2019/01/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にネコさんが現れました。
ネコ > 『……』

貧民地区の通りで、一人のメイド少女が退屈そうに立っていた。
場所が場所なので、そういったお店の客引きか? などとも思われそうだが。
少女は、声かけてくる男たちを軽くあしらいながら、空を見ていた。

『……あ~ぁ。なんだかなぁ』

ぽつり、と呟く少女。その声色は、疲れとも、呆れとも。あるいは、落胆とも取れる様子で。

『イヌちゃんに恋人、ねぇ……。
 いいことなんだろうけどね』

思うのは、同僚のこと。
なんでも、最近憧れの人と恋人になったらしい。
正直、どうでもいいといえばどうでもいいんだけど。
少しだけ。ほんの少しだけ、羨ましい、なんて思ってしまう少女であった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 何やらアンニュイな面持ちで少女が見上げる冬の夜空。建物の影が形作る黒色のシルエットの上を、すととととと…っと軽快に駆けるしなやかな人影があった。
頭頂にピンと突きたつ三角耳と、揺らめく長尾は猫の物。しかし、ただの野良猫にしては大きすぎるその影が、少女の視界の中でぴたりと立ち止まり、『お座り』の姿勢で屋根の先端しゃがみ込む。

「………………………」

一対の赤光が熾火の如き揺らめきも禍々しく見下ろす眼下。
見上げる猫少女ははっきりと感じるだろう『見られている』と。
そして直後――――トン…。
なんの外連味もなく屋根を蹴った黒影が、次の瞬間にはしゅとんっと猫少女の眼前に降り立った。
着地の衝撃を完璧に殺したそれが、曲げた下肢を伸ばしてゆらりと立つ。
黒銀の輝きを鈍く滑光らせるプロテクターで要所を覆う、水着めいたデザインの皮鎧。そこから覗く褐色肌はしなやかに鍛え上げられ、野生の黒豹の如き美しさを滲ませる。獣耳を立てた黒の短髪に覆われた頭部は、そこだけ見ても十分に美貌の予測出来る鼻下だけを覗かせて、目元と額を鬼を模した面で覆う異形。
正体不明のそいつが、だらりと垂らした双腕をゆっくり持ち上げ

「―――――や、ネコちゃん。 そないしょんぼり猫耳垂らしてどないしたん?」

片手で鬼面を持ち上げ顔を晒し、もう一方はぴらりと手の平をさらけ出す気軽なあいさつで声を掛けた。的確に名を呼んではいるが、知り合いという訳ではないのでそれが彼女の名である事など知るはずもない。

ネコ > 『はぁ……』

家に帰るのも気分じゃないし。
かといってずっとここにいてもつまらない。
さて、どうしようかな、と思っていれば。なにやら……。
上方から視線を感じ、目を細めれば……。
次の瞬間、目の前にミレー族の女性が降り立ち。
その姿、いや振る舞いまでもか。
自身とはまったく違う。女性らしさ、美しさ。そんなものがオーラになって見えるほどで。
思わず、息を飲むのだが。

『……猫耳垂らすほどしょんぼりしてねーし。
 っていうか、アンタ、どこかで会ったっけ?
 アタシの名前、気軽に呼んでくれちゃってるけどさぁ』

相手がそういう意図で名前を呼んでいるわけではなく、タダの偶然なのだが。
そこには気付けず、相手に近づき、そう声をかける少女。
相手が自分と同じ、ミレーであるからこそ。警戒などしていない。
若干、胡散臭い相手だな、と思ったものの。美しさに心惹かれてしまい。

キルシュナ > 「―――……ンにゃ?」

しょぼんとした風情などなかったかの様な小生意気な物言い。蓮っ葉な言葉遣いが続けて放つ台詞に、持ち上げた鬼面の下に晒した金の双眸が訝しげに瞬いた。グラマラスな豊乳をむにゅんと押し上げ組んだ腕。小首を傾げ、斜め上空に金瞳を泳がせた後

