。
この相手は特別。少女を好きにしていい相手、なのである。

『……ん~。ふふっ。
 変態プレイしたいのは、お姉さまでしょ?』

自分は別に、そこまでは、と苦笑しつつ。
相手に頬ずりして、信頼アピール。

『ん。わかった。
 あ、お姉さまの家行くの、初めてだね……♪』

相手からお家へのお誘いもらえば、少女は喜色満面という笑顔になり。
そのまま、相手の家へと、鼻歌交じりに向かうだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からネコさんが去りました。