2019/06/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にテリスさんが現れました。
テリス > さぁ、と霧雨のような雨が降っている。
雨宿りの場所として、馴染みの酒場の軒下を借りてぼんやりとしている少年。

「……うっとうしいよなぁ……。」

ぽつり呟く姿は気だるげだ。

酒場にはどうも馴染みの客が入って行っている。
この雨では仕事にもならんという人も多そうだ。
貧民区だというのに、お忍びなのか時折妙に良い身なりをした者もいた。
何しに来てんだよこんなトコに。と思う少年ではあるが、
薬の購入だったり、非合法な取引であったり。そういうものがある事自体は知っている。
…なので別におかしいと思う事はない。

そんな客の流れを見つつ、退屈を過ごす少年であった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイヌさんが現れました。
イヌ > 「わわわわわっ……!」

突然の雨に慌て、一人のメイドがととととと、と走る。
買出しに出ていたのに、急に天候が変わってしまい。
雨を凌ぐ為の道具も持っていなかったので、とにかく雨宿りできる場所を、と必死に走り。

「ふぅっ……」

ようやっと見つけた酒場の軒先に、体を滑り込ませる少女。
ぺしぺし、とメイド服を叩き、雨を払う。
特別製のメイド服は、雨が染みることもなくキレイなものだが。
髪や耳、尻尾はちょっと濡れてしまった。
げんなり、とした様子でため息を吐く少女であったが。

「……? その、ボク? ボクも雨宿り?」

同じく、軒下にいた少年に、つい声をかけてしまう。
自身よりも幾分幼い印象。もしかして、迷子とか? なんて考えたのだ。
すすす、と隣に近づきつつ、相手に微笑み向ける少女。
相手と目線の高さを合わせようとすれば、豊満なバストはたゆん、と揺れ。
相手からは、谷間が見えてしまうかもしれない。

テリス > ぼんやりと雨宿りをしていればばたばたと忙しなく一人入ってきた。
メイドの恰好をした…ミレー?か…?という印象。
メイドが一人で貧民区。危ねぇな、とは思いはする。

と、思っていればふと視線があった。
視線があった端からこっちに来て、声をかけられる。

「雨宿りだよ。けど、もうボクって歳じゃねーよ。」

つっけんどんに答える。
子供扱いに少々イラっとしたのは事実。
ついでに目の前で揺れた胸元への照れ隠しも入っている。
大体貧民区で誰彼構わず話しかけるとか、頭お花畑かよ、くらいには思ってそう。

イヌ > 相手に声をかけてみれば、随分とぶっきらぼうな反応。
だが、少女はそこで笑みを浮かべたまま、ぺこ、と頭を下げる。

「あぁ、そうなんだ。ごめんね」

少女だって、それなりに経験豊富である。
男という存在が、子供扱いを嫌う、なんていうことくらいは知っている。
少女はそこで相手に右手を差し出し、首をかしげ。

「私は……えっと、冒険者のイヌ、って言うの。
 もし良かったら、お名前教えてくれないかな?」

本人はそんなつもりはないが、やはりどこか子供扱いしているようになってしまうのは。
少女のしゃべり方が基本穏やかだからだろう。
少女はそのまま、握手握手、と手を差し出したままだ。

テリス > なんか子供扱いが抜けきっていないような気がする。
やれやれ、とフードの下からジト目で見ていれば、差し出される右手。
それに視線を移し、しばし。

「…なぁ、ねーちゃん。一応ここ貧民区なんだけどよ。
軽々しく手なんて差し出さない方がいいぜ。」

どうにも警戒心の無いような相手にちょっと低い声をかける。
別にそれでどうにかなるような腕っぷしでもあるのなら別なのだが。
たまに護衛も兼ねたメイドもいるだろうし。…だがイマイチ、そんな様子には見えない。