「え、ネコちゃん、お名前『ネコ』いうん……??」

いやいやまさか御冗談を、みたいな仕草と半笑いで問いかける大変失礼な不審者。その癖、少女の双眸が灯す憧憬の色には目聡く気付き、たわわな胸肉を強調するかに胸を張り、どやぁっとばかりに長尾を振ってポーズをつけるバカっぽさ。

ネコ > 『おぅい。ンニャ、とは。
 随分あざとくね?』

相手の言葉に、思わず少女はつっこんでしまうのだが。
相手が腕組みし、胸を持ち上げれば。思わず、おぉ……と言ってしまう。
なんだこのミレーの姉さん。エロっちぃなぁ。味見してぇ、とか考えてしまうが。

『……悪い? アタシ、奴隷だから。
 今のご主人がそう名づけたんだよ。
 本当の名前なんかとっくに忘れた。
 ってか、アンタもネコミレーじゃねぇかっつー』

なんだかバカにされてる気がして、つい睨んでしまい。
ずい、と相手に近づき。その豊満な胸へと人差し指を突きつける。
ぽにょぉぉぉん……すっごい柔らかかった。

『大体、まずは名乗るのが礼儀じゃね?
 アンタがどこの氏族の出か知らないけどさ。
 お互いミレーだからって、礼を失するのはどうなん?』

と、なんか全うなことをいいつつ。
その胸をもにゅもにゅ揉んでみる。
たぽたぽ、ぽよよん。極上であった。思わず興奮してしまう少女。
これは、凄いなぁ、と。

キルシュナ > 「にゃっはっはっは。いややなぁ、ネコちゃん。せっかくこない可愛らしい生物として生まれたんやし、そこはきっちり活用していかねばニャン☆」

外見年齢23歳、自称年齢永遠の18歳が、ゆるく握った両拳をふにゃんと曲げた猫手で媚びっ媚びに言い放つ。恥とか外聞とか無さそうな頭空っぽな気配。

「――――……え、マヂで……? あー、そっかぁ……えぇと、シ、シンプルで大変かわいらし名前ちゃうかな?」

問いかけに戻される事実と、向けられるジト目には流石にバツの悪さを感じたのか、曲げた指先で褐色の頬を掻きつつ顔を背けた。そこに生じた隙を付いた人差し指の一本拳に他愛なく丸乳を突かれた黒猫は「あんっ❤」なんて声音もわざとらしく、しかして弄ばれる乳肉を守るでもなく晒したまま。

「んふっ❤ ネコちゃんみたいな言葉使いの子に礼儀を語られるとは思わへんかったなぁ。ここで意地張って絶対教えへんなんて大人気なさ見せるんもちょっと面白ろそやけど――――……ウチ、キルシュナっちゅうん。よろしゅうな、ネコちゃん。……って、あっ、あふぅん❤ なんや、そないウチのおっぱい気に入ったん? なんなら生でイッとくぅ?」

ちょっぴり生意気そうな猫目で見上げ、夢中になって乳を揉む猫少女に対し、こちらはにんまり浮かべた笑みの端から八重歯を覗かせて、黒皮の衿端を指先で広げて見せる。

ネコ > 『冗談。……ま、アタシも仕事中、にゃ、とか言うけどね』

そんな媚売るようなマネなんかしたくねぇよ、と言いつつ。
相手のポーズが、流石に見た目『かわいい』よりも『美しい』に近い相手だと、ちょっと痛かった。

『……別に。どうとも思ってねぇからいいよ。
 むしろ、アタシみたいなのには似合いの名だと思うし』

相手のフォローに、へらっ、と笑いつつ返す少女。
正直、自分の出自を思うに。過去を捨て去れるのはありがたくすらあるのだ。
相手のおっぱいを攻めれば、軽やかな声が漏れ。
ついつい、唾を飲み込んでしまう。

