2019/06/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にネコさんが現れました。
ネコ > 『……』

貧民地区、繁華街エリアの通りにて、一人のメイドが壁に寄りかかり退屈そうに視線を投げ出している。
行き交う人々のことを見ているようで見ていない。
咥えた細巻から煙を立ち上らせながら、こ、ここっ、と苛立ち交じりに足を鳴らしている。

『……ッキショウ。どうにもこうにも。
 湿気がキツいと痛みやがる』

ぎりり、と歯を鳴らしながら、左腕で右肩へとふれる少女。
正確には、右肩部分、腕が切断されたその傷痕に、だ。
もうとうに治っているはずなのに。無くした腕は時折ぎりぎりと酷く痛んだ。

『なんにせよ、金だ。金を稼がねぇと。
 そろそろ少しだけでも入れなきゃ、ジャンプもできねぇ』

自身の抱えた借金の額に辟易しつつ、生きる為に返済をせねばとも思うのだが。
思うのだが……隻腕の怪しいメイドがそうそう金を稼げるはずもなく。
やはり金稼ぎの手段は、体を売ることがメインになっていく。
なので、そういった需要のありそうな貧民地区にて立ちんぼなのだが。
まぁ、見事に声をかけられない。そりゃそうだ。
隻腕でギスった目でイライラしてるメイドに声かける物好きなんてそうそういまい。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリスさんが現れました。
リス > 最近は、こちらの方にも品物を届けに来ることが多くなっている。
 だからこそ、少女は冒険者に護衛を頼み、荷馬車でやってくる。
 人竜だとしても、人よりも強い存在だとしても……それは、種族での話だ。
 少女自身は荒事を疎い、一切の訓練をせずに、ただただ、商売に対して誠実に生きてきた。
 だから、少しでも腕に覚えがある冒険者や憲兵、その辺のごろつきが少女を抑えようとすれば、簡単に抑えられてしまうのだった。
 少女は馬車に揺られて移動していたところ、見覚えのある顔を見つける。

「留まってくださいまし?」

 御者に声をかけて、馬車を止める。
 その馬車は、今、立ち尽くしている彼女もまた見覚えのあるものであろう。
 その中から出てくるのは、相も変らぬ少女であり。
 立ちんぼをしているメイドの方に一直線に歩いていくのだ。

「久し振り、ね?ネコ。」

 彼女の右手の方に視線を向けるも、すぐに視線を彼女の顔に戻す。
 買われていった後の処遇は―――その主人にあるのだ、少女には、何も言えないのである。
 だから、微笑んで、久しぶりの再会を喜ぶことにする。

ネコ > せめて腕が残っていたなら、行き交う男共に媚びうることもできるのに。
そんな思いを邪魔するかのように、無いはずの腕はズキズキと痛みを訴える。

『……?』

すっかり短くなった細巻を吐き捨て、踏みにじると同時に。
目の前で馬車が止まり、その馬車に見覚えのある少女は。
ぐっ、と息を飲むことになった。目の前、馬車から降りてきたのは。
少女も良く知る、美しき女で。

『……あぁ、どうも。どうもですニャ、店長。
 お久しぶり、あぁそうですニャ。この間、お店にお邪魔して以来ですかにゃぁ?』

痛む腕を隠そうとするが、相手の視線に気付き、少女はまっすぐに相手を見た。
もとよりこの女性は目ざとく、賢く、勘が鋭い。
隠し事なんてしても、すぐバレるだろう、と思ってのことだった。

『珍しいですにゃ。店長がこんな貧民地区に、なんて。
 掘り出し物でも探しに来たんですかにゃ?』

乾いた笑みを浮かべながら、それでも相手の前では、見知っているであろうグータラメイドの姿を取り繕う少女。
イヤな所を見られたな、と。微かに舌打ちしてしまう。

リス > 「掘り出し物……というのもあるのだけれど、今日は納品の帰り。
 最近は、こちらの方でも、縁があるから。」

 そして、聞こえてしまう舌打ち。
 少女は、人の姿をしていて人ではないのだ、人と同じように対応してしくじる商売敵が多いのだ。
 くん、と軽く鼻を鳴らすのだ。

「そう、ね?
 確か、お使いで家にやってきたとき、以来かしら。
 元気……とは言えないみたいなのが、少し残念ね。」

 彼女の腕、彼女の様子。
 そして……服の汚れに解れ。
 何故そうなったのかはわからない、主人の所為かもしれないが。
 それを糾弾する立場では、ないのだ。
 彼女は買われて、少女の手から、離れているから。

「ちょっと暇もできたところだし、どう?
 少しばかり、お話でも。」

 グーたらメイドであれば、お茶のお誘い……さぼりの口実に飛びつかないはずもなかろう。
 ある意味、卑怯な手段なのかもしれないが、少女は、お誘いをかけるのだ。

ネコ > 『へぇ、それはそれは。商売繁盛、って感じですかにゃ?
 いやぁ、あやかりたいもんですニャア……マジで』

相手の言葉に、ギチギチと引き攣った笑みを浮かべる少女。
しかして、やはり痛みは酷く。思わず最後に、本音が漏れ出してしまう。

『あぁ、えぇ。そういえば、イヌちゃんも、今度お店に行きたいって言ってましたニャ。
 店長に是非会いたい、と。……ニャハハ。
 その、お見苦しい姿を見せてしまってますにゃ』

