2019/07/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは王都マグメール、貧民地区のどこか。
頃合は夕方、貧民地区とは言え、大通りならば、それなりに人は行き交うもので。
そんな中、行き交う者達の間を器用にすり抜ける影。
そして、それを追うのは、幾人もの冒険者風の者達。
「ここならば、下手な手は打てまいて、のぅ?
うむうむ、たまには、こうしたのも悪くは無いのじゃ」
先を駆けるのは、一人の少女。
着物姿であるにも関わらず、その動きは余りにも機敏なもので。
見事と言わんばかりに、人の間をすり抜け続けていた。
まぁ、追う方からすれば、堪ったものではないだろう。
捕まえた後を考えれば、装備は整えていかねばならない、そうなれば動きはどうしても僅かに阻害される。
しかし、それを省き身軽にすれば、捕まえた後の対処が、非常に困難になる。
経験上から、それは追う冒険者達が誰しも、知っている事だろう。
金色の悪魔、そう呼ばれている、本来の姿は狐の耳と複数の尾を持つ少女。
「ほぉれ、どんどん距離が離れておるぞ?
そのままでは、見失ってしまうぞ?
もっと、頑張らねばのぅ?」
たんっ、と地面を蹴る少女。
ふわりと身は舞い上がり、歩いている者達の頭上を飛び越える。
更に、とん、とんっ、と建物の壁を蹴り、目敏く見付けた隙間へと、着地。
再び、たたっ、と駆け出して。
そのまま、周囲の者達を壁代わりに、するりと路地裏に。
さぁ、気付けた相手は居るだろうか?なんて感じに、少し進み、足を止めて振り返るのだ。
■タマモ > 「………ふむ、やはり、そこらの冒険者?とやらでは、この程度じゃろうか?」
振り返る先、己が駆けていた大通り、そこを駆け抜けて行く冒険者達。
してやったり、な表情を浮かべながら、えっへん、と無駄に胸を張る。
まぁ、これでしばらくは、時間稼ぎも出来るだろう。
必死に探している冒険者達、それをよそに、少女は路地裏を歩き出した。
そもそも、今日も目的無くの散歩だった。
面白そうな何か、それを求めて。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にナータさんが現れました。
■ナータ > 少女は「そんな世界」とは無縁だった。
魔物やそれを屠る者達が当たり前にいる世界で、生死と隣り合わせが日常の世界で
まるで他人事のように、暮らしていた。
とは言え少女も通常ではない。
この街で巡り合った者達にその理由を告げたことはある
が、凡そ少女がこの街に来た―――家出した―――理由など
通常の常識を持つ者なら理解できぬだろう。
「はぁ……今日も、疲れた……」
仕事を終え、疲労感と共に常宿―――平民街の安宿―――へと赴く途中。
若干の喧騒が道の向こう―――貧民地区―――から聞こえてきた。
とは言え治安は大分悪い地区の事。
まだ夕方だというのに酔っ払いの喧嘩か何か、と気に留めることもなく一旦立ち止まっただけで再び歩き始めた。
■タマモ > いつもの、出した状態であれば、ぴくん、と耳が揺れた事だろう。
それは、聞き覚えのある声が、その耳に届いたからだ。
「………ふむ」
まぁ、声に聞き覚えがある、今はそれだけだ。
実際に声の主を前にしなければ、はっきりと思い出すのは、少々難しい。
なので…
次の瞬間には、少女の姿は、その場から消えていた。
消えた、その姿。
それが現れたのは、少し離れた場所を歩く、その少女の真ん前だった。
周囲には…そこまで気にしてない限りは、気付く事はない、とは思う。
己を覚えているだろうか、その少女を除いては、だが。
■ナータ > 何時も通りの仕事、何時も通りの帰り道。
決して裕福でも、貧しすぎもしない
その名の通り「平民」であろうとする少女の
何の変哲もない日常のはずだった。
「へ……?
少し、間の抜けた声が出た。
居るはずのない存在が、そこに居たから。
一瞬前まで存在しなかった者が、存在していたから
「え、ええと……タマモ、さん……?」
決していい思い出ではない。
それは「恥ずかしかった」からだが。
この街で、出会った者。
自らを凌辱した者。
けれどその時とは違う雰囲気を纏っていたけれど。
少女はキョトン、と目の前に現れた者を見つめた。
■タマモ > 少女を目の前にすれば、うん、やはり見覚えもあった。
そう言えば、少し楽しみもしたな、とも思い出す。
少女はと言えば、いきなり現れた己に、きょとん、としていた。
が、己の名前が出たところを見ると、少女も思い出してはいるらしいか?
