2018/11/18 のログ
■モッペル > 「私のはタマもあるからねぇ。出す量も多いからヒューマンサイズだと相当こなれてないと破裂しかねないからねぇ。少し前だったかな?少し発散ができてなかった頃に襲われて、ついつい犯しちゃって…こう…爆散? 相手は盗賊だったからそのまま埋めてきたけど」
(なんて、とんでもないことをさらりと言いながら。魔族とはいえ身体強化に振っている為魔力感知はそれほどでもなく。それでも普通のヒューマンに比べれば十分な魔力量で魔道具の扱いにも長けて。けれども流石に今の所ヒューマンだと思っている話し相手にそこまで魔力感知は向けていなくて)
「いやぁ、それがね。 甘えたがりのボンボンだったからねぇ。 最初はその肉に埋もれたい!とかだよ? 流石にそんなん相手じゃぁねぇ…若いからまだ許されてるんだろうけれども。」
(豊満な体つきであれば、自然と寄ってくるのは性欲過多か甘えたがり。求婚相手も甘えたがりに入っていた。という話。のみもののおかわりはエールにしてもらい、通常のジョッキ10杯分はありそうな樽。取っ手もなしに掴んであおり)
■エキドナ > 「やっぱすごいんだぁ♥、でもその盗賊も気持ちよく死ねたかもしれないし、結果オーライじゃないかな
…その盗賊って女だよねぇ?」
相手を爆ぜさせるほどの射精ができると聞いて、やっぱり味わいたくて仕方がないエキドナの表情は、恍惚としたものだった。
そんな強烈な雄とここしばらく交わってない身としては、目の前の彼女は見逃せない相手でもあり。
と、ついその話に出た盗賊は女だと思い込んでいたが、男だったら逆に悲惨でしかなかったかもしれないと。
「甘えたがりは好みじゃないってわけねぇ。
やっぱ好きな男は逞しいタイプ?というか両性だからどっちもイケるのかもしれないけど」
エキドナ的には求婚は別の話にしても、そういう甘えたがりでも可愛がってあげたくなるもので。
やっぱり酒も樽で豪快に飲んでいく彼女にもう慣れた様子。
彼女のアソコも気になるが、色恋の話もまた興味をそそられるものであり。
■モッペル > 「男相手でもできなくはないけれども、そのときは女相手だったねぇ。前を使おうとしたけれども狭すぎて入らなかったから後ろにしたんだけれども、2発目で口から戻し始めちゃってね。それでも止めなかったら…という感じさね。 …流石にあのときはちょっと慌てたけれども」
(穴があればあんまり気にしないようで。あんまり具体的な話にならないように少し気を使いながらだけれども所詮酒の席。聞かれれば警戒心少なく、さらっ。と答えてしまい)
「私は竿のほうが強いからねぇ。入れてもらうよりも、入れるほうが好きなのさ。 まぁ。 大きければ入れたいけれども。相手をフる前にも飲み込めるように訓練しますから!といわれ、最終的には蕪くらいまでは行けるようになってたみたいだけれども…流石に、領主の一粒種がそっちの道に走った挙げ句跡継ぎなし。というのも駄目だろうしね。情熱的ではあったけれどもねぇ」
(昔を思い出しつつの話。朝起きたら夜這いかけられてたみたいで乳房の間に挟まって幸せそうに失神してたことも会ったねぇ。とかいう話をけたけたと笑いながら)
■エキドナ > 「おー、アナルから貫通でも耐えられないくらいなんだぁ…」
あまりに現実離れした話に周囲の客たちはどんな思いで聞き耳を立てているのか定かではない。
だが少なくとも目の前の女は、すっかりときめいて、わくわくしてしまっていた。
「そんな嫌いじゃなかった的な感じかな、そこまでされたらちょっと考えちゃいそう。
男も女も、アソコの大きさ次第って感じだね」
その求婚相手の話を思いのほか楽しそうに話す彼女につられ、なんだかこちらも楽しい気分になった。
やっぱり好色な彼女が求めるのは、己に見合うくらいの穴か竿といったところらしい。
ならばやっぱり、性処理に苦慮するのも仕方なし。
「ねぇ、おねーさん。
もしこの後時間があったらぜひソドムへ遊びに来てほしいな。
興味があるなら私が責任をもってエスコートするよ」
