2019/05/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にシェラさんが現れました。
シェラ > 確かに、そういうこと・・・禁酒、とかされている所もありますけれどうちはそういうのはないのです。うちは割と自由なのですよ、その辺り。

(くすくすとならず者が多いその酒場にはあまり似つかわしくない、柔らかな女の笑い声が響いた。
その声の主は汚れの少ない綺麗に手入れのされた肌に髪、そしてシスター服を身に纏っており、その格好・・・訪れる客がクズの吹き溜まり、なんて称するその酒場ではシスター、なんて存在自体が珍しく、それも客として訪れ、席につき酒と食事まで楽しみ始めたとあれば余計に珍しく思えたらしい。 たまたま居合わせたならず者や店員などが次々と興味本位でそのシスターに話しかけていけば、そのシスターの少女は柔らかく笑って受け答えをしていく。

シスターがこんな所に来ていいのか。 えぇ、うちはお酒を禁じてはいませんから。
なんでこんなクズの吹き溜まりに来たのか たまたま近くを通りかかって。あ、おすすめのメニューなんてありましたら教えてくださいな
俺とこの後一晩どうよ?いい夢みさせてやるぜ。 おとといいらしてください。

・・・たまたま居合わせた客達とのそんな他愛のない話を肴に食事と酒を楽しんでいく。 あまり上等な味、とは言えないけれどこういう庶民的、というか ザ・男の料理、ないし冒険者の食事という感じの雑な味付けもたまにはいい。)

・・・ふふ、愛らしいこと。

(先程からやはり珍しいのかしばらくは客からの質問攻めのような状態であったけれど、ようやく少しばかり落ち着いた。
ちらり、と今は自分から離れていった客のグループを盗み見る。がやがやと今は向こうで何やら話し込んでいるようであるけれど、そちらから視線を外せばたまにギラリ、と獣のような欲望が込められた視線を感じる。この酒屋は女は非常に珍しいらしい。だからだろうか、女に飢えているのだろう。

・・・先程はぴしゃり、と誘いの言葉は断ったけれど、私もそういうコトは嫌いじゃない。一夜の夢を見せてあげるのもやぶさかではない。
そう、もう少し好みの人間を見つけるか・・・あるいは。
徒党を組んで襲いに来たのならば。流されてみるのもたまには良いかもしれない。先程、どさくさに紛れて無遠慮に尻や足に触れてくる輩もいたけれど、それはあえて見逃したし・・・もしかしたら、何か面白いサプライズでも、してくれないかしら、と僅かばかりの期待を込めながら酒をもう一口、口にした。)

シェラ > ・・・あら?

(少しばかりわざとらしかったかもしれないけれど・・・自分を囲う男達の姿に気がつけば驚いたような声を。
へへへ、と下卑た笑み浮かべながらこちらへ近づいてくる男の姿に思わず笑ってしまいそうになるのをぐっとこらえる。
その顔に怯えたような表情を浮かばせる演技をしながら、少女は男達の中へ消えていく。 乱暴に少女のシスター服の上から胸を、尻を揉みある男は強引に唇を奪い、またある者は少女のシスター服のスリットから手を潜らせて直にその柔肌に触れ・・・口汚く少女を辱める言葉を口にしながら、複数の男達が一人の少女を店の中で犯していく。
ここに屯するのは多くが犯罪者一歩手前のならず者達。まともな倫理など持ち合わせておらず、この勢いを止める者など誰もいなかった。 店には誘うような甘い女の匂いが充満し、女の嬌声と男達の怒号、そして・・・肉がぶつかり合う音が響きながらその夜は更けていく。
この酒屋はいつの間にか、娼館のそれへと姿を変えたように。)

・・・まぁまぁ、でしたかね。 たまにはこういうのも悪くないかもしれません。

(そして、月が再び落ち、太陽が登り始めた頃。店の中には咽返る程の性臭が充満し、男達はぐったりと裸のままその場に寝落ちしていて。少女も産まれたままの姿を晒しつつ、その全身を精液塗れにしつつも平然と立っていて。 ただ1つ、変わったことはといえば少女の背からは蝙蝠を思わせる羽が生え、頭には捻れた黒山羊の角、尻からは先端がハートの形を象った黒い尻尾が生えた悪魔を思わせる姿を取っていたことか。つーっ、と自分の肌に指を滑らせてそこに付着した精液を掬い取り、ちゅっ、と自分の口内に迎え入れそれを舐め取れば)

ふふ、次があればもうちょっと魔力と精液を溜め込んできてくださいましね?

(恐らく聞こえてないのだろうが、そんな言葉を微笑みながら少女は残し、その場から消え去った。
少女は悪魔ではあるが、殺生は好まない。きっと、男達も朝になれば目を覚まし、ぐったりとした疲労感に、下半身の痛みに魔力不足。彼らに残る後遺症といえばせいぜいその程度でこの一夜の幻は消え去るだろう。 

淫らなシスター姿の悪魔を見た。目を覚ました彼らはきっと口々にそう言うだろうけれど、その顔を覚えていた者は誰もおらず、彼らの普段の行いもあって妄言として処理されるだろう。
とある邪教団の主、大司教の少女の一夜のつまみ食いはそうして誰にも悟られることはなく、終わったそうな・・・。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」からシェラさんが去りました。