「久しいのぅ、えーっと…
………まぁ、良いか。
どうじゃ?あれから、また色々と楽しんでおるか?ん?」
こちらからも、じーっと少女を見詰めている。
なぜか、そこで少し考えるような仕草をするのは…名前を、忘れているから。
そう、顔とかは覚えられていても、名前は間が空くと思い出し辛い。
と、それは気にしない方向にして、ずぃっ、と顔を更に寄せ、囁き掛ける。
そのついでに、するりと伸びる手が、少女を掴もうとするのだ。
せっかくだし、ちょっと付き合うだろう?みたいな、そんな気安い感じで。
■ナータ > 相手もまた、自分をじっと見つめている。
その口から出た言葉は、恐らく自分を憶えていないだろうと感じさせる。
けれども何故か落胆はしなかった。
こんな風に―――唐突に出現する相手だ
まともな常識で推し量れるはずもないのだろうから。
そしてこの街では、そんな存在が多すぎるのだから。
「えっと、お久しぶり……です。えーっと……ナータ、です……」
考えるような仕草は思い出そうとしているからか
はたまたそのフリか。
どちらにせよ覚えていないだろうことが分かって、少女は自分から名乗った。
「た、楽しんでるかは……分かりませんけど。普通にお仕事して、普通にご飯を食べて……でもその、私の『なりたい物』には、なれてないですから……」
果たして以前会った時其処迄話したかは少女自身憶えてない。
顔を近づけられ囁かれ、手を伸ばされても拒むことはしない。
心はさておき、身は前回の凌辱で屈しているのだ。
抗おうとする理由はなかった。
■タマモ > よし、誤魔化せた…誤魔化せてない?気にするな。
名乗ってくれたし、名前も大丈夫となった。
そんな訳で、安心したところで、話を進めようと。
「そうそう、ナータじゃったな、うむ………ちゃんと、覚えておったぞ?
決して、忘れてなんぞおらんからな?」
いちいちそんな事を伝え、それをはっきりとさせつつも。
続く少女の言葉に、くすり、と笑みを浮かべる。
「おやおや、普通に出来ておるんじゃな。
ふふ…そうかそうか、それを確かめる意味も込めて、じゃな」
伸ばす手は、簡単に少女の身を捕らえる。
それならばと、考えを巡らせながら…少女を連れ、歩むのだ。
■ナータ > 「はい、そうです、ナータです、よ?」
明らかに不自然な相手の様子に思わず小さく笑ってしまった。
まるで愛しい相手を抱くように、その手の、腕の動きは滑らかに
果たして相手が何を思いついたのか定かではないが、その身を抱かれ何処かへと連れたった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からナータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルクスリアさんが現れました。
■ルクスリア > (貧民地区、ただぶらりと訪れたその場所は、自分の想像よりも酷い場所だった。しかしこのような場所も見ることが世界を知ることだと思い、その場歩いていく)
……もう、最悪……服はダメになるし、魔力は切れかけるし……
(上着として着ている服は、汚れてしまい買い換えたもの。しかし、その場所には自分のサイズに合う服がなく、仕方なくサイズの合わない服を着ている。サイズが合わないため、下から覗くと下着が見えてしまう。)
(魔力がなくなってきたため若干ふらつき、近くの目につく路地裏へと歩み、積み上がる荷物の陰に腰を下ろす。そして、躊躇いながらも、自身のスカートを捲り、自らの手で、下着越しに秘部に触れ始める)
■ルクスリア > ん……は、あ……
(ぐちゅぐちゅと音を立てながら秘部をイジり、声を抑えながら、数度絶頂を迎える。息を整えながら、秘部を弄る手を止めると、数分ほどで自分を落ち着かせてから立ち上がる)
ほんと、こうしないと自分で魔力を補充できないの辛いな……誰にも見つからなくてよかったけど……
(小さくため息をつくと、羽根を出し広げると、そのまま空を飛んでその場を後にした)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルクスリアさんが去りました。