相手の指摘に、どう答えたものか、と嗤う少女。
やはり、この人の慧眼からは逃げられないよなぁ、と思いつつ。
この場から離れようとするのであるが。

『……えぇ、その。構いませんけどニャ。
 ただ、宜しいんで? そのぉ……。
 アタシみたいなのと一緒だと、汚れるかもしれませんよ?』

今は縁が少し遠くなったとはいえ、尊敬する元上司、兼元の飼い主の言葉だ。
拒絶などするつもりはないが……少女としては、立場の違いに少し気が引ける。
だが、ここでないどこかに一緒に行ってくれるのなら。腕の痛みもまぎれるかもしれない、とも思い。
まるで、縋るような表情で相手を見てしまう。

リス > 「うふ、ありがとう。」

 引き攣る笑顔に、やはり何かがあるのだろうと少女は思う。
 零れる本音に。たぶんこの辺りなのだろうか、と。

「ふふ、いつでもいらっしゃい、と伝えておいてね?
 ご主人様にも、いつでもご来店お待ちしておりますって。

 お仕事の結果であればそれは、別に見苦しいとは思わないわ。」

 どのような仕事であろうとも、仕事は仕事だ。
 その結果のものであれば、それは誇るべきだし、蔑む物ではないのだ。

「ええ。ええ。
 かまわないわ、汚れるというのなら、洗ってしまえばいいのだし。
 私が汚してあげましょうか?」

 おいでなさい、と少女は彼女に手を差し伸べる。
 汚すというのは、いくつかの意味を込めて。
 まずは、馬車の中に連れ込んでしまおう。

ネコ > 『……はぁ』

相手の感謝の言葉に、ため息吐く少女。
こりゃあ、探られているというべきか、見抜かれてると思うべきか、と。
雰囲気、とでもいうか。呑まれているなぁ、と少女も自覚している。

『伝えときますにゃ。まぁ、イヌちゃんは最近彼氏……彼女?
 まぁ、恋人とラブラブで忙しいですけど。
 ……仕事の結果、じゃニャーんですよねぇ、これ……』

かの同僚の恋人をどう表現したらいいか。これは難しいが。
少女は、素直に情報だけを伝えておく。
続いての言葉には、少女は落ち込んだような表情で言う。
まぁ、要するに、この腕については自業自得なのだ、と。

『……にゃははぁ……。ホント、店長には敵いませんにゃぁ。
 あいあい。お供しますよ。どこへなりとも。
 ……店長、お願い事なんですけど。
 アタシを一晩買ってくれたりしません?』

やっぱりこうなるよなぁ、と。諦めながら嗤う少女だが。
相手の言葉を聞けば、す、と目を細め。
真剣な表情で、そんなことを尋ねつつ……。
馬車の中へと、素直に入っていく。

リス > 「ふふ、私のよう、ね?
 つまるところ、ふたなり相手でしょ、それなら、相手が意識する性別で言ってあげればいいのよ。
 あらあら、それは大変。」

 イヌは恋人ができたらしい、おめでとう、と言っておいて、と笑ってしまおう。
 仕事の結果ではないということであれば、逆に大変じゃないと少女は言うものだ。
 ケガをしてないだろうか、と。

「ふふ、ええ、いいわ、一晩と言わず。
 ネコちゃんを、堪能させてもらいましょうか?」

 そう、いいながら扉を開けて、馬車の中へと連れ込んで。
 そして、彼女の隣に腰を掛けよう。

「ここなら、外から声も聞こえないし。
 中から声は出ないし。

 ―――聞きたいわ?」

 エッチはそのあとでもいいとは思うけれど。
 少女は、彼女を抱き寄せて問いかける。

ネコ > 『はぁ、そういう聡明な所は尊敬しますけどにゃ。
 敵、多く作りそうですにゃ~』

楽しそうに言いつつ、察しの良さを見せる相手に、少女は苦笑する。
きっと、自分が相手の様に勘が鋭かったら。
それこそ、四方八方敵だらけだろうな、なんて。

『……うげぇ、その、店長?
 ネコ、ちゃん、ってのはやめてくださいニャ』

相手に心配してもらいつつも、ちゃん付け、なんて慣れなくて。
少なくとも、この相手の下で働いていた時に抱いていた感情は。
羨望、憧憬、畏怖、そして……嫉妬と憎悪なわけで。
まぁ要するに持つものへのコンプレックスに他ならないのだが。

『……えっと、まぁ、その。
 要するに、ちょっと違法なカジノで失敗しちゃいまして。
 借金が……ちょおぉぉ~っと、出来てしまいましてにゃ』

この腕も、その時に罰として奪われまして、と言いながらも。
隣に座る相手が抱き寄せるようにすれば、少女の体の奥が、熱くなる。
確かに過去、憧れもしたし、嫉妬もした。色々と思いもしたのだが。
そんな中……この人に犯されたい、と。思わないでもなかったのだ。
自身が浅ましきスラム出身の奴隷だからこそ。
この支配者に、屈服させられたい、と。そう思い、何度自分を慰めたか。

リス > 「まあ、ね。
 だからこそ、護衛を雇うのだし……皆に助けを求めるわ。
 お金を出して、ね。」

 すべてが味方ではない、それは自分だってわかってるからこそ、身を守る方法を色々と模索しているのだ。
 そして、その尤も足るものは、お金、なのである。
 お金は少女の武器であり、また、防具なのである。

「店長というのをやめてくれれば、やめたげる。」

 ね?ネコちゃん。
 少女は楽しそうに笑って見せる、ちゅ、とその額にキスを落として見せる。

「……なるほど、それで、その借金を返すために、と。

 今、定職は何を?
 
