2019/09/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「~~♪」
貧民地区の細路地。男は、壁に寄りかかりながら鼻歌を歌っていた。
通りがかる同業者や、馴染みの娼婦に手を軽くあげ、挨拶しながら。
男は、貧民地区の喧騒に身を委ねていた。
「……あ~、やっぱ、富裕地区なんかより。
こっちの騒がしさの方が、落ち着くねぇ」
細巻を咥え、そんなことを呟く男。
酒、煙草、精の匂いに、怒声、嬌声、何かの破壊音。
実に貧民地区らしいやかましさ。
それは、男にとっては実に心地良いもので。
「所詮、貧民の出、ってところか」
富裕地区に家を持っていても。
こういった空気の方が馴染む、という事実。
それに苦笑しつつも、男は静かにたたずむのみだ。
■セイン=ディバン > そうして、男は貧民地区の喧騒を楽しんでいった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。