2018/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 少女は、貧民地区のどこかであろう路地裏に佇んでいた。
なぜ場所がはっきりとしていないのか?そんな問いが向けられたら、こう答えるだろう。
迷っておるのに場所なんて分かるものか、と。
まぁ、いつもの事だ、地理に疎い上に、適当な方向に歩いていたのだから。
どこに出るか分からない、それもまた、楽しみの一つなのだ。
面白そうな店?楽しめそうな相手?それとも、何かの宴や催しか。
それらが見付かれば、めっけもんである。
もっとも、ここは貧民地区だ。
期待は…うん、微妙なところだろう。
■タマモ > ちなみに、少女は方向音痴ではない。
ちゃんと地図を手渡され、目的地を決めれば、辿り着ける。
結構な確率で彷徨っているのは、適当に歩いているからだ。
「ふむ…」
軽く考えるような仕草、視線を前と後ろに伸びる、続く路地へと向けた。
どちらへと進もうか…悩みどころである。
ここは意外性を考え、そこらの扉や窓に入っていっても良いかもしれない。
………いや、さすがにそれは半分嘘だが。
残り半分は…可能性の問題だ。
ここは一つ、何かに頼ろう。
空を見上げ、次に見えた鳥なりが飛んでいった方向でも良し。
耳を澄ませ、一番大きな音が聞こえた方向でも良いだろう。
それとも、普段通りに棒倒しに…考えれば、色々とある。