 主人は、まだセイン様?」

 彼女の説明に少女は、先ほどの一晩というのも、借金を返すための資金をもらうものと。
 そして、完全に定職に就いているなら、何かしらの返済のあてはないのだろう、と。
 で、主人が彼女を捨てたのかどうか、を確認するのだ。

 その返答次第で、どうするかを決めよう、と。

「ネコちゃん、さて、今日はたっぷり、お話ししましょうね?」

 お話というのは。
 通常の交渉に加えて、性交渉も含んだ少女の言葉。

ネコ > 『……それが分かってる、それが出来る店長は強いですにゃあ。
 アタシなんかよりずっと』

言い切るその言葉。なかなか口に出来るものではない。
経験、覚悟、その他の裏づけあっての言葉であり。
それが口に出来るからこそ、相手のことを強いと思う。

『え、えぇ~? じゃあ、なんて呼べばいいんですかニャア』

いまや雇用関係にないとはいえ、元上司である相手。
その相手を、役職名以外でどう呼べばいいか、なんて。
少女は考えたことはなかった。

『えぇ、まぁ。……仕事は、まぁメインはアイツ……。
 いや、セイン様のメイドですにゃ。
 それと、冒険者と……暗殺業を少々……』

相手の鋭い問いに、バツ悪そうに視線逸らしつつ答える少女。
同時に、キスされた額を左手で触ってみたり。

『……多分、セイン様に頼めば、肩代わりはしてくれるんでしょうけどニャ……。
 流石に、額も額ですし。その……。
 あ、あの人に嫌われたくないっちゅ~か……』

もにゅもにゅ、と言葉を濁す少女。
別段、主人には特別な感情などない。ないが。
雇ってくれて、結構いい給金くれて。せいぜい、たまにセックスしろと言われるくらいで。
虐待されるでもない。そんな主人を、尊敬はしているわけで。

『た、たっぷり、ですか……』

あれ、この人こんなキャラだったかなぁ? と。
額に汗を浮かべつつ、戸惑う少女。
もっと、クールだったような記憶もあるが。はてさて。

リス > 「そんなことは、ないわ?
 強くないから、私は……守ってもらうの、お金を払って。」

 ネコの強いという言葉には首を横に振るのだ、割り切っているというだけだ。
 それに、小さなころから商人として生きているから、その考えが染みついているのだった。
 彼女には、別に強いということではないのだ、と言って見せる。

「リスさん、でいいのよ?」

 今は雇用関係ではないのだ、だから、自分の事役職で言う必要はないのだ。
 だから、自分の名前で言えばいい、と。

「ふぅん。
 じゃあ、解雇されたわけでもないし、仕事はしている、と。

 ……ということは、そうね、私の所に派遣してもらうという方法。
 かしら、ね。
 うちのメイド、でも、うちの商会、でも。
 それなら、私の所でお給金を出せるわ?」

 主人に頼りたくはないという彼女には、ラブラブねー、なんて、軽く笑う。
 とはいえ、主人にはよくしてもらっているようで、よかったわ、と。

「あら?ネコは、私のお仕事の時しか見てなかったから、戸惑うのかしら。
 もともと、私はこんな感じ、よ?
 お仕事でなければ、ね。」

 時と場合、クールなのは、お仕事中です、なんて。

ネコ > 『真の強さは己の能力を把握し。
 その上で行動指標を決めれることである。なんて、セイン様が言ってましたニャ』

中堅、なんていわれているけど。かのご主人様は腕は確か。
そういう意味では、相手の割り切り方、判断能力は強い人のそれなわけで。

『……え~……。
 り、リス……様……?』

流石にさんは無理だぁ、と思い。思わず様と呼んでしまう。
それですら、ちょっと気圧されるし、緊張するのだが。
もしもここで店長、なんて言ったら相手が怒りそうなので。

『それは、まぁ。あの人も、この腕のことは気付いてるんですけど。
 何も言ってこないし……。
 ……そ、それは。その、助かりますけど。いいんですか?
 そんな、特別扱いみたいな……』

相手のいきなりの提案に、少女が思わず表情を明るくする。
もしもそれが叶うなら、だいぶ楽なのだが。
と、そこでラブラブだなんて言われれば。

『ち、ちげーしっ! 誰があんなオッサン!
 っていうか、その。アタシ、ちょ、ちょっと良い仲の男いるし!
 ……その、いや、今のリス様の方が。
 魅力的、だと思います……』

思わず出た地を隠しつつ、そんなことを言って、赤面。
だって近いし、匂い凄く良いし。体温とか息遣いまで感じる。
このままこの人と、なんて考えただけで。
少女の秘部からはとろり、と蜜溢れ。心臓は壊れそうなほどにバクバクバクバクうるさいったらありゃしない。

リス > 「そうなんだ?出来る事を考えて、出来る事を全力でしてるだけ、なのだけれど。」

 出来る事、出来ないことを仕分けて、出来る事は自分で。
 できないことは誰かに頼む、それだけの事じゃないのかしら、と笑うのだ。
 だって、自分は超人でも何でもないのだけれど、と。

「えー?
 『様』ぁ……」

 そんな風に言っちゃうんだー?なんて少女は冗談みたいに言って見せる。
 気にしないでもいいのに、なんて、少女は笑うのだ。
 今はもう、部下じゃないのだからと。

「知り合いが困っているのに手助けをしないのはヒトデナシというのよ?
 あと、私が助けたら、いつかネコちゃんは、私を助けてくれるでしょう?
 そういうことなのよ。
 それに……労働に対して対価を払う、それは世間一般の常識、でしょう?」

 特別でも何でもない、働いたらお金をもらう、それは誰にでもある権利だから、と。
 
「ふふふふ、いいね、その反応、かわいい。
 あらあら、彼氏いるのに、いいの?