アルコールも入り、下の話にもなればそういう気分もふつふつと沸き起こってくるか。
もし彼女が望めば、喜んでソドムへ案内してあげようと。
■モッペル > 「まぁ普通のヒューマンじゃぁねぇ。 後ろから口に貫通だって普通はできないことだろうし。」
(くぴ。とエールを一口。流石にあのときは悪いことしたかなぁ。と漏らしつつ。挿入だけで裂けてたもんなぁ。と。)
「一応それ以来ヒューマン相手は受け役ばっかだねぇ。精液風呂の蛇口役とか、穴役とか。まぁその穴役でもサイズ差があるから私のナニの穴とかそういうところばっかだけれどねー …一応は言っておくけれども、私のだって胡瓜を割れる程度には締めれるからね」
(女としての沽券。ガバゆるの相手は好きだけれどもガバゆると言われるのはなんか癪という。すでに何杯目かの樽を空にし、今飲んでいるエールの樽。くぅぅ。と傾け、飲み干して、とん。とテーブルに)
「お誘いは嬉しいけれども、今日は旅のあとだし荷物整理もあるから寝たいかもだねぇ。もともと結構早寝でね。酒も入ってるからなおさらさね。 まぁ。次回会えたら、引っ張っていってくれても構わないよ」
(ぁふ。と口に手を当ててかるくあくび。皿の上に残っている料理のかけらを集め、ヒューマンのこぶし大のパンに挟んで、ひょい。と口にほおりこんで)
■エキドナ > 「おねーさんが攻められる相手っていうのも、なかなかイメージつかないものね。
さっき言ってたみたいに、馬みたいな子でもいないと。
…胡瓜入れたことあるのね…」
精液風呂についても興味深いけれど、そろそろいい時間になってきたころ合い。
彼女もずいぶん飲んでいるし、このあたりがお開きのタイミングか。
巨根とガバ穴くらいでしか満足できないらしい彼女。
野菜を入れるプレイはあるけれど、どういう状況で胡瓜を割ることになったのか興味は尽きなかった。
「そっか、残念だけれど…この街に来たばかりの人にそういうお誘いは早計だったかな。
うん、また今度会えたら誘わせてもらうし、クラブもいつでも来ていいからね」
誘えなかったことは残念だし、彼女のアソコを確かめられないのはもっと残念だが、仕方のないこと。
少なくとも興味深く楽しいお話ができたのは有意義なことだった。
眠そうにあくびをする彼女に微笑むと、先に席を立ってナイトドレスの裾を指でつまみ、上品な会釈を。
「おやすみなさい、おねーさん」
そう言ってほほ笑んだエキドナは、名残惜し気に店を後にした。
■モッペル > 「ああ、またね。しばらくはこの宿にいるから、気が向いたら夜這いでも構わないよ」
(私の乳房とかに押しつぶされてもいいならね。なんておどけつつ。食べ終わった食器をかるく重ね、店をあとにする相手を見送り)
「少し、もったいなかったかな? まぁ。次の土の日あたりに行ってみようか」
(小さなつぶやき。荷物をまとめ、予め頼んでいた大部屋に向かって)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からモッペルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエキドナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」に竜胆さんが現れました。
■竜胆 > 貧民地区の裏路地となると、首都では一番危険とされる場所であろう、物理的にも、性的にも。
そこに一人の少女が歩いている。
青と白で彩られた東洋の服装はこの周囲には見ないものであろう、そのきめ細やかな文様見れば、高価な服だというのが見て取れる。
しゃなり、しゃなりと、上品に歩く動きは洗練されており、お嬢様然とした雰囲気を醸し出していよう。
そうなれば、この周囲の人間……暴力を生業として持つ部類から見れば、カモであろう。
捕まえて、犯し、服を剥いで売りさばき、飽きたら捨てるなり、奴隷商に売ればいいのだ。
少女がそれをされていない理由は、その背中にあった。