『へーへー、すみませんね。スラム出身のクソガキなもんで。
 ……キルシュナさんね。覚えたよ。
 ……ふん? 生で、って直接揉んでいいの?
 そこまでいったら、もっともっとサービスしてもらえたりしないのかなぁ』

相手から聞いた名前をしっかりと記憶しつつ。
ちら、と相手を上目遣いに見、舌をちろり、と見せる。
それすなわち……夜を共にする相手を探している、という宣言に他ならず。

キルシュナ > 「お、なんや、ネコちゃんも猫語使うんやねぇ。ええねええね、ウチが使うよりよっぽど可愛らしんちゃう? なぁ、おっぱいもっと揉んでええから、ウチとしゃべる時は猫語を標準にせえへん?」

会話の端に不良メイドがチラリと漏らした自嘲の気配には、能天気そうなキルシュナの顔が一瞬ピクリと眉根を寄せるも、出会ったばかりで土足で踏み込む様な事でもあるまい。淫乱猫には珍しい常識を働かせ、此度は己の乳を話の主題とするアホ会話に興じ続ける。

「うふふん❤ ええよええよ、ネコちゃんみたいに可愛らし子が相手やったら、生乳揉もうがマンコ舐めようが全部ゆるしたるっ!」

大盤振る舞いにぽむんっと叩いた肉鞠が、ぱゆんっと弾んで瑞々しい弾力をアピールする。初対面の少女に対し、あれこれ失礼な物言いをするキルシュナもキルシュナではあるが、そんな相手の胸を許可なくつついて揉みこねる彼女もまた相当な物だろう。
そんな少女の誘いであれば、然程の驚きも見せぬまま、淫乱猫は一夜の爛れた誘いにも快く応じてみせるという物だ。

「んで、どないするん? ここで周りの連中に見せつけながらヤる? それともどっかの宿で二人っきりがええんかな?」

羞恥も風情も欠片もない非常にインスタントな流れのまま、無造作に伸ばした細腕で小柄な少女の肩を抱き寄せ問いかける。真冬の薄着とは思えない人肌の温もりが、柑橘めいた体臭と共に少女の身体に伝わるだろう。

ネコ > 『……その交換条件、のったニャ。
 っつっても、別にアタシがそんな喋り方しても可愛くはねーと思うけどにゃあ』

相手の言葉に、少し思案するものの。
交換条件の魅力に負けたか、少女は仕事モードの口調に戻る。

『……おぉ、マジで……?
 そりゃあ、願ってもないことだにゃー。
 丁度、寂しくてしかたないところだったからニャ』

実に突然、かつ大胆な言葉に、少女は思わず苦笑しつつも。
一度胸から手を離し、う~ん、と思案顔。
さて、どうしたものか、と。真剣に考え。

『……宿がいいかニャー。あんま、タダで見せてやるの好きじゃねーし。
 ……オススメの宿とかあれば、つれてってほしいにゃぁ、キルシュナお姉さま♪』

肩を抱かれれば、少女は甘えるように相手に擦り寄り。
そのまま、相手のフィールドに誘われようと。
少女も、女性相手だろうと別段着悲観を持たない。
むしろ、こんな美人と寝れるなら大もうけ、である。