 私は、孕ませるの好きだし……ネコちゃん、遠慮なく仲だしして孕ませ狙うわ。」

 出た地にたいしては、知ってるから、とばかりに少女は目を細め、楽しそうに笑う。
 そっと彼女に唇を重ねて見せて。
 耳元に顔を寄せる。


「馬車の中で、しちゃおうか。」

ネコ > 『それをしれっと言える人ばかりじゃないって話だったにゃあ』

特に冒険者には多いのだが。
自分の実力に見合わない仕事を、見栄で受けて命を落とす、なんてのも珍しくない。
なので、こういうスタンスの相手は相手を素直に尊敬するのだ。

『……り……。
 リス……さん』

相手の不服そうな言葉に、少女は消え入りそうな声で言い直す。
口にした瞬間、羞恥やらなんやらが一気に吹き上がり、赤面し。
顔どころか首まで真っ赤である。

『……なんていうか。
 ドライなのか、義理人情に厚いのか。
 よくわかりませんにゃ』

いい人なのか、仕事の鬼なのか。
あるいはどっちもで、あるいはどちらもちがうのか?
相手のことがよくよく分からなくなってきた少女である。

『か、かわいいとか言うな!
 ……い、いや、その。彼氏ではないっちゅーか……。
 でもその、告白? っぽいことはされてる? っていうか?』

相手のからかいに過剰反応の少女。
実際、彼氏では無い。ただ、好かれている相手は居て。
その相手を憎からず思ってはいても一歩踏み出せないまるでお子ちゃまの様な状態なのだが。

『っ……は、ぁっ……。
 ……こ、ここで? し……。
 したいなら、どうぞ……?』

孕ませるつもりで。その言葉に、心臓が跳ねた。
唇を奪われれば、思考がぼやける。
耳元への囁きに、ただか細く答える。
メイド服の下。乳首なんて、触れられていないのに痛いほどに尖り。
下着が濡れて張り付くほどに、愛液が溢れていた。
あぁ、馬車の座席を汚したな、とか。そんなことすらどうでも良いほど。
したい。この人に屈服させられたい。
体を押さえつけられ、奥まで貫かれ、首を絞められ、腕を捻り上げられ。
それこそ、一匹のメスの獣のように犯され、めちゃくちゃにされたい。
この右腕の痛みが無くなるほどに。
そんな思いが瞳に宿り、相手に向けられる。

リス > 「ふふ、そっか。」

 そういう、特殊な存在らしいと、ネコの指摘に少女は軽く笑う。
 まあ、商人はそういう覚悟を持って、するしかないのよ、と。

「はーい?」

 恥ずかしそうに笑いながら、彼女の言葉に返答して見せる。
 もう、かわいいんだから、と首まで真っ赤にしている彼女のほほを撫でるのだ。
 もう、初心なねんね見たいよ?と、からかっても見せる少女。

「両方よ。
 義理人情も持ってるし、その為に義理人情を切り捨てる思考も、あるわ。」

 仕事のために、金のために、義理人情を切り捨てるのも厭わない。
 しかし、人を助けるための人情だって、あるのだ。
 両方を持っているのが、私よ、と。
 ちゃんと、暗殺者に守ってもらえるという、下心もあるわ、と。

「ふふ、かーわーいーい。」

 あまずっぱいー、もっと聞かせてー。
 少女は、軽く笑いながら首をかしぐのだ。
 こう見えても年頃なので、恋愛話は興味津々なのである。

「うふ……じゃあ、一分一秒ももったいないし。
 今ここで、しちゃうわ。」

 少女は彼女を抱き寄せて、彼女の胸をやさしく揉みしだく。
 そして、太ももに手を伸ばしつつ、彼女の下着の上から、愛液をくちゅくちゅ、と音を立ててかき混ぜて見せるのだ。
 幸い、この馬車は特別性であり、座る場所はとても柔らかく、下手なベッドと同じぐらいであるのだ。

「大丈夫よ、ネコ……たっぷり、愛し合いましょ?」

 ね?と笑いながら、少女は己の肉棒を彼女にこすり付け、下着を濡らす愛液で己の肉棒を濡らすのだ。

ネコ > 『特にこの国じゃあ、弱くて泣いてる人の方が多いですからにゃ』

貴族、魔物、王族、兵士、その他諸々。
一般の民を虐げる存在なんて、事欠かないのだ。

『……ぅ~。
 なんか、遊んでません?』

からかわれ、ついついふてくされた様な表情になってしまう少女。
頬に触れられれば……ゴロゴロゴロ、なんて。
喉が勝手に鳴ってしまった。

『……やっぱり、強いですにゃぁ……』

義理人情を持ちながら、切り捨てることも考えられる。
そんな、柔軟な姿勢は自分にはムリだな、と思う。
どうしても、どこかに偏ってしまう気がするのだ。
そこまで器用に生きられないのだ。

