2019/10/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサナさんが現れました。
サナ > 静まり返った路地裏を、緩やかな足取りで歩く。
涼しいのか、蒸し暑いのか、中途半端な温い空気の中。
頭にかぶったフードを後ろへと追い遣り、少し行った先で足を止める

サナ > 少し草臥れて壁に寄り掛かる。
歩き疲れた足をゆらりと揺らし、冷たい壁に布一枚越し。

「…かたい、」

壁が。柔い背には一寸馴染まない。姿勢を変える内に腰をずるずる落として座り込む。仰ぐ空がさっきより遠い。

サナ > 少しの間そうしていて、やがて立ち上がり
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からサナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「ん、ん、ん~」

貧民地区、とある酒場にて。
男が酒を飲みつつ、何かの書類に目を通している。
それは、あるいは冒険者への依頼書だったり。
あるいは、最近の王都の情勢についてまとめられた報告書だったりする。
くっ、とグラス傾けながらその書類をぽい、とカウンターへと放る男。

「やろうとした仕事をいざ目の前にすると、やる気が失われる。
 あると思いま~す」

そんなことを言いつつ、酒をお代わりする男。
男の言葉に、カウンター内にいたマスターも思わず苦笑である。
なんなら、近くの席の冒険者も、うんうん、とか頷いていた。

「ったく。ホント、この国ぁ退屈しねぇよなぁ?」

ぽい、と。豆を口に運びつつ。何かを思案する男。
儲け話。面白い話。何かないかねぇ、と。

セイン=ディバン > そうして、男は退屈な夜をすごしていった……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。