少しの間。その手を眺めていたが、軽く握って握手くらいはしてやる。
少年とて礼を弁えていないわけではない。信用商売しているわけだし。

「テリスだよ。で、ねーちゃんこんなしみったれな場所で何やってんだ。一人歩きはよくねぇぞ。」

イヌ > 暢気丸出しな様子を見せれば、相手から呆れたような雰囲気。
そして、告げられる言葉には……。
少女は、微笑んだまま更に首をかしげ。

「うん? ……ふふっ。大丈夫。
 こう見えても、私少しは腕に自信あるし。
 それに、人を見る目は確かだし!」

どん、と胸を叩く少女。実際は、ぽふん、たゆ~ん、という感じだが。
一応は冒険者試験に合格した実力はある。それに、様々な出会いを経て、観察眼も鍛えたつもり。
だから、アナタは悪い人じゃないでしょ? と。真っ直ぐな瞳である。

「テリスくん、ね。んふ、よろしく!
 私? 私は、ちょっと買い物をしてたんだけど……」

握手してくれたのなら、嬉しそうに相手の名を呼ぶ少女。
そのまま、自分の状況を説明しようとするのだが。
ちら、と雨脚を見て、相手の手を引く。

「ちょっとここ寒いから、中でお話しない?
 大丈夫! お姉さんが奢ってあげるから!」

そう言って、酒場へと入ろうとする少女。
力は強くないが、ぐいぐいと勢いは良い。
……さて、相手は気付くだろうか。
少女の瞳が、どこか怪しく、爛々と輝いていることに。

テリス > 「確かに悪人気取るつもりはねーけどな。」

ぽふん、という感じの音と共に揺れる巨乳。
先ほどまでならその光景にちょっと目を奪われたかもしれない。
が。今となっては脳天気な印象が増すだけのものだった。
相手の様子に、やれやれ、という内心を持つ少年ではあるが…。

「ぁん? 何を話すんだってーの。……っておい。ちょっと。」

急に手を引かれて、おいおい、と呟く。
何というか押しが強いというか。
突然の事だったので、なし崩し的にというかしょうがなくというか。
引っ張られるままに店内へ。
まぁ、奢ってくれるっていうならいいか…という面もあった。

引かれているので、爛々と光る相手の目には気づかないままであったが。

イヌ > 「……ふふっ」

相手の言葉に、つい吹き出してしまう少女。
その言い方が、どこか、少女の雇用主である冒険者に似ていたから。
ついつい、おかしく思ってしまったのだ。

「せっかく出会えたんだし、色々とお話したいの。
 テリスくん、ただの男の子じゃないでしょ?
 なんか、只者じゃない雰囲気だもの」

ぐいぃ、ぐいぃ、と相手を引きずるようにして酒場に入る少女。
相手をちら、と見れば、人の良さそうな笑顔。
そうして適当な席に着けば。

「さぁ、好きな物頼んじゃって!
 私は……エールと、あ、適当に食べ物をお任せで!
 それで、テリスくんは何者? なんでこんな貧民地区に一人でいたの?」

近くを通る従業員に雑な注文をしつつ、ずい、と相手に向かって身を乗り出す少女。
背中では、しっぽがぶんぶんと揺れていたり。
これは意識してのことでは無いが、身を乗り出したせいで、胸が机によって潰れ、柔らかさをアピールしている。

テリス > なんか笑われた。
今更それをどうこう思う事はないけれど、何がおかしかったんだろうくらいには考える。
口には出さないが。

「ただ者じゃねーってそんな大物でもねーし。
その辺にいる浮浪児とそんなに変わり映えしねーよ。」

引っ張られるままに席に着く。
店主にどうした彼女連れか、と笑われるが、はいはい、と適当にあしらっておく事にする。

「俺も適当でいいよ。焼いたパンとかベーコンとか出してくれ。
飲み物は果実水な。」

ふんすふんすと鼻息あらく、尻尾を振りながら問いかけてくるメイド。
なんでそんな気になるかね、と思いはするが。
むにゅっと押し付けられる乳房に、おおう、と内心推される。

