2019/03/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に祝夜さんが現れました。
■祝夜 >
のんびりとした足取りで貧民街をぽてぽてと歩く
「そういえばこのへんは来たことなかったけど…」
被ったフードから覗くようにきょろきょろと、みすぼらしく薄暗い町並みを見回して
「なんかひどいなあ…あっちのほうの街と全然違うっていうか…」
あちこちに目付きの悪いごろつきのような人がいるし
余計なトラブルに巻き込まれそうだ、来なければ良かったかも知れない
■祝夜 > 「うーん…お城のほうに行ったほうが良かったかな…?」
可愛い女の子との出会いでもあるかな?とあちこち散策に歩きはじめたものの、
今の所カワイイというか可哀想な感じの女の子とガラの悪そうな男ぐらいしか見ていない
間違いなく裏の方の路地ではなんかいけないことが行われていそうだ
頬をぽりぽりと掻きながら歩みを進めるものの、一向に雰囲気が変わる気配がない
フードで耳を、尻尾は術で隠しているけど万が一見られたらミレー族とやらと間違えられて捕まったりしそうな気さえする
■祝夜 >
「やだやだ、奴隷とか野蛮人の発想だよ…」
こわいこわい、とぷるぷる頭を振って、嫌な考えをポイする
可愛い女の子式神をたくさん集めるためにあちこち渡り歩いているのだ
自分が隷属側になる可能性とか絶対にあってはならないのだった
「(とはいっても、まだちゃんと契約したのサザンカだけだしね…)」
えっちでかわいくてロリっとしていて、おまけにお金持ちで養ってくれる
彼女に不足を感じるわけではないけれど、この狐の未来予想図にはまだまだ程遠い
ヒモ生活はちょっと情けないところもあるが、大人になったらちゃんと働こうと思っている
…つい先日冒険者ギルドに行ってみたらものの見事に役立たずを露呈したので、もうちょっと大人になってからにはするけど
■祝夜 >
結局その後もう少しだけぶらぶらとしていたけれど、
ミレーというか女の子と勘違いしたごろつきに追い回されて散々な目にあった狐は
もう懲りごりだと思いながら平民地区の宿屋へと逃げて帰ったのでした、まる
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から祝夜さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
■チェシャ=ベルベット > 夜もふけて、貧民街の娼館通りは活気で満ち溢れる。
娼館の軒先にオープンを知らせる明かりが灯り、通りには客引きの娼婦やポン引きが通り掛かる人に声を掛ける。
チェシャはそんな光景を、通りの端、樽の上に座って眺めていた。
棒付きキャンディを舐めながら、壊れかけの街灯の下で何か面白いことがないかと待っている。
これも情報収集の一環、貧民街には色々な噂話が持ち込まれる。
それだけでなく、普通に男娼として客も取るけれど……。
■チェシャ=ベルベット > 今日は客もこないのだろう。はずれだな、そう思って通りから去っていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にフラニエータさんが現れました。
■フラニエータ > 貧民地区のとある酒場にて。
明るさの殆ど無い店内、何をしているかも分からない他の客。囁きにも似た嬌声が微かに耳に届く。
この場所に相応しいそんな酒場でいつもと変わらずカウンター端、壁際の席に座り酒を味わう女。
黒ビールとシャンパンを混ぜたそれは干し棗を肴にして女の喉を通っていく。
「ふぅん…中々イイ店だこと…」
ぼそり、と呟いた。女の好みの酒、肴があり、しかも雰囲気が非常に好みだからなのだろう。
カウンターに肩肘をつき、手で頬を支え艶めいた視線を周囲に送りながら、
女はもう一度独り言。
「…イイ店ねぇ…ククク…」
たった今一組の男女が連れ添い、お互いの体を絡み合わせながら店の奥へと進んでいった。
それを眺めながらの女の一言は、非常に扇情的であり、しかも何か含んでいる様な哂い声だった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイーシャさんが現れました。
■イーシャ > 貧民地区の酒場というのは、イーシャにとって過ごしやすいところだ。
金さえ落としてくれれば誰が来ようと構わないというスタイル。
ミレーの身である青年にとって、気兼ねなく入れる数少ない店だ。
入り口の痛んだ扉をキィ…と軋ませながら店内に入れば薄暗く、かすかに聞こえる嬌声じみた声は上階から響いてくるものか。
