2018/09/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 冒険者は身体が資本…といえど、万年健康であるというわけでもない。
普通に風邪を引いたりすることだってある。
自分は今まさにそうである。
しかしながら、日中は身体が重くなるというのに、薬の売っている店は夜には閉まっている。
なんという理不尽。
無理矢理に外に出てみたが、足取りは重く、アタマがくらくらする。

「げふ…あーー…くそ……」

悪態つきつつもフラフラとおぼつかない足取り。
まともなものが露店で売ってるとは思えない。
錬金術師の店や薬師の店など、この辺にあっただろうか…。

ブレイド > ただの風邪だし、それだけ見れば症状だって重くはない。
ちょっとぼんやりするだけで、膝をついてしまうほどというわけではないし
視界が狭いとか歪むとかそういったこともない。
ただ、日光に弱い体質と風邪が重なって、足元がふわふわとしてしまっている。

「たかだか風邪だってのに……時間はかけてらんねーんだが」

数日横になってればいずれ回復はするだろうが
大したこともないもので時間をとられたくはなかった。
そのために薬草やらハーブやら…その手のもので作った薬を探しに出たのだが…
悪手だっただろうか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアインスさんが現れました。
アインス > 「...また迷った。」

多分私は方向音痴だ。景色が違う。
貧民地区...と言う危ない所まで来てしまった。
私は義足だから、そこまで走れない。...一応出来ない事もないが。

「...?あの子...見たことあるような...」

少しずつ、警戒して近づいてみる。

ブレイド > 「けふ…あー、くそ…鼻が…」

鼻づまりのせいで息苦しい。
鼻も効かないし、悪いことづくめだ。
口で息をしようにも咳が出るので呼吸が乱れる。
頭の回転も鈍いので近づく気配にも気づかない。

だが、近づいた相手にはわかるだろう。
油断はないが、体調のせいで警戒したって大したものではないのだから。

アインス > 「...風邪でも引いたの?ブレイド。」

なんだ、この前会った彼だった。
ただ...なんだか具合が悪いように見える。
ワケありのせいもあるのかもしれない。
折角会ったのだし...話ながら介護してあげたいな。

「道、教えて。...その調子じゃ、不安だからついてく。」

ブレイド > 「ん、ああ、あんたは……アインス、だったっけ。
こんなとこで何してんだ?けふ…あぶねぇぞ?」

少し咳き込みつつも、かけられた声に顔を向ければ
以前見た顔。少し世話焼きなあたりも前あった時と同じ。
おそらくはアインスで正しいのだろうが…
特殊な義肢の彼女がこの辺りをうろつくのは危ない気がする。

「道…っていっても、薬買いに出てきただけで……
どこにうってるかはわかんねーっつーか…げっふ…げほっ」

とりあえず、家に戻ればいいのだろうか。
ついてきてくれるのは純粋にありがたいが。

アインス > 「危ないの、どっち?...ほら、いこ。」

彼は説得力ない。
私が義手だからなのだろうけど。
この前の事謝りたいし...ついていきたいな。

「...宿でも家でも休める場所。
 看病くらいは出来る...」

ぐいぐいと引っ張るように。

ブレイド > 「ちがいねぇ…んじゃ、宿の方が近いし」

彼女の言い分もわかる。
注意力散漫な自分のほうがまだ危険だろう。
だが、彼女の世話になるのも悪い気がする…のだが、ここでは遠慮したほうが失礼だろう。
自宅は廃屋なので、環境としては宿の方がいいだろうという考えもあり
彼女に引っ張られつつ案内する。

「ん、ん…あんま引っ張んなって…
看病って、うつしたらわりーけどよ」

近場の宿は……普通の宿ではないのだが。

アインス > 「...うん、素直でいい。
 護衛くらいは、してあげる。」

女性に世話をされたくない気持ちがあるのだろうか。
...宿の方がいいという事は、また一緒に?
なんだか...いや、しっかり謝れるか。

「了解」

宿の状況なんて知らずに。

ブレイド > 「あーと、その…まともな宿じゃねーけど…
近場ってなるとここくらいなもんでさ…」

たどり着いた宿は、いわゆる連れ込み宿というやつだった。
店主は詳しい話を聞くことなく部屋を提供してくれたが
まぁ、どのような関係とみられていたかは推して知るべしだ。

「けふ、げふっ…えっと…護衛してくれて助かる…
けど、なんだ、看病って…どうされりゃいいんだ?」

あまりなれないことなのでどうすればいいものか。
あまり広くはない部屋に設えられたダブルベッドを見つつ。

アインス > 「...普通の、宿ではない?
 ブレイドの身が安全なら、問題ない。」

...不思議な雰囲気を持つ宿に案内された。
それよりも、前回一緒に寝た時に苦しそうだった。
私が原因なのか分からない。...それも聞こう。

「...ほら、無理しない。
 少しだけ熱もありそう。...寒くはない?
 ...私が、治してあげる。」

まずは質問より、治す事だ。
彼にベットへ寝るように指示してみる。

ブレイド > 「ありがとよ。危険ってこたァねえだろうけど…」

危険はない、危険はないが…
何の疑問もなくついてきてしまう彼女が更に心配になる。
装備を外してベッドに横になるものの
彼女のいうように、少し寒気がある。
指摘どおり発熱しているのだろう、おそらく。
治すとは言うが…

「ちょっとさみぃかな?
ん、薬でも持ってんのか?助かるけど…
世話になりっぱなしでわりぃな…」

ベッドに横たわると脱力してしまう。
ぼーっとしてただけあって、立っているよりは心地いい。

アインス > 「...この前は、ごめんなさい。
 苦しそうだったのに。...寝てしまって。」

お礼を言われたが、先に謝る。
...
ベットに横になった彼に付き添いながら。
寒気と発熱を訴えてる。
...少しずつヒールを流してみる。
私は魔導士でもないけれど...これくらいは出来る。

「...その、私が出来る事、ある?」

治しながら質問してみる。

ブレイド > 「いや、それは……オレが悪いっつーか…
気にしなくて…けふ…ごふっ!」

彼女の無防備さもアレなわけなのだが
やはり意識してしまった自分が悪いので
謝られると逆に申し訳ない。
彼女がなにかしているのか、少しばかり楽になったような。
なにかしているのか、気分的なものかはわからないが…。

「クスリとか薬草とか…は、もってねぇよな…。
えーと、まぁ、なんだ…心細かったのも事実だしよ
そばに居てくれんのはありがてぇ」

なにができるかといえば言葉につまる。
だが、心遣いはありがたい。