「何者ってことはねーよ。日雇いとか、情報売って生活してるだけの小僧だよ。」

別にそんなに大したことではない。
そんな奴他にもいるだろ、くらいの勢いだ。

イヌ > どこか楽しそうに、にこにこと笑ったまま。
少女は相手のことを引きずり、席に着いた。
傍から見たら、メイドが少年を引きずるという光景は異様だろうか。

「え~、そうかなぁ。
 なんか、落ち着いてるし。大人な雰囲気あるよ?」

ふふ、と笑いつつそう言うのだが。相手が店主に彼女連れか、と聞かれれば。
そうで~す、なんて、冗談を店主に向ける。

「遠慮しないで、おなか一杯食べていいからね?」

支払いは任せなさい、と。また胸を張る少女。
相手から見たら、何を考えているか分からないほどに。
いっそ、奇行癖のある少女に見えるだろうか。

「日雇い……情報……情報屋さん!?
 テリスくん、この辺りの商店とか、雑貨屋さん詳しい!?」

相手が自分のことを語り始めれば、それを興味深そうに聞く少女。
しかし、情報、という単語を聞けば、更に前のめりになり、相手の両手をぎゅっ、と包むように掴む。

テリス > だがここは貧民区。
異様な光景を見ても圧倒されるという事はない。
むしろ、メイド姿とその巨乳にいやらしい笑みを浮かべる男が数人いるくらいだろう。

「こんなトコで一人で生活してんだ。スレてんだよ。」

ほっとけ、という雰囲気。
それなりに苦労がある上、身よりもない。
なので子供のままではいられないのは当然だろう。

彼女じゃねーよ。と追い払うように手を振りながら、運ばれてくる食事に目を向ける。
焼いたパンとベーコンとキャベツの炒め物。
蒸かしたジャガイモに鮮度はそこまでよくもないサラダ、など。
とりあえずパンを掴むと、もっしゃもっしゃと遠慮なく口に運ぶ。

「詳しい…まぁ、それなりに。
入り組んでるし、入れ替わり立ち代わりしてるからな。
全部知ってるってわけでもねーけど。………んぐ。」

ぎゅっと手を掴まれる。
もしかして迷ってたんかなこいつ、くらいの視線。
まぁ…飯も奢ってもらうわけだし案内する分にはやぶさかじゃねーよ、とメイドに伝えるだろう。

イヌ > 少女自身は、自分へと向けられるそういう性的な視線にはまったく気付かず。
新しく出会った知り合いとの食事を楽しもう、くらいの感覚。

「そっか、一人なんだ……。
 そっかぁ……」

相手のその一言を聞けば、少女はしんみりとした様子を見せるが。
瞬間、少女の顔が見える角度の客や従業員は目にした。
少女の瞳が強い光を放つような。どこか、アンバランスな、殺気にもにた気配が微かに噴出するのを。
しかし、次の瞬間にはそんな気配も消失し。

「あのね、テリスくん。もし知ってたら。
 可愛い小物の売ってるお店とか、教えてくれないかなぁ。
 あのね、ペアのカップとか、お皿とか。
 あと、家具! 家具を売ってるお店とか!」

御礼はするから! と言いながら、相手の手をがっしり掴む少女。
そこで、一度落ち着き、相手の食事の邪魔をしないように、と。
ぱ、と手を離せば、自身も、エールをぐびぃ、と飲み干していく。
嚥下する喉の動きを、まるで相手に見せつけるように。
口の端から垂れたエールの一滴が、喉に水の線を描き、それは、谷間へと流れ込んでいく。

テリス > むっしゃむっしゃと炒め物を口に運びつつ、
店主に下卑た笑みを浮かべる男どもを示しておく。
絡まれるとめんどくさいことこの上ない。
OKOKのサインをもらってから、視線を戻す。