そこはかとない退廃じみた雰囲気が、青年をほっとさせる。
「主様、こんばんは」
と、暗がりでもよく見える目で店内を見まわしていると、カウンターに座る良く知った後ろ姿。
すかさず彼女に声を掛けよう…彼女の言いつけどおり、人前では名で呼ばず、気さくな雰囲気で声を掛ける。
■フラニエータ > こんな場所で一人きりの女は、自らを誇示していた。
スツールから横に投げだされた足はゆっくりと組み替えられ、スカートのスリットから白い足を覗かせる。
時折「美味しい」と囁きながら、干し棗をゆっくりと咀嚼し、舌なめずりをした後に喉を鳴らす。
誰かと視線が合えば優しくも妖しい笑顔を返し、視線を絡める。
相応しい相手が居るであろう他の客から、その視線を奪うのが愉しい…性悪である。
そんな中、一人のミレーが店内へと入ってきた。
見れば女の見知った青年。女は妖しい笑顔をそのまま彼へ向けると、無言で手招きをしてみせた。
己の隣に座れ、と言うかの様に、横のスツールを掌で指し示す。
そして彼が座れば、女はやっと口を開くだろう。
「…言いつけ、きちんと守れていて…とってもイイ子ね…偉いわ…
…どうしたの?こんな所で…寂しくなっちゃった?…フフ…」
慈母の様な優しい声を送りながら、彼の目の前でもう一度足を組みかえた。
■イーシャ > カウンターに座る彼女は、こういった治安の場では危険なほどに大胆だ。
ただでさえ露出のある服装に合わせて、妖艶な雰囲気すら漂わせている。
それに加えて男も女も誘うような白い足の所作、色っぽい食事。
だがその視線はパートナーのいる者に向けられて、相手の意識を向けさせる…という悪戯めいたことをしているらしい。
時には、まんまと視線を奪われた男が、パートナーであろう女に頬を叩かれる、なんて光景すら見れただろう。
さて、そんな光景を横目に、手招きをして誘う彼女に従うよう、その隣のスツールにお尻を乗せて、主に顔を向けよう。
「あはは、そう言いたいところだけど、たまたまだよ。
俺みたいなミレーが入れる酒場って、そう多くないし」
彼女がいるとわかっていたら、もっと早く来ていたかも。
ミレーである身を自嘲気味に笑いながら、猫耳をぴこぴこと揺らす。
組み替えた彼女の足に視線が落ちるのは、男ならば当然。
■フラニエータ > 視線が合えば、女は首を軽く傾げて口角を上げる。
彼の言葉通り、確かにミレーが存在する酒場はそう多くないだろう。
勿論性の対象として、奴隷として扱われているのなら別だろうが、客として存在するのは彼位なものだった。
「あら、残念…慰めてあげようと思っていたのだけれど、ね?
…そういう時は一言、はい、って言えばイイの。ウフフ…」
冗談めいた言葉を向けていれば、彼の視線が下がった。
己の足へと向けられる彼の視線を、そうなるのは当然とばかりに微笑み、
少し大胆にスリットから足を覗かせて彼の行為を肯定する女。
その彼の視線を満足げに見ながら、女は更に口を開いた。
「…ねぇ…貴方にお仕事、お願いしても良いかしら?
報酬は勿論払うわ…たっぷりと、ね…」
女はほんの少しだけ足を開いた。その足は大きく動かされ、もう一度組み替えられる。
■イーシャ > 「ふふ、主様があんあん喘ぐ姿見せてくれるなら、二つ返事で頷いちゃうなぁ」
彼女の冗談に冗談で返し、楽し気に微笑む青年。
まぁ、実際に見てみたくはあるので冗談ではなかったりするかもしれないが。
彼女の大胆に開いたスリットから覗く太腿に視線を奪われ気味ながらも、彼女のうっとりとした視線や、柔らかな唇の動き、そして大胆に開いた谷間にもまた、視線が向けられる。
「お仕事?どんなの?」
仕事、と聞くと視線が彼女の目に集中し、緩み気味だった表情も引き締まる。
彼女のことならば報酬については存分に期待できる以上、興味をそそるのはむしろその仕事内容についてだ。
興味津々に、尻尾がくねり揺れる。
■フラニエータ > 「あら、その位で良いの?…それじゃあ…
――たぁっぷり喘いであげるから、直ぐに頷きなさいな…ククク…」
挑戦的にも聞こえる彼の冗談へ、更に冗談めいた言葉を被せる女。
それでも仕事の話をすれば、空気を変え、表情を変えてくる彼。
こういう所があるからこそ、女は彼を利用する気になっているのだった。
女は妖しい微笑を携えたまま、彼の顔へと己の顔を近づけた。
そして人差し指を伸ばし、彼の顎へ沿えて軽く持ち上げ、無理矢理に視線を己の顔へと向けさせる。
そのまま女は指を動かし、彼の軽く顎を擽る。
「簡単よ、とある女を手篭めにして欲しいの…中々優秀だから…駒にしたいのよ。
手段は問わないわ…どうする?」
そんな小さな声が女の赤い唇から漏れた。