『その、まぁ、なんていうのか。
 アイツのほうから、アタシにメロメロになってるわけで?
 アタシとしては、まぁ、まんざらでもないって言うか……』

赤面したまま、もにゅんもにゅんと微妙な言葉を口にし続ける少女。
思えば、そういった告白を受けて以来、会えていないな、とも思う。
それを自覚すれば、なぜか寂しさを覚えてしまうが。

『あっ……はあぁぁぁっ……!』

相手に抱き寄せられ、胸にふれられれば。
瞬間、少女は体を仰け反らせる。
期待していた行為がいきなり始まり、体があっさりと快楽を享受してしまったのだ。

『あぁ……ひぃぃぃんっ……。
 そんな、ぐちゅぐちゅ、しないで……!
 下品な音、出ちゃうぅっ……!』

指で蜜壷をかき回されれば、酷く粘っこい音が鳴る。
相手が触れたのであれば、更に愛蜜は溢れ。空気と交じり合う音が場社内に響いた。
ぐちゅ、ぷちゅっ、ぶぽっ……そんな音を聞かれたくなくて。
少女は、顔を左腕だけで隠し、いやいや、と首を横に振る。
その間にも、意に反する様に。膣肉は、相手の指へと吸い付き。
更に、下着越しの肉棒の感触と熱さに気付けば……。

『……ぁっ……!』

少女は、ちら、とそれを見てしまった。
自分が今、一番ほしいもの。
それが、もうそこにあるということに、少女の目が釘付けになる。

リス > 「……そう、ね。」

 彼女の言葉に、少女は遠くを眺めるしかない。
 貴族は、無為の消費を行い、勢を凝らすのだ、魔物は人々を物理的に食う。
 王族は、何もしない。
 兵士は、力で、暴力で苦しめてくる。

 彼女の言葉に、同意するしかない悲しさに、小さく苦笑を零す。

「ええ、だって可愛いんですもの。」

 可愛いと、からかってしまうのだ、そんな可愛らしさがあるので、ついつい。
 喉が鳴っているので、そんな風になるのねぇ、と。

「何事も、取捨選択だから。」

 だからこそ、敵ができてしまうのだ、悩んだ結果としても切り捨てた相手が、恨む、それはよくある話。
 そして、店長である経営者である自分は切り捨てる方になるのだ、と。

「ふんふん。……デートはしたの?してるの?」

 彼女の白状に目を輝かせる。
 甘酸っぱい青春ともいえるその状況、自分は味わったことのないそれに、もっと聞かせて、と。

「それでも……快楽にはあえいでしまうのね。
 ふふ、ネコ……もっと、聞かせて、貴女の甘い声を。
 ほら、胸もこんなに尖ってるし、此処も、もうトロトロで……すごく求めてるの、わかるわ。
 それに、貴女のフェロモンが充満してきている、しね。」

 彼女の言葉にこたえるように、秘所を、音を立ててかき混ぜ、下着をずらして直接触れて見せる。
 指を差し込んで、優しく中をくちゅくちゅと広げるように。
 彼女の興奮が伝わる様だ、自分の指をなめしゃぶる肉襞を感じながら、少女は笑う。

「ネコ……そのドロドロで欲望前回のおまんこに。
 私の精液を注いで、子宮の奥まで、たっぷり汚して、孕ませてあげる。
 メスの子供、産んで、頂戴な?」

 くふ、と笑いながら、己の肉棒を、彼女の入口に寄せる。
 正常位で、少女は入り口をこすり付け。
 ネコの唇を奪って見せる。 
 

ネコ > 『……や。その。
 そこまでシリアスな雰囲気にならんでも』

どうせアタシなんかも、スラム出身の弱い存在ですけど。
アナタに救われたんですよ、なんて。
そう言えればいいのにな、とも思う。恥ずかしいから言わないけど。

『それを言うなら。今のリスさんも。
 かわいいですよ……。正直、ご主人あたりが見たらヤバいかも』

あの人、最近魔術で性別も変えられるようになったから。
ヘタすると犯されちゃいますよ、なんて言いつつ。
喉のゴロゴロは止まらない。この辺ネコっぽい。

『何事も、ですか』

それはつまり、全てにおいて、ということ。
単純な物事だけじゃなくって。きっと、色々な複雑なことも。
この人は、選んできたんだろうな、というのが分かる。

『いや、その。そういうのは全然……。
 何度か、セックスしただけで……』

なんでこんなに興味深々なんだろう、と思いつつも。
問われれば素直に答えてしまう。
それもこれも、相手のレアな反応をもっと見たいから、なのかも。

『にゃああぁぁぁぁっっ……らめっ、らめぇっ❤
 そんな、あぁっ❤ 激しっ……んあぁぁぁっ❤
 もう……もうっ……❤ んひいぃぃぃいいいっっ❤』

相手に言葉で攻められ、更にクレパスを指で攻められれば。
少女の喉から甲高い声が漏れた。下着をずらされ、露になったそこ。
うっすらと生えた茂みは愛液でべっちょりと濡れ。
指をくわえ込む膣口は、ぱくぱくとおねだりする様に。

『あっ……❤』

相手の宣言。そして、触れる肉槍の熱さに。
少女の漏らした息は甘く、瞳は潤む。
そのまま、唇を奪われるのであれば。
少女は両足を、下品なほどに大きく広げ、くいっ❤ くいっ❤ と腰を前に揺らす。
それは、言葉よりも雄弁な。『挿入れて挿入れてっ❤』というアピールとして相手に伝わることだろう。
現に、少女の子宮は。まだ挿入もなされていないのにすっかり降りてきてしまっているのだから。