「何しんみりしてんだよ。そんな奴王都に腐るほどいんだろ。」

少女が発した気配には気づかず、何言ってんだくらいの雰囲気。
全員救うとか胡散臭い聖女様でもあるめーし、程度の話だ。

「おっと。礼なんか別にいらねーよ。
飯奢ってもらってるしな。

…けど、なんだよ。彼氏との家具か?
そういうモンならせめて平民区で探したほうがいいんじゃねーか?」

貧民区で売ってるもんはお世辞にも良い品があるとは言えない。
たまに掘り出し物もあるだろうが、大体一点物だ。
ペアで使う。加えて日用品ならばもう少しマシな場所で探せばどうかと提案。

相手の景気の良いエールの飲みっぷりを眺めながら、む、とちょっと視線を逸らした。
なんというかその、妙に扇情的な雰囲気を感じたからだ。
溜まってんのかね、と内心ため息をつく。

イヌ > 相手と店主のやりとりには気付かず。
少女は、その肉体を必要以上に隠そうとはせず、しかして、見せびらかしたりもしない。
至って自然体の振る舞いを続けるのみだ。

「あ、うん。そう、だね……。
 私の同僚も、スラム出身だって言ってたし……」

相手の言葉に、少し間を生じさせてしまうものの。
自然な受け答えをする少女。
ヘタに同情したりしないのは、少女も扱いは未だに奴隷だからこそ、だ。

「そうはいかないよ。情報屋さんに情報を売ってもらうんだもん。
 それに、ご飯奢ってるのは、お話に付き合ってもらう代金、でしょ?
 え、え~と、うん。実は恋人との新生活に向けて、ってことで……。
 少しでも安く、と思ってて……」

ちゃんと御礼はします、と譲らない少女。
相手からの問いには、少しはにかんだ様な様子で。しかし、『彼氏』とは明言しない。
まぁ、恋人がフタナリエルフなので、彼氏、ではないわけだ。
そのまま、エールを飲み干す少女は、視線そらす相手の手を掴み。
いきなり、自分の胸元へとその手を導く。
揉ませるように、ずぼ、とメイド服の中へと手を引き込みながら。
相手の耳元で少女が囁く。

「……情報、売ってくれたら……。
 イイこと……してあげるよ……?」

ついに本性を隠すことを辞めた少女は、舌で唇を舐めながら、相手を誘うように。

テリス > 蒸かしたジャガイモに塩を振ってあんぐり。
もっしもっしと口を動かしながら、あくまで自然な答えをする少女を見ている。
しんみりする気持ちはわからんでもないのだが。

「仕事あるだけマシだよ。俺も、アンタらもな。」

そのまま飢えて死ぬやつらもいる。
自分だって明日はわからぬ身なのだ。
だから、働ける分マシと思う他はない。それが幸福かどうかは別として。

「えらく譲らねーな。ま、いいけど。
天気悪いし、良さげな店だけ後で回るか。」

恋人との新生活、だそうだ。
やれやれ、犬も食わぬとはよく言った物で、惚気など聞かされたらたまったものではない。
なので、これ以上掘り下げる事はしないでおく。
まぁ、そういう雑貨がある店もあったはずだ。残っていれば、だが。

「とりあえず飯食ってから……って、おい……!」

と、急にずぼりと胸に手を引かれる。
抵抗する間もなく柔らかい双丘に包まれ、少年はかちーんと固まってしまう。
手には柔らかく温かな感触だけが伝わってきて…。

「イ、イイことって…何で…。」

しどろもどろになりながら、どういうつもりなのかと。
ただ、手を引く事はできなかったが。

イヌ > お塩だけじゃもったいなくないかなぁ、なんて思いつつも。
相手がいっぱい食べてるので、少女としてはよし、という感じ。
いっぱい食べるのはいいことである。

「まぁ、うん。そうだね……」

確かに、それはそうなのだろう。
仕事があるということは稼げるという事。
それすなわち、生きていける、ということにも繋がるのである。

「その辺はきっちりしないとね!
 冒険者も、信頼が命なんです」

正当な労働には報酬を。情報屋から情報を買うのに、代価を払わないなどありえない、と。
少女はえっへん、と。またまた胸を張るのだが。
そこで、ようやっと相手がスキを見せたのを見逃さず。
少女は、行動に移る。