一対の竜翼と、お尻のあたりから、太い竜の尻尾――――その少女は人間ではなく、竜であった。
竜という、生物として食物連鎖の最上位に君臨する存在に、迂闊に手を出そうとするものもいるわけがなく。
おそらく遠巻きに見ているのであろう、いくつかの視線を感じつつ少女は無視。
そして――――目的地があるのか、迷いなく進んでいくのだ。
■竜胆 > 「こう言う所に……有るって聞いたのだけれど。」
魔法に関する書物に関しては、基本的には街の店に売っている所を見たことがない。
魔法は基本的には秘匿されるものである、簡単なモノ、一般的なものであれば本屋で買えるだろうけれど、高度なものは普通に売っていない。
魔導師に弟子入りして師事してもらうか、学園に入学―――学園でどのレベルまで教えてくれるのかが解らないので少し悩む。
なので、こう言う闇市的なところ、魔術師が作った魔道書を求め、少女はやって来ていた。
いろいろ調べたところ、このあたりにあると聞いたので、探しに来た。
希に突っかかってくる頭のおかしいのもいたが、全部地面に沈めてきている。物理的に。
少女は尻尾を地面にずりずり引きずりながら歩いていく。
もう一つ奥の道だったかしら、と少女は眉根を潜める。
■竜胆 > 「やっぱり、もう少し詳しく調べたほうがよかったかしら。」
とは言っても、少女の持つ調べる方法はあまり多くない。
そういうのは妹が得意であるから、妹のほうが適任なのであるが……彼女はどこかに出かけているのか今は見えない。
そもそも家にいること自体が希な妹だ、諦めるしかなかろう、魔術師ギルドとかに関しては基本魔術師個人の情報は秘匿しがちである。
本人がそもそも、居場所を公開しているとも思えないし、公開しているような魔術師は……自分の求めるようなものを持ってはいないだろう。
「欺瞞の魔法や幻術……は、掛かってはないみたいですね。」
本当にこの周囲ではないのかしら、とふう、と息を吐き出す。
少女は竜であり、そういった魔法の匂いや宝物の匂いなどには敏感であり、探知もできる。
そんな自分が感じられないというのだから、大魔導師とか、そういったレベルか。
ぎゃくに弱すぎる魔術師とか、魔法使いれべるなのであろうか。
むう、と小さく唸りつつ、通りをさらに進むことに。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にアシュリーさんが現れました。
■アシュリー > 「ふんふんふふーふふんふふんふん♪」
貧民地区に不釣り合いな、高価そうな白い騎士服を纏い隙だらけの上機嫌でスキップを刻む長身の少女。
明らかに居るべき場所を間違えているし、当然のように悪漢が物陰で襲うタイミングを伺っているのだが――
いかんせん美味しそうな獲物過ぎて悪漢を引きつけすぎ、
悪漢同士が誰が襲いかかるか牽制し合うことで身を守るという幸運なんだか何なんだかよくわからない状況を生み出しながらルンルンと。
「うふふ、こういうところに掘り出し物があるって、おじさまの言う通りでしたわ!」
父の僚友の「おじさま」の与太を信じて危険な貧民地区にまでやってきた少女の手の中には、いかにもな雰囲気を放つ「魔導書」が。
そんな少女が、やはり貧民地区には不釣り合いな少女に鉢合わせ。
「あら? 貴女迷子ですの? いけませんわよ、この地区は女の子の一人歩きには危ないですわ!」
ずびし、と指さして忠告。どの口が、と思うかも知れないが本人的には騎士としてご令嬢に善意で申し上げているのである。
■竜胆 > 「――ぁ。」
通りを歩いていれば、感じられるのは魔法の匂い。目的の場所が近づいてきたのだろうか、と思うと同時に耳に入ってくる場違いな鼻歌。
何事かと思いながらも進んでいけば、対面からひとりの少女が歩いてくるのが分かる。
すごく嬉しそうで、すごく場違いな―――それは、自分も同じだがそれはまるっと棚に上げた状態である。
とにもかくにも、この辺に来るべきではない少女が嬉しそうに一冊の本を抱え込んでいる。
そして、あろう事か、こちらに気がついて迷子扱い。