キルシュナ > 「わおっ、ネコちゃんノリええねぇ❤ ほなら今後はそれでよろしゅうな♪ うは❤ しかもお姉様とか……ヤバイ、ウチ、鼻血出そう……❤」

馴れ馴れしい肩抱きにも、甘える猫の風情で身を寄せるメイド少女。
互いの身長差が作り出す上目遣いの『お姉様』呼びが、何やら変態猫のいい所を抉ったらしい。

可愛らしさよりも妙な力強さを感じさせる太い黒尾を機嫌良さげに揺らす淫乱猫が少女を誘ったのは比較的近場の宿屋。
かつては王都の外壁だったという石壁と、そこに寄り添う形で作られた衛視の詰め所を改装して作られたという無骨な三階建て。
顔見知りの親父に貨幣を放り、代わりに受け取る部屋の鍵。
貧民街にしては少々高い利用料金だが、メイド少女が連れ込まれた部屋は、窓枠に嵌った鉄格子といい、分厚い扉の頑丈さといい、侵入者に怯える必要だけは無さそうである。
大きめの木製寝台以外は一脚のスツール以外テーブルすら置かれていない狭苦しい室内。重たげな金属音と共に施錠した黒猫は、色気も糞もない仕草でさっさと着衣を脱ぎ捨てる。着衣も武具も諸共に枕元のチェスト上に纏め置き、外と大差ない室温から逃れる様に裸体を毛布に潜らせ

「――――かもぉん❤」

片手でぺろんと毛布を捲り、褐色の寝姿を晒しながら異国の言葉と共に少女を手招いた。

ネコ > 『え、お姉さまってのがイイの? よく分からんにゃぁ。
 でも、喜んでくれるなら、いくらでも呼んであげるにゃよ?
 おねーさまぁ♪』

まさかの反応に、少女も困惑するが。
すぐさま、相手のテンションを上げるため、更に甘えた声を出す。
揺れる相手の尻尾を、ちらちらと興味深そうに見ながら。
連れ込まれた部屋は、そういったことに向いて無さそうな無骨な宿。
おいおい、ここ大丈夫か? などと思っていた少女だが。
部屋に入れば、その無骨さゆえの頑丈さに、息を吐く。
なるほど。これなら安心してことを行えそうだな、と思っていれば。
あっというまに相手は服を脱ぎ捨て、誘ってくる。
ごくり、と再度唾を飲み込んだ少女は。

『……ハッ。これはまた、随分とヤバい相手と二人っきりになっちまったかにゃぁ……』

などと言いつつも、少女も服を脱ぎ捨て、全裸になれば相手へと近づいていく。
相手と比べれば、まぁ。よく言えばスレンダー。悪く言えば貧相な体。
両手を広げ、相手にその裸身を見せ付けるようにしながらゆっくり近づき。
相手には見えるだろうか。既に、少女のクレパスがうっすらと湿り気を帯びていることが。

キルシュナ > 「――――おふぅっ!?❤」

ドスッと心臓に突きたつキューピッドの矢が幻視出来る所作で胸を抑える黒猫ミレー。身にまとう武具の禍々しさとは裏腹に、雑な萌えであっさりと悩殺される安っぽさ。
ともあれ部屋へと連れ込んだなら、脱衣の途中、タイツだけを残した尻肉も丸出しな半裸で片隅にしゃがみ込み

「あ、ここ、隠し通路あるん。いざって時はこっから逃げるとええよ」

重たげな石床を一枚剥がし、コォォォ…と不気味な風音を漏らす黒穴を指し示す。が、身を切る寒さに負けたのか、鳥肌の浮かぶ裸身を翻してさっさとベッドに飛び込んだ。

「にひひひっ❤ 何を言うとるん。むしろそういうヤバい相手とヤりたかったんやろぉ?❤」

クツクツと笑いながら華奢な裸身を歓迎する。たわわな肉鞠を横向きに潰す横臥の姿勢が、持ち上げた毛布諸共少女の躰をぼふっと包み込む。触れ合う肌は、見た目通りに瑞々しい滑らかで柔らかな物。淫行への期待故か、それとも部屋の寒さに対する生理的な反応か、ピンと尖った乳房の先端を彼女の淡い膨らみに押し付けて

「んふふっ❤ ウチ、こないして可愛らし子と一緒に素っ裸でベッドに潜っとるだけでも結構楽しいんよね❤ ま、寂しがりやのネコちゃんは、もっとハードでどろどろぐちょぐちょなんがお好みっぽいけどぉ?❤」

なんていいつつ、既に甘蜜を漏らす少女のスリットを滑り込ませた中指を腹でにちにちと弄ぶ。