「んふっ。テリスくんの手、暖かい……」

自分の胸の谷間に、しっかりと手を挟み込み、ぎゅむ、と胸を寄せてみたりする少女。
相手が困惑しているのを見て、少女は妖しく微笑み。

「えぇ~……? お金の方が、いい……?
 私、テリスくんみたいに可愛い子。つまみ食いするの大好きなの……。
 ねぇ……私とぉ……セックス、したくない……?」

相手が動けないのをいいことに、少女はそう耳元で囁き、ちろり、と。
舌先で、相手の耳を舐める。
それまでの様子とはまったく違う、男を誑かす娼婦の如き声色。
相手が逃げないのならば、少女の右手がゆっくりと相手の太ももを撫で……、股間周辺を。しかして、そこには触れぬように、撫で回すだろう。

テリス > ぺろ、と指についた塩と芋を舐め取って、テーブルに備えてある手拭で拭く。
果実水でそれを流し込んで、一息。
どうやら納得はしてもらえたようで。
しんみりしていても、他の人を羨んでいてもしょうがないのだ。
結局働かなければ食うに困るのだから。

「そうかい、それなら、まぁ。」

少年としては対価が得られるのは悪い事ではない。
相手が払う、と譲らないのならば、それで構わないと引き下がった。

「っ……。さっきから、なんで…。」

むにゅう、という感触。
かぁ、と少年の顔が赤くなっていく。
何度か女性との経験があるとは言っても、慣れたわけではないのだ。

「…っ。最初っから、それが目当てなのかよ…。
っ…ぁ……!」

ぼそぼそ、と耳元で囁かれる妖しい言葉。
甘い吐息が耳朶にかかり、さわさわと太ももの辺りを撫で回されて。
くちゅり、という水音が思考に桃色のヴェールをかけていく。
次第に視線がおぼつかなくなり、判断力が削がれていく…。

メイドの少女にはイチャつくなら上でやんな、という店主からの声がかけられるだろう。

イヌ > 相手の食いっぷりを見て、思わず笑顔の少女。
当然、少女ももぐもぐ、と料理を食べてはいるが。
なによりも、相手の食欲旺盛な姿が見ていてちょっと可愛らしく。

「うんうん。ここは一つ、私の面子を立てると思って」

相手が報酬を得ることを認めれば、あとはこっちのもの、とばかりに。
少女は、勢いに任せ、相手を食べてしまう為の行動を開始する。

「イヤだったら、イヤ、って言ってね……?」

相手の問いには、的を外した答えを返す。
赤面する様子を見れば、なるほど、興味や知識がない訳では無いのだな、と判断。

「……んふ、テリスくんとお話したかったのは本当だし。
 恋人との新生活の為の買い物をしてたのも本当だよ?
 でも……テリスくんが可愛いから、つい、食べたくなっちゃったんだもーん」

耳元で囁き続け、相手の太ももを愛撫するかのように撫でる少女。
少しずつ、相手の判断力が鈍っていくのを見ながら。
店主に声をかけられたのならば、それを許可と受け止め。
少女は、ひょい、と相手の体を担ぎ上げ。

「そういうことなら、上のお部屋、お借りしますねー」

と、笑顔で店主に言い、どたたたた、と二階へと向かう。
ほかの客たちは、まさか餌だと思っていた少女が猟犬だったと気付き、呆気にとられた顔。
しかし、少女はそんなことは気にせず、あっという間に二階の個室へと相手を連れ込み。ベッドへと優しく降ろす。
そのまま、するするとメイド服を脱いでいき……。

テリス > 嫌ではない。それが気持ちいい事だという事も知っている。
知っているし、味あわされた。
嫌だと言って?と言われても、少年には目を逸らす事しかできなかった。

