2018/10/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシチューさんが現れました。
■シチュー > 貧民地区の夜。昼間は眠り夜は目覚める、ここは嬌声渦巻く色街だ。一夜の甘い邂逅求めて歩く人々の姿の中に、ミレー族のメイド奴隷の姿があった。
「うーん……。メイド長から男の人の精液をたくさん集めてきてって言われたけど……。
むらむらってしてて時間のありそうな人はいないかなー?」
健康と美容のため、と男性の精を集めるようにメイド長から命じられて来たのだった。とりあえず、その目的に合致するよなこの場所にまで来たものの、着飾った女の子たちのように要領はよくなく。うろうろうろうろ、自分に精を恵んでくれそうな人を探す小さな人影。片手に硝子の瓶を持って。
■シチュー > 「それにしても……。
ふふー。きれいなおねえさんがいっぱい……!」
普段は通らない遊郭街はいい匂いと、きらびやかな飾り文字の看板と淫靡な華やかさに満ちていた。
自分の勤める侯爵家の屋敷とは違ったベクトルの優美さにしばし足が止まり、甘い声で人を誘う女の子やその背にある桃色の店構えに見惚れたり。
「あ!あの人なら、僕に時間を割いてくれそう。
――あのあの……、こんばんは!」
尻尾を揺らしながら歩くことしばし、どことなく人の良さそうな冒険者の姿を認める。だめでもともと、と早速にこやかに声をかけにいく。
そんなメイド姿があったとか――。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシチューさんが去りました。