リス > 「ふふ、そう、ね……?もう、今はそんな話は、しない方がいいわね。」

 シリアスな雰囲気、今からすることを考えれば、そんな話題は必要がないわね、と。
 彼女の言葉に笑って頷いて見せるのだ、いまする話ではないわねと。

「あら?私レズですし。
 男の人も偶にはいいけれど、基本的にはこういう風に女の子を愛する方がいいの。」

 女の子になってくるなら、相手してあげますわ、と、軽く笑う。
 犯されるのは、まあ、女の子相手ならいいわね、とかそんな風に。

「ええ。何事も、よ。」

 とはいえ、人間は生きていれば基本的には取捨選択である。
 判りやすく言えば、今日はどこに行くか、とか、何を食べるか、とかそれもまた、取捨選択なのだと。
 
「わぁ、ふふ……そうね、何度かセックスもしちゃってるんだ。」

 十分じゃないかしら、と少女は笑う。
 だって、自分の体を差し出せるんだしと、セックスとはそういうものでしょうし、と。

「もう、指と言葉だけで、こんなになるなんて。
 ネコは淫乱ね?そういう子は大好きだし、今日は買ってるし……奮発しちゃうわ。
 ね?」

 首筋に舌を這わせ、ネロ、ネロと舐めて。
 彼女の秘所を指が踊り、肉襞を丁寧に愛撫する。
 唇を重ねてしまえば、みだらに踊り始める彼女の腰。
 触れた先端を、そのままずぶり、と差し込んでいく。
 大きく広げていく少女の肉棒は、硬く太く大きくて肉襞を広げ、降りてきた子宮口に亀頭をガツンとぶつける。

「さあ、子作り、しましょ?」

 甘く笑いつつ。
 少女は、ずぐんずぐんと、何度も突き上げて、かき混ぜるのだ。

ネコ > 『……まぁ、確かにそうですね』

思えば、シリアスすぎる話なんてらしくなかったな、と自嘲。
いつだって、適当に、というのが信条なのだから。

『うえっ。いや、いくら肉体が女でも。
 あの、セイン=ディバンだよ?
 「あの」。セイン、ディバン。だよ?』

相手の懐の広さに、思わず驚く少女。
なにせ、主人たる男の悪評というのは。まぁ、それなりに有名。
特に女癖の悪さについては、この国でも有数なんじゃないか、って話だ。

『……過去の選択を、後悔したことは?』

ふ、と。漏らした息と共に尋ね、相手に身を委ねる少女。
それを聞いて、どうしようという訳でもないのだが。
なぜか、聞いてみたくなった。

『いや、その。……二回、かな。
 まだ、二回だけ』

その代わりにデートをしていないのだから。
なんともアンバランスな関係である、という自覚はある。

『ちがっ……これは……❤
 これは、リスさんだからだもんっ……❤
 んっ……ふっ……❤』

相手の指摘に言い訳するものの、逆にそれはとんでもない告白かもしれない。
そうして、唇ふさがれ、そのまま体の奥までを、一息に貫かれてしまえば。

『あ~~~~~~~~~~っっっ❤❤❤
 あ、あっ❤ んあぁぁぁぁっ❤』

それだけで達してしまい、舌ったらずな喘ぎが漏れた。
未だ達したままだというのに、相手の腰使いに揺さぶられれば。

『んひっ❤ ひぐぅっ❤ んああぁっ❤
 そん、なっ❤ はげし、すぎるぅっ❤』

甘く蕩けた表情のまま、そう言いながらも。
少女は、相手にしがみつくように左腕を背に回し。
自らも、腰を揺さぶり、相手とリズムを刻み始める。

リス > 「それを言うなら、私だって同じだと思うわ?
 女をたくさんハーレムに引き入れて、愛していく女。
 むしろ、女で女を愛する分、セイン様よりも、酷いかもしれないわね?」

 彼の悪評、だからどうしたのだ、と。
 そもそも、国自体が悪評だらけなのだ、個人の悪評を気にしていいのか、と。
 それに、世間が何を言おうとも、自分が好ましいと思えばそれは付き合うに値する。
 それだけの話でしょう?と。

「星の数ほど。」

 選択に後悔はつきものだああすればよかった、こうすればもっとできた。
 それは後になってわかるもので、選択したときにわかるものではないのだ。
 悔み反省はしても、それを次につなげればいい、次は失敗しないようにすればいいと、少女は考える。

「二回ね……?でも、一回して、二回して、まだ、会いたいのでしょう?
 したい、と思えるのでしょう……?
 なら、十分じゃないかしら?」

 ねえ?
 いろいろすっ飛ばしていたとしても、体を開いて受け入れられる。
 二回もしているなら、十分其れは好意と言えるのだ、と。

「うれしいわ。
 でも、それじゃ、彼氏君がかわいそうじゃない?」

 ねえ?と首筋を甘く噛んでみせて、舌を這わせる少女、彼女を抱きしめて、下からぐんぐんと強く突き上げる。
 愛液を泡立てて、肉襞を引っ掻いて、子宮口を乱暴にたたいて見せるのだ。
 ずん、ずん、と激しいだけではなく、時折動きを止めてぐりぐりぐりぐり、と腰を回し、かき混ぜる動きも合わせる。
 パンパンパンパンパンパン、彼女の尻に少女の下腹部が何度もたたき、肉棒がずりずり、と膣内を摺り上げる。