にっこり笑ってみせました。
「人を指さしてはいけません、そう、教わりませんでした?」
ずびしと、そんな音さえ聴こえてくるような素晴らしい指差しに。
ズドンという音が響く。短気な少女のしっぽが、地面を打ち据えた音。
そして、地面は……凹んでいる。当然である、竜の一撃はそんなに弱くはないのだから。
威嚇行動――周囲の悪漢たちもおそらくそれを見て、諦めるだろう。
割に合わないことを、悪党は行わないものだから。
知らぬうちに、目の前の少女の危機を救ったのかもしれない。
「申し訳ありませんが、少々お尋ねしたいことがあります。」
ニコニコとした表情を崩すことなく、少女は騎士服の少女に問いかける。
そして。
「―――お母様の匂いがしますわね。」
ふと、目を瞬たき、アシュリーの方へしゃなりと一歩。
■アシュリー > 「…………あぅ、申し訳ありま――
人を指差すな、というのは確かに礼儀として当たり前のこと。
腐っても――この場合、主流派ではないとか、半人前である、とかそういった意味で――貴族であるが故に、
ついつい他人を指差す癖は抜けないのだが、そんなことは言い訳にならないので素直に頭を下げようと
――せひぃっ!?」
しゅぱっと土下座。その間わずか0.5秒!
少女の容姿に気を取られて気づいていなかったが、今更尾と翼に気づいてビビリ倒す。
涙目でぷるぷる震えながらチラチラと上目遣いに見上げ、許して下さいましぃとみっともなく命乞いする少女だが、
笑顔で聞きたいことがあると問われれば肩をびくーんと跳ねさせて
「お、お国と家族を裏切るようなことは言いませんわよ! 尋問なんかに絶対負けたりしませんわ!!」
誰が何を尋問するというのか。ともかくある意味で様式美のつよがりを見せながら、面白いほどブルブル震え、次の質問を待つ。
「――おかあさま? わ、わたくしに子供はいませんわよ!? まして貴女みたいな大きい子は! 同い年くらいではなくて!?」
■竜胆 > 土下座だ、見事な土下座である。流れるような動き、か~ら~の、地面に伏すまでの時間。
その仕草は堂に入ったものであり、何度も行っていることが伺える。
それは本来東方の国の謝罪の仕草であり、この国の物ではない。
それを加味して美事と言わざるを得ない綺麗な動きで地面に臥したのだ。
これはもう、赦すしかないではないか。
「いえ、その本どこで手に入れましたの?
魔導書、私も購入したくて店舗を探しておりましたの。」
国の秘密とかいう時点で、彼女がそういったお貴族様だということがうかがい知れる。
感想としては、それがどうしたというものである、政とか国とか興味はない。
竜胆は、自分の邪魔にならないことに、関心は薄いのである。ドラゴンらしい感覚と言えばそれであろう。
なので、とりあえず勘違いを加速する前に、自分の用件を伝えておくことにする。
魔導書どこで買ったの?教えて、と。
「わたくし、ジャンシアヌ・トゥルネソルと申します。
長いので、竜胆と、お呼び下さいませ?
母というのは、リス。
リス・トゥルネソルの次女でございますわ。
当年とって一歳、外見はまあ、精神年齢というところでございます。
ちなみに、匂いというのは体臭とかそういうものではなくて……縁とか、絆とか、そういったものでございますわ」
人間の常識がいろいろ通じないボディなので見た目と実年齢は違うのでございますわと。
で、どんな関係なのでしょうか?少女は土下座の背中を眺めて問いかける。
■アシュリー > 決まった――頭上で薄れゆく怒気というか威圧感を認識し、土下座が完全に入ったのを感じる。
物心つく頃には、恐怖で頭を抱えるのと同じくらい本能的に行っていた土下座。
貴族として如何なものかと思わなくもないが、貴族だからこそ効くのもまた事実。
赦されたとあってすぐに年季の入った土下座を解いて、何事もなかったように胸を張る。
「これですの? えっと、そこの角を曲がって、次の角を左に曲がって、えっと……」
えっと……
ええっと…………
うーん……………………?