「ついって…っあ……。マ、マスターまで……。」

さわさわ。ぞわぞわ。ちゅく。
少女に手管に身体から力が抜けていく。
頭の中までいやらしい妄想で染まっていく。
興奮を煽られて、少年から抵抗というモノが消えていった。

店主の言葉を受けて、メイドの少女に担ぎ上げられる。
どこにそんな力があんだよ、と頭の端で考えるもののもうなすがままだた。
気づけば、ベッドの上に寝かされてしまっている。

息を荒げたまま、始まるストリップショーを茫然と眺めていた…。

イヌ > 明確な拒絶、なし。
かといって、がっついてくるでもなし。
なるほどなるほど、と。相手の反応を窺う少女であったが。

「ふふ~。良いお知り合いさんをお持ちですね~」

相手の店主への文句を笑いつつ、少年の肌を味わっていく少女。
なにせ、自分より更に若い男の子の肌である。
ハリが違う。少女もまだ若いが、それでもレベルの差を痛感するハリだ。

そうして、少女は器用に相手を担ぎ、部屋に連れ込み。
ベッドに寝かせて、自身はメイド服を脱ぎ捨て……。
レースで編まれ、透けて肌の見える下着も、ぽん、と脱ぎ捨ててしまう。
そのまま、ベッドに横たわる相手の上に、圧し掛かるようにし。

「……んふっ。テリスくん。どうしましょ?
 フェラしてほしい? パイズリしてほしい?
 それとも……。もう、すぐに私の中に入りたい?」

そう言いながら、相手の体に触れていく少女。
腹部、胸板、肩、わき腹、太もも。さわさわ、と触りながら。
少しずつ、相手の服を脱がせようと。

テリス > するすると脱がれていく服。
露わになっていく見事な肢体に目を奪われてしまう。
桃色に染まった頭でぽーっとその様子を見ていれば、健全な男子たるもの。股間の辺りが熱くなってしまう。
上に圧し掛かって来られれば、思わず息を詰まらせて。

「っ…そ、それは…つ、ぁ…!」

話されるプレイ内容。要求する言葉を持たず、どうすれば、と一瞬考えるものの。
愛撫としてはい回る指先に、思わずと言った様子で声を詰まらせる。
抵抗なく服を脱がされていく。ちょっと日に焼けた、少年らしい身体。
だんだん筋肉も付き始めているが、少し栄養不足かもしれない。

その少年はと言えば、目の前で揺れる巨乳に視界を塞がれて。
柔らかなその双丘に視線も意識も奪われてしまっているだろう。

イヌ > もう随分と着慣れた服。だからこそ、脱ぐのも淀みなく行える。
相手の視線を感じつつ、裸身を晒せば。微かに、羞恥が少女の頬を染めた。
相手の衣服、その股間周辺が微かに膨らんだか、と思いつつも。
相手に圧し掛かり、選択肢を提示するのだが。

「……ん~? どうする~?
 ……んふっ……じゃあ、こうしちゃお~」

相手が何も言えずにいるのを楽しげに見る少女だったが。
少しずつ服を脱がせていく中。自身のバストに相手の視線が集中していることに気付き。
ならば、と。一気に相手の短パンを脱がせ、股間を露にしてしまう。
そのまま、抵抗する間もなく。少女は、相手のペニスをしっかりと胸で包み込み……たゆたゆ、と左右の胸を交互に動かしていく。
もしも、その谷間で相手のペニスが大きくなったのであれば。
その先端を咥え込み……パイズリフェラにて、相手を喜ばせようとするだろう。

テリス > 短パンを脱がされて、ストリップと愛撫によってすっかりと勃起したモノが露わになるだろう。
さすがにそれは恥ずかしいのか、少年の頬もかぁっと赤くなってしまう。
揺れる巨乳を視界から外され、少し荒げた息を落ち着けようとするのもつかの間。

