2019/03/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 スラム街」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 春めいてきた陽気も、日当たりの悪いこの地域ではあまり関係ない話かもしれない。
夕刻、遠くの鐘が鳴る頃、ようやくいつもの教会の慈善事業の炊き出しが終わってほうぼうで修道士や修道女たちが
貧民に混じって後片付けをしている。
ツァリエルもいつものように王城を抜け出して、炊き出しの手伝いなどをしていたが
年長者に促され、そろそろ帰る時刻となっていた。

最近、恋人と会う時間が無いし最後に会ったときには情けない姿を晒して
呆れさせてしまったかもしれない。
もし彼女が忙しくなければ、そのうちどこかへ出かけるために誘ったりしてみようと考え
平民地区まで足を伸ばして何か贈り物でも買っていこうと考えていた。

貧民地区から平民地区まで移動する道は様々あるが、なるべく近道をするために狭い通りを抜けていくことに決めた。
治安があまり良いとは言えない場所だが時間のほうが惜しい。
さっそく足を狭い路地に向けて歩いていく。

ツァリエル > そこかしこで視線やさざめくような声を聞きはするものの
これと言って危ないことは無かった。
平民地区へはもうすぐだ。店が閉まっていないといいが。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 スラム街」からツァリエルさんが去りました。