「ふふ、そういうわりには、トロトロのおまんこでぎゅうぎゅう締め付けてきてるわ?
 ネコ、嬉しそうに腰も振ってるし、子宮も吸い付いてきてるわ。
 全力で私を抱きしめてくれてるじゃない。」

 激しいとあえぐ彼女に甘く笑いながら舌を出して嘗め上げる。

「うふ、じゃあ、もっと、はげしく、しちゃお?」

 激しいという彼女、でも、腰が動いてくるので
 馬車の揺れも利用して、押さえつけるように、少女は腰をくねらせる。
 そのうち深くを重点的に犯すように突き上げる。
 子宮口を重点的に襲うようにたたく動きは、孕ませるわ、というようで。

ネコ > 『いや、それは違うと思うけどなぁ……。
 リスさんは、しっかりと愛してるわけだけど。
 どう考えても、アイツは肉欲だけで愛無いと思う……』

遠目に見て、ある種本質が似ているようには見えるかもしれない。
だが、近づけばそれがまったくの別物だと気づくはず。
しかして、そうは言っても。かのご主人様もまた、理解しがたい男で。
そういう意味では、似たもの同士なのか? と疑問も生じる。

『……そっかぁ』

目の前の女性の様に、強い人でも後悔をする。
それを知って、少女は薄く微笑む。
何か、少し。息苦しさが薄れた気がした。

『え~? いや、そうかもしれないけど。
 最近、会えてないし。それに、アタシ今こんなんだし……』

相手の指摘は確かに、少女も同意できるそれなのだが。
それでも、少女は少女自身のことを好きでないので。
そういった好いた惚れたは苦手なのである。

『だか、らっ❤ 彼氏じゃ、ない、しっ❤
 あぁぁぁぁ❤ いいからっ❤
 いいから、今はパコパコしてぇっ❤』

今は、余計なことなんて考えたくない。
そう訴えつつ、首を舐められれば小さく達し。
子宮口を何度も何度も刺激され、達する。
相手のテクニシャンな腰使いに、連続絶頂の波に攫われ。
しかして、それは小さな波の繰り返しであり、だからこそ、もっとして欲しいと思う。

『だって❤ だって❤ リスさんと、こうなりたかったんだもんっ❤
 本当は❤ 買われないで❤ ずっと、一緒にいたかったんだもんっ❤』

既に相手のテクニックにメロメロになり、胸の中の思いを吐き出す少女。
もちろん、それはもう叶わぬことだと知っている。
それに、今の自分の生活環境……。主人に、同僚。それに最近増えた奇妙な同居人。
そういったものも、決してキライではないのだ。

『あっ❤ あ、あ、あっ❤ ふか、いっ❤
 そこ、そこ、そこぉっ❤ 奥、ぐりぐりされるのっ❤ 好きっ❤
 もう、イっちゃう❤ イっちゃうからぁ❤』

相手に押さえつけられる形になり、重点的に子宮口をノックされ続ければ。
その刺激を待ち望んでいたというかのように、少女の子宮口が、相手の肉槍へときゅうぅぅぅうぅっ❤ と吸い付いた。
もはや、このまま融けてしまいたい、というように。
少女は相手に縋りつき、声をかみ殺し、揺さぶられる衝撃に耐えている。

リス > 「そんなのは、外からは解らないだけ、よ。
 彼の愛し方も、私の愛し方も、人、それぞれなのだから。」

 少女は、軽く笑って言って見せる。
 愛の形は千差万別、それこそ、彼女の思う愛じゃないから、それが愛じゃないとは言えないのだと。
 自分は解りやすいだけかもよ、と、笑って見せて。

「ええ、後悔しない人間は、成長しないもの。
 振り返らないってことは、失敗しても、それを見ないで進むのと同じ。」

 それは、いつか破綻するわ、と。
 後悔して悩んで、それでも選んで進み続けるの、と。

「駄目よ、ネコ。会えないなら、会えるように頑張らないと。
 それに貴女、自分の卑下はやめなさいな。
 それは、相手にも失礼よ?
 つまり、ネコは……私、今貴女に盛っているのだけれど、それは趣味が悪いと、貶しているのと同じよ?そういうつもりでなくても。」

 自分に自信がない人はいつも自分を貶める。
 それ自体は別にいいと思う、その人の資質だし、考え方なのだから。
 しかし、だ。
 その行為は、間接的にも相手を貶していることになる、と知った方がいいわ、と、女は注意する。

「ネコったら……もう、そんなにぱこぱこされるの好きなんだ?
 思ったよりも変態さんね?
 ふふ、ほら、ネコのおまんこ、ぐちゅぐちゅで、暖かいわ……っ。」

 キュンキュン絞ってくる彼女の膣に、息を吐き出して少女は、言われるがままに腰を突き動かす。
 くねらせてかき混ぜて、突き上げて。肌と肌を押し付けて、膨らむペニスを一層強く、強く。

「だったら、ネコ、いつでもいらっしゃい?
 こういう風に、一杯愛してあげる、一杯抱いて犯して、子宮の中に私の精液を注いであげるわ。」

 家に引き取る、という話はできない。
 今日は彼女を買って抱いている、彼女は主人のいる奴隷だ、主人の方から、売りに来ない限りは。
 見受けしない限りは、そういうことは言えないのだ。