お店の場所、忘れましたわ! というとまた尻尾がべしーんってなるだろうか。なりますわよねー。怖い。
しかし似たような小屋、もとい家々の並ぶ貧民地区。
地理に疎い少女が魔導書店を見つけたのも奇跡的な幸運の為せる技だし、帰りはいい魔導書を手に入れて上機嫌だったあまり、
適当に遠く見える王城に向かってなるべく真っ直ぐに進んだため道を記憶していない。
うんうんと頭を抱えていたところに自己紹介を放り込まれて、すっと姿勢を正し、
「わたくしはフィリアルイゼ=アシュリー=ラ=ロンディニア。
リスの娘さん……娘さん!? 貴女みたいな大きなお子さんがいらっしゃるとは思いませんでしたわ……
とまれ、わたくしのことはリスのご家族であればフィリアと呼んでもよろしくてよ。
お察しの通り、いろいろとご母堂とは縁がありましたけれど……」
関係を問われ、ぽ、と頬を朱に染めて視線を伏せる。
黙してなお、悟らせるには十分な態度であろう。
無論何一つ語っていないので、誤解を産む態度であることも間違いはないが。
■竜胆 > 彼女は本能的に長生きできるタイプである、それは確定的に明らかだと思った。
なぜなら、すぐに悪いことを謝れるのはいい事であるし、全身全霊で謝意と誠意を見せることができるのは少ないからである。
でもひとつ勘違いしてはいけません、目の前の少女は貴族ではありません。
「ふむ、ふむ。
…………ふむ?」
角を曲がって、次を左に曲がって。
その後は……まあ、いいだろう、ある程度近くに行けば匂いが分かるし、竜の本能はその道が正しい事をなんとなく理解した。
それなら、どうしよう。なんかこう、いじりまわしたく思えて、にこにこと、無言の圧力を放っているような感じで待つことにしました。
性格悪いと思いますか、悪いと思います、まる。
「では、お言葉に甘えましてフィリアと呼ばせていただきますわ。
それに、先程も言いましたが、一歳です、赤ん坊と言って良い年齢ですわ。
大きいのは……まあ、竜なので人の常識に当てはまっていないだけですもの。
ふふ。
お母様とよろしくしてやってくださいましな。
未来のお義母さまになるのかしら?」
袖から扇子を取り出して口元を隠しつつ、コロコロと笑ってみせる。
それはそれで構いませんけれど、と、付けてしておいて。
■アシュリー > 「……………………
…………………………
………………………………道を覚えていませんわ」
死を覚悟してすくっと土下座再開。
尋問で欲しい情報を聞き出せなかった捕虜がどうなるか?
答えは簡単、山に埋められるか海に沈められるか。
貸本屋で借りて呼んだ、無頼者の任侠小説の小悪党の末路を思い出し、青ざめた顔で震える。
何ならこの魔導書を譲り渡してもいい。それで命が助かるなら安いくらいですわ、
特にこれは領民のためと言うよりわたくし自身の道楽のための魔法ですし! と覚悟を決めて。
「一歳の割にしっかり歩いてお話出来てますし、そういうふうには見えませんわ……
竜って凄いんですのね……」
土下座したままほんわりと竜ってすごいなーと想いを馳せる。
さすがドラゴン、魔物の王。超越してる感じがカッコいい。
すごいなードラゴン、って憧れを胸に許されるまで土下座を続け、
「――お義母さま!? いえいえいえそんなとんでもありませんわ!
わたくしごときが竜胆さんのお義母さまだなんて……」
圧倒的強者を前に立位と土下座をシームレスに何度も往復するこの少女を、眼前のドラゴン少女が母と呼ぶ姿はさぞシュールであろう。
少なくとも畏れ多いことだと、土下座のままぶんぶんと首を横に振り