2018/11/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にサナさんが現れました。
サナ > 唇から吐く息が白く視界を曇らせる。
泳いだ眼差しが空を仰ぐが、鈍重な雲が分厚く覆うばかり。

ひとの気配が薄い路地裏を、当て所があるわけでもない歩みを連ね、やがて止まる。
一休みだとばかり、薄暗い建物の玄関口へ備え付けられた階段に腰を下ろす。

暖かさをかき集めるよう上肢をまげて膝にくっつけ。

「……つめたい。」

空気が。深呼吸しようして、息を一瞬止めた。

サナ > 後ろを振り仰ぐ。今日の宿に、その戸へ手をかけ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からサナさんが去りました。