「ネコ、イカセテあげる……イって……?
 一番奥を、たっぷりよごしてあげるから……っ!」

 そういいながら、吸いついてくる子宮口、少女は、一気に貫いた。
 子宮肉輪を押し広げ、子宮の中に先端を差し込んで。

 勢い良く、精液をぶちまけていく。
 肉棒を痙攣させて、彼女の奥の奥をポッコリと膨らませるように。濃厚で硬い精液を注ぎ込み、張り付けていく。

ネコ > 『そう、かなぁ……?
 うん。でも、リスさんが言うなら、そうなのかも』

少なくとも、主人たる男を慕う女性も多いわけなので。
まぁ、そういうことなら。あれはあれで、愛を知っているのだろう、と。
とりあえずのところは、それで納得することにした。

『……う~ん。分かっては、いるんだけど。
 でも、やっぱりできれば後悔するような事態にはなりたくないよ』

それはきっと、無理な話なのだろうけれども。
それでも、少女はただ純粋にそう願う。
現状、強い後悔に苛まれてはいるのだが。

『え、えぇ……でも、どうやって会ったらいいかわかんないよ……。
 ……だって。腕、無くなっちゃったし。
 いや、あるには、あるんだよ? その、カジノで保管されてるらしくて』

相手の言葉に、戸惑い、落ち込む少女。
自分だって、自信を持ちたい。でも、それが出来るならこんな複雑な精神性にはなっていないので。
こればかりは、生まれ着いての僻み根性、なのかもしれない。

『ちがっ❤ 違うもんっ❤
 リスさんだからぁ❤ リスさんだからだってばぁ❤』

体の中を激しくかき回され、さらに、肉槍が逞しく膨らむ。
思わず喉から息が大きく漏れつつも、少女は、行為に熱中していく。

『にゃっ❤ にゃあっ❤ うんっ❤ うんっ❤
 イくっ❤ お店、イっちゃうっ❤
 あ、あ、あぁっ❤ 欲しいのっ❤ リスさんの子種ぇ❤』

相手の囁き。それは実に甘美で。
少女は、蕩けた声で、甘えるように漏らす。

『キてっ❤ アタシの奥に、キてぇっ❤
 ……っっっ! く、っひいいいいいいいいいいいいっっっ❤
 おっ❤ おぉ~っ❤ んぎいぃぃぃいぃいっ❤』

相手の言葉に、それそのものを求める。
奥を貫き、汚してほしいと。
そうして、それが叶い。胎の奥に灼熱のマグマの如き熱量を感じれば。
少女は、叫び、大きく絶頂した。溜めに溜めた快楽の大波。
ぎゅるんっ、と白目を剥き、全身を痙攣させながら。少女は、その精を膣でもってごくごくと飲み干していく。
即座に膨らむ腹部。その感触が、少女を連続絶頂の渦へと導く。

『おほっ❤ ほぉぉぉっ❤ すごっ❤ リスのザーメンっ❤
 こってり濃厚オス汁っ❤ しきゅーにそそがれひゃってるふぅぅっ❤❤❤』

だらしなく舌を出し、腰をへこへこと振りながら、その感触に高みへと導かれていく。
久しく精で汚されていなかった子宮は、直接射精に悦び、収縮し、それを胎に閉じ込めようとしていく。

リス > 「後悔しないなんてことは、出来はしないわ?
 そんなことができるのは、正しく神だもの。」

 しかも、創造神とかそのレベルの存在じゃないのかしら、と少女は考える。
 まったく失敗しないなんて、出来るはずもないのだ、と。

「彼が貴女を真に愛してるなら、その程度障害でも何でもないわ。
 むしろ、今、会いに行くべきだと、私は思うけれど。」

 僻み根性事態に少女は言うことはない、それを変えるのは、踏み込んでもいいと思える相手。
 彼女で言えば、彼女が憎からず思っている彼氏(?)だけなのである、自分はただ、助言するだけ。
 今現状の彼女を愛し、手を差し伸べられるなら、彼は本気だと、わかるんじゃないかしら、と考えるだけ。

「ふふ、私だから、興奮するの?
 女の子に組み敷かれて興奮しちゃうんだ……?」

 少女はわざと混ぜ返しながら言葉を放って、彼女の頬を撫でて、ちゅ、ちゅ、とほほに、唇にキスを落とす。
 首筋にも、キスマークをプレゼントして。

「お店じゃなくて、お家、よ?
 家の方に遊びに来ていいわ、って言ってるの、お店でこんな風に元同僚に見られながら、パンパンしたいの?」

 さすがにそれはちょっと店長としてはいただけないのよねぇ、と微笑んで。
 ぶるり、と身を震わせる。

「も、ネコ、ったら……そんなに気持ちよさそうな声出しちゃって。
 ふふ、ん、興奮しちゃうじゃない。
 だから、もっとサービスしちゃうわ?
 ネコのおまんこに、子作りザーメンをたっぷりお替り、よ?」

 乱れ汚れた、けだものの声を放つ彼女。
 続々と震えて少女はさらに精液を吐き出す勢いを強めるのだ。
 ビクンビクン痙攣していくペニス、はぁ、と甘く息を吐き出し、腰を振る。

 今日、ネコを買った少女は、たっぷりと体を堪能して。
 ちょっと頭おかしい金額を渡すのだろう、たぶん相場の10倍くらい。
 さんざん孕ませに走ったから、というのが少女の言。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からネコさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリスさんが去りました。