「…っ、あぁっ……!」

思わず、という声が少年から漏れる。
声変わり前のちょっと高い声。
柔らかいモノでペニスを包まれ、ゆらゆらと交互に上下される。
包まれるような快楽が徐々に少年を犯し始めていくだろう。
目元が徐々に下がり、とろんとしたものに。
そして、ちゅぷちゅぷと音を立ててフェラが始まれば、また高い声が漏れてしまう。
柔らかい快感と、時折挟まれる濡れた感触に、びく、びく、と腰を震えさせて。
女性にされるがままにされているのに、少年は抵抗を見せない。
それどころか、されている事にすら快感を感じているような素振りさえ…。

イヌ > 「わぁ♪」

相手の下腹部を露出させれば、すでに男性器は硬くなっており。
少女は、それを見て嬉しそうな声を上げる。
そのまま、それを胸で挟み、たぽたぽと柔らかく包み、刺激し始めれば。

「んふっ。テリスくん、かわいい……。
 んっ、あむっ……んぅっ、ふっ……」

相手の声が漏れたのを聞き、笑う少女。
そのまましっかりと、口で先端を咥え、ぢゅるぢゅると音をたてて吸い上げ。
更に、幹自体を胸で強く挟み、上下に扱き上げていく。
相手の腰が震え始めたのならば、少女は一度動きを止め。
する、と立ち上がったかと思えば。
ベッドに横になったままの相手に跨り……くちゅ、と。
自身の、既に濡れていた女性器を、相手の猛りへと触れさせていく。

「じゃあ……ここからが本番……。
 今から、私のココで、テリスくんのおちんちん、きゅっきゅしてあげるね……?」

くす、と。相手を見下ろしながら笑い。
少女が、腰を沈めていく。もしも抵抗しないのならば。
相手のペニスは、少女のクレパスの中に、根元まで沈んでしまうだろう。

テリス > 「はぁ…あぁ…っ…っう、ぁ…っ…!」

むにゅむにゅ。じゅぽじゅぽ。
二つの快感に苛まれ、びくびくと身体を震わせる少年。
思わずという様子で目の前の女性の頭を押さえるように手を当てるものの、力はない。
可愛い、と言われても、それに抵抗する素振りも持てずに。
一度それが止められるまえ、快感に悶える姿を晒してしまうだろう。

「はぁ…はぁ…っ。…?…。
あ……そこ……。」

立ち上がり、見せつけられる女性器。
視線をくぎ付けにされてしまうそこは、前にも別の女性に何度も搾られた場所。
犯される快感を刷り込まれてしまっている少年は、無意識に肉棒をもっと硬くしていくだろう。

「あぁぁ…っ…!」


ちゅぷ、ぬぷ、と根本まで飲み込まれてしまえば思わず声を上げてしまう。
熱く濡れたそこは、みっちりとした肉に包まれ、少年を強制的に溶けさせていくだろう。
力が抜け、ただ快楽を享受するだけに…。

イヌ > 「んっ、むぅっ……んぅぅっ……」

相手が頭を押さえるようにすれば、少女は、わざとらしく上目遣いをし。
さらには、苦しそうな演技を見せる。
そういったものが、男を興奮させる、ということを知っているからだ。
相手をたっぷりと愛撫し、解したのであれば。

「ふふっ。そう……私のオマンコでぇ。
 テリスくんのオチンポ、食べちゃうの……」

濡れた秘部を見られる快感。紛うことなく、少女は興奮し。
そのまま、腰を沈めていく。更に、更に快感を得る為に。

「く、ふっ……あ、つぅぅ、いっ……!」

若々しく、猛り、熱く、堅いそれを体の奥へと導いていく少女。
しっかりと根元までくわえ込めば、そのまま一度動きを止め。
呼吸を整えてから、腰をくるくると、回転するようにくねらせていく。

「テリス、くんっ。いつでも、中に出して、いいからねっ……!
 中に、テリスくんのせーえき、いっぱい……」

相手に圧し掛かり、胸板にバストを押し付けながら、少女が囁く。
そうしながら、腰の動きは、上下に、膣肉を使い、ペニスを扱き上げるようなものに変化していた。
部屋中に、交尾の音を響かせるような。まさしく、性交の腰使いだ。

テリス > 「はぁっ…はぁっ…!」

少女の膣内に飲み込まれ、ぬるぬるとした快楽に包まれている。
その体勢のまま、ゆっくりと腰をくねらせ始めればまた違う快楽が少年を包む。
思わず腰を浮かせ、女性のソコを突き上げてしまうだろう。

「ぅ、あぁ…。きもち、いいよぉ…。」

虚ろな目のまま、のしかかってくる女性を思わず抱きしめるように。
その姿勢のまま、腰を上下に振られ本格的な性交が始まれば、
そのリズムに合わせるようにして少年も快楽を求めていく。
無意識のまま腰を振って、もっと快楽をと膣内に擦りつけていくだろう。

しかし、性に不慣れな少年の事。
それほどの時間を経ずに、びく、びく、と肉棒が脈動を始めてしまう。
荒い息をつく表情は真っ赤に、何かを耐えるように。しかし…。

「あ…も、もう…っ…!」

イヌ > 「んうぅぅっ♪ そう、そうっ……。
 テリスくんも、腰、突き上げてぇ……!」

相手が、反射的に腰を浮かせたことにより、少女の奥が刺激され、甘い声が漏れた。
そのまま、少女は相手に、腰を使うことを要求し。
次第に、性交が激しさを増していく。

「は、あぁっ、んっくぅ……。
 私も、気持ち、いいですぅ……!」

抱きしめられ、自身の腰使いに合わせ、突き上げられる。
体の中を、オスの猛りが抉っていく感触。
次第に、少女も余裕を減らしていくが。
ペニスが痙攣を始めれば、限界が近いことを悟る。

「ふぁ、ぁっ。あひぃっ……!
 いい、よぉ……テリスくん、このまま。
 中に、中に、出してぇっ!」

相手が達すると同時に、絶頂を迎えようと。
少女の腰使いが更に激しさを増していく。
まるで、相手から精を搾り取るためだけの動き。
しっかりと相手の体を押さえつけ、少女が、腰を大きく跳ねさせていく。

テリス > 「はぁ…っ…はぁ…っ…!」

求められるまま、腰を突き上げていく。
無意識のうちに女性を抱きしめ、その柔らかな乳房を堪能している事だろう。
限界を迎え、震える肉棒を突き上げ、ラストスパートをかけるように。
そしてそのまま…。

「はぁ…っ…もう、でる…っ!」

肉棒の中を駆け抜けていく感触まではっきりとわかる。
熱い熱い白い液体が、膣内にぶち撒けられていくだろう。
どくん、どくん、と大量に吐き出されるそれは熱く熱く膣内に広がっていく…。

同時に、放精する、搾り取られる快感に酔いしれて。
ちかちかするような快感に表情をすっかり緩ませているだろう。
それは射精が終わっても萎えない肉棒からもわかるかもしれない。

イヌ > 「あぁ、んぅっ、は、ぁっ……!」

相手が突き上げるたび、体の奥に快感が生じる。
抱きしめられれば、それだけで気持ちよくなれる気がした。
痙攣したままの肉棒で、それでも突き上げられ。そして。

「ん、あ、あ、あっあっあっ……!
 イ、っくぅぅぅぅうううっっっ!!」

相手の宣言、そして射精と同時に。
少女もまた、絶頂へと達し、声を上げる。
体の中へ、次々注がれていく精液。
その熱さを感じながら、少女は、ぐったりと相手の上に倒れこむ。
きゅ、と。反射で締まる膣の中。まだまだ萎えぬ相手のペニスの逞しさを感じれば。

「……んふっ。今日は、たっぷりできそうですね……?」

なんて囁きながら。相手の胸板を、ゆっくりと撫で……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイヌさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